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第2話 異世界の町へ

国語力が皆無な者が書いたものです。

想像するのが得意な方にとってはそこまで困ることはないかと思われますが、もし読みづらかったりしたら教えていただけるとうれしいです!

そして「ここはこの言葉を使って書くといいよ!」など、ぜひ教えてください!

 そうしてわかったことがたくさんあった。

 まず実際に手や足を動かす感覚は何も変わっていないようだ。

 そして先ほど見えた[設定]と書かれた四角形は、画面に自分のステータスやアシストなどの表示をするかしないかなどを変えられるものであった。

 さらに頭の中で考えるだけで、視界にマウスカーソルのようなものが出現し、視界上のボタン等をクリックすることができることも分かった。

 そうして一番気になっていた自分のステータス画面を見る。

 すると[能力値]というものが5つに分けられていた。

 その5つというものは、[攻撃]、[防御]、[速度]、[魔法]、[運]だ。

 そうして俺のステータス値はというと・・・

 [攻撃]1.0、[防御]2.0、[速度]2.0、[魔法]3.0、[運]0.1、と書いてあるのだが・・・

「・・・絶対俺弱いよな?」

 明らかにアニメなどである転生系よりも弱いと思われる。

「しかしなぜ俺の知っている転生系と違ってステータスに小数点以下があるのだろうか?」

 基本的に小数点以下は表示されないのが一般的だとは思うのだが、これには何か意味があるのだろうか。

 ただ、もしかするとこの世界は小数点以下まで表示されるのが普通なのかもしれない。

 そんな風に考えているとすこし離れたところにスライムが出現した。

 そしてスライムの方を見ているとスライムの上に俺のステータス表示と同じようなものが表示された。

 ただ少し違うのは・・・

「・・・このスライムのステータス表示に小数点以下がねぇ・・・」

 スライムのステータス表示には[攻撃]1、[防御]1、[速度]1、と書かれている。

 ただスライムが例外なだけで人にはあるのかもしれない。

 そう思った俺は町に行きたいなと思ったのだが・・・全くこの世界のマップなどわかるわけもなく、どちらに歩いていけばいいのかがわからない。

 その瞬間、俺はふと設定にアシスト機能があることを思い出した。

「アシストっていうんだから車のナビみたいなものがあるんじゃないか?」

 そう考えた俺はすぐさまアシスト機能をオンにした。

 アシスト機能をオンにすると視界の左上にミニマップが表示された。

 どうやら俺の勘は当たっていたらしい。

 ミニマップには行き先を指定すると案内してくれる機能があるらしく、とりあえず最も近い町に案内してもらうことにした。

 場所を指定すると視界には矢印が表示され、ミニマップには道なりが線で示された。

 さらに大体どれくらいの時間がかかるのかも表示されている。

 今最も近い町はどうやらおよそ5分ほどで着くらしい。

 しかもなにやら近くにどんなモンスターがいるのかもわかるようで、相当弱い俺でも安心して町に行けそうだ。

 そうして俺は矢印の方向に歩き出した。




 そんなこんなで数分後、俺は町の近くまで来た。

 町は壁で囲われていて、入るには門を通らなければいけないようだ。

 そうして俺が門を通ろうとすると誰かが話しかけてきた。

『勝手に入ってはいけませんよ』

『入りたいのなら冒険者カードかIDカードを見せてください』

 そう言ってきた女性はどうやらここの門番をしているようだ。

 ただここで1つ、俺には問題がある。

 それはどちらのカードも持っていないことだ。

 さらに転生系を見ている俺は冒険者カードはおそらく俺が想像しているものと同じだと思うのだが、IDカードは何1つ分からない。

 とりあえず俺が転生者ってことは隠しておいて、旅人という設定でなんとか誤魔化すことにした。

「実は俺は旅人なんですが、途中でモンスターに襲われてその時にカードを落としてしまったんですよ」

 俺がそう言うとなにやら察してくれたようで、

『そういうことでしたら、まずはこのベルテナの町の冒険者ギルドでIDカードを再発行してもらってくださいね』

「はい、わかりました。ありがとうございます」

『ではこの町を楽しんで』

 そうして門を通らせてもらった。

 転生系を見ていたおかげでなんとかなった・・・のか?

 先ほどの俺の発言はどんな人でも使えてしまうし、なぜこんなにも怪しいやつを通してくれたのだろうか。

 ただそれはもう気にしないことにした。

 そして俺は今、とてもわくわくしている。

 それはこの世界にも冒険者ギルドがあることがわかったからだ。

 なぜ冒険者カードの話の場面でわくわくしなかったのかは、その話の場面でわくわくしてしまうとこの世界の人からはおかしいと思われる可能性があるからだ。

 そんなこんなで俺はアシストの案内で今度は冒険者ギルドに案内してもらうことにするのだった。

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