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第3話 最弱冒険者誕生

国語力が皆無な者が書いたものです。

想像するのが得意な方にとってはそこまで困ることはないかと思われますが、もし読みづらかったりしたら教えていただけるとうれしいです!

そして「ここはこの言葉を使って書くといいよ!」など、ぜひ教えてください!

 町を歩いているといろんな人から挨拶をされる。

 時には手を振ってくれる人もいる。

 どうやらこの町の人たちは親切でとても元気そうだ。

 そんなこんなで思ったよりもすぐに冒険者ギルドに着いた。

『こんにちは』

 俺がギルドに入るとともに挨拶をされた。

『もしかして先ほどの旅人の方ですか?』

 もうギルドの方に話は伝わっていたらしい。

「はい。そうです」

『でしたら一旦こちらについて来ていただいて、能力測定を行ってもらいますね』

「わかりました」

 そうして俺がその人についていくと、

『ではこの水晶玉に触れてください』

 と言われ、目の前には水晶玉が1つ置かれていた。

 この世界は水晶玉で測定するのか・・・

 そう思いながら俺は水晶玉に触れる。

 すると俺が見ていたようなステータス画面が水晶玉の上に表示された。

『えーと、レベルは1で、攻撃が1、防御が2、速度も2、魔法は3、・・・ですね』

『旅人ならもうすこしレベルがあってもおかしくはないはずですが・・・そこは気にしないでおきますね』

 別にレベルの低さは最初から気にしてないんだが、それより違和感を感じたのは[能力値]の中の[運]がないのと、小数点以下が表示されていないことだ。

 最初に見たのが俺の見間違いだったのかと思い、設定から自分のステータスを表示するのだが、こちらにはしっかりと[運]という分類もあり、小数点以下も表示されている。

 自分以外の小数点以下は見れないのだろうか。

 もしそれがあっているならスライムの小数点以下が見えていないのや水晶玉の表示の説明がつく。

 とりあえず聞いてみることにした。

「あの、ステータスに少数点以下は表示されないんですか?」

 そう俺が言うとその人は首をかしげながら、

『ステータスに小数点以下なんて存在しないですよ?』

 その瞬間に俺の推測は外れ、さらに疑問が増えてしまった。

 となると俺が小数点以下が表示されていることを言うのはやめておいたほうがいいだろう。

『なぜあなたは急に小数点以下の話をしてきたのですか?』

 そのような質問をされ、俺はすこし動揺する。

 ・・・マズい、何も考えずに小数点以下のことを聞いたせいで誤魔化せるセリフが思いつかない・・・

 転生系でも小数点以下とかそんなピンポイントのものなんて見たことがないため、参考になるセリフすら俺が知ってる限りは存在しない。

 さらに自分のステータスなんて普通の人なら普段から見ているはずだから今更気にしている俺は怪しいだろう。

「いや実は~、旅をしていた最中でとある人に『なんでステータスに小数点以下がないんですかね?』と聞かれまして~それがすごく印象に残ってたんですよ~」

 苦し紛れに出た言い訳は第3者を作り、あたかも俺が最初に気になったわけではないというものだった。

『そうだったんですね!たしかに小数点以下がなぜないのか少しだけ不思議に思います』

『・・・でも私はそれよりあなたがレベル1の方がとても気になりますね』

 先ほど気にしないでおきますと言ってくれていたのになぜ今痛いところを掘り返してきたのだろうか。

「それはですね・・・実は俺、一度も戦闘をしたことがないんですよ」

『一度も戦闘をしたことがないんですか?旅人なら戦闘が多少なりともできないとモンスターにすぐにやられてしまうと思うのですが・・・』

「いやぁたまたまなんとかモンスターから逃げ切れたんですよ」

『速度2でですか?』

「はい・・・そう・・・です・・・よ?」

『まぁとにかくこちらをどうぞ』

 そう言われながらIDカードを渡されついでに冒険者カードも渡された。

 冒険者になるとは言ってないのだが、転生系といえば冒険者になっていることが多いし、何より楽しそうだから丁度良いともいえる。

『ランクは上の位から順にS、A、B、C、D、F、Gとなっていて、あなたは一番下のGランクからのスタートとなります』

『ランクは冒険者ギルドが出している依頼をクリアするとその難易度に応じてランクが上がることがあります』

「わかりました。ありがとうございます」

 そうして俺は冒険者ギルドを出た。

 そして俺は大きなため息をついた。

「はぁ・・・あの人と話すのはもう極力さけよう・・・」

 そうして俺は町を散策し始めるのだった。

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