第4話 小数点以下の正体
国語力が皆無な者が書いたものです。
想像するのが得意な方にとってはそこまで困ることはないかと思われますが、もし読みづらかったりしたら教えていただけるとうれしいです!
そして「ここはこの言葉を使って書くといいよ!」など、ぜひ教えてください!
俺はふとアシスト機能の中に解説機能があることを思い出した。
そしてシンプルに解説機能に聞けばいいのではないかと思った俺はすぐさま解説機能を起動する。
そうして俺は解説機能に「俺にだけステータスに小数点以下が表示される理由と[運]という項目がある理由とは?」と聞いた。
すると意外にも簡単に答えが返ってきてしまった。
{主さんにあるステータスの小数点以下と[運]は関係していて、[運]の値は日によってランダムで変化し、[運]は主さんのレベルが上がった際にステータス値が増える桁を示しています。そしてステータスに小数点が表示されているのは[運]での変化をわかりやすく示すためで、[運]が10や100の時はステータスに01や001と表示されます。この[運]というのは主さんにしか存在しないので、他者に[運]のことを言うのはやめておくことを推奨します}
{そしてまた何か分からないことがあれば私に何でも聞いてください}
・・・ということらしいのだが・・・
こんなにも簡単に知って良いものだったのだろうか。
ただ転生系は無双して楽に過ごしたほうが楽しそうだし、アシスト機能があるのは俺としてはかなりありがたい。
しかしそれよりもっと重要なことを思い出した。
それはこの世界のお金がどんなものか分からないため、食料を買うことができなかったり、宿に泊まれなかったりするかもしれないということ。
さてどうしたものか・・・
「・・・また解説機能にでも聞いてみるか」
もうすでに解説機能にすぐ頼るようになりかけているのかもしれない。
すこし自分のことを心配しながら俺は聞いた。
「この世界でお金を手に入れるにはどうすればいい?そして今俺はどれくらいのお金を持っているのか?」
すぐさま、また答えが返ってきた。
{主さんの現在の所持金は前世からの13717円の価値をそのまま受け継いでいて、金硬貨1枚、銀硬貨3枚、鉄硬貨7枚、銅硬貨1枚、小硬貨7枚となっています。硬貨を手に入れるにはギルドが出している依頼をクリアして貰うものと、モンスターを倒した際に低確率でドロップする2つが主なものです}
・・・ということらしいのだが・・・
「弱い俺でもそんな依頼なんてあるのか?」
と俺がそんなことを呟くと、
{ありますよ。木の実を拾うものやスライムを倒すものなどがあります}
と解説機能をオンにしてないのに返答されてしまった。
「・・・あの、解説機能・・・さん?俺別に聞いてはないんですけど・・・」
俺がそう言うとなぜかほんのすこし怒ったような感じで、
{私は解説機能さんではなく、光見 咲菜っていうちゃんと立派な名前がありますからね}
そう言われた俺は思った。
・・・解説機能というわけではないのでは?・・・と
アニメなどではここら辺でキャラが登場すると思うし、まだ出てきていないことから、この人?がそのキャラの役割になっているのではないか?
「あの・・・咲菜さんはどのような存在で?」
俺がそう言うとまるで相当自信を持っているかのように
{まぁ簡単に言いますとこの世界の神の一人です}
と言われた。
「・・・それって本当なんですか?」
そう俺が尋ねると、
{本当ですよ、大抵のことならなんでもわかりますよ。そしてもし必要であるなら人の姿になることも可能で、他者から見えるか見えないのかなども変えられますよ}
と俺が言われると同時に咲菜さんは人の姿として目の前に現れた。
その姿は自分と同年代のように見える。
見た目はすこし落ち着いた黄色の髪で、肩まで髪は垂れており、服装は大人のような落ち着いた雰囲気のものであった。
「なぜそのような姿なのですか?」
俺はふと気になったため、聞いてみることにした。
{それはですね・・・}
そうして咲菜さんは言った。
{これは私が昔アシストしていた人間の好みの姿ですよ}
・・・と