北崎みつねは未来を夢見ない
――みつねちゃん、ねえ、最近なんだか冷たくない?
大好きな親友だった子が、ちょっと不安げな顔であたしにそう聞く。
――え? そんなことないよー。
あたしは、笑ってそう答えるけれど。その笑顔の裏で、こう考えている。
……あたし、どうしてこの子のこと、あんなに好きだったんだっけ?
* * *
朝6時に目を覚ます。スマホのアラームを切って、軽くシャワーを浴びて寝汗を流してから、髪を乾かして、歯を磨いて、学校の制服に袖を通す。鞄を手に、まだ学校に行くには早すぎる時間に部屋を出て、徒歩3秒もない隣の部屋へ。
合鍵を使って鍵を開け、小さな声で「おじゃまします」と言って、もう見慣れたその部屋に足を踏み入れる。カーテンの閉ざされた部屋の中、ベッドの上に小さな膨らみ。足音を忍ばせてそっと近付き、あたしはそこにあるあどけない寝顔を覗きこむ。
すやすやと静かな寝息をたてる、添島ありすの天使の寝顔。
あたしはそれを見下ろして、心の中だけで、今日もほっと息を吐く。
――ああ、良かった。あたしは今日もまだ、ありすのことを好きでいられてる。
いつものようにカーテンを開け、ありすを揺さぶり起こす。ありすが眠っていた温かいベッドに腰を下ろして、スマホを弄りながらありすが朝の支度を終えるのを待つ。
ありすの準備が終わると、今度はふたりでさらに隣の101号室へ。ありすの持っている合鍵でドアを開け、ありすがベッドへひなっちを起こしに向かう。あたしはその間に冷蔵庫を物色して、今日の朝ご飯のメニューを考える。
ありすとふたりで簡単な朝食を用意して、ようやく起きてきたひなっちと3人で朝食。眠そうで動作の鈍いひなっちを急かしながら支度をさせて、8時過ぎに3人でファーリーハイツを出て学校へ向かう。
それが、あたしの――北崎みつねの1日の始まりだ。学校が始まってから2週間、既にこのサイクルが身体に染みついてしまっている。
だからこそ、このところ夜眠るたびに、あたしは小さな不安に駆られるのだ。
――今の夢が、明日の朝には醒めてしまうのではないかと。
「みつねちゃん?」
呼びかけられ、あたしははっと我に返る。振り向くと、ありすがあたしを見上げている。
「どうしたの? わたしの顔、何かついてる?」
ありすは、ご飯粒でもついてるのかと心配そうな仕草で口元に触れる。ぶかぶかの袖口からちょこんと出た小さな手。そんな子供みたいな仕草がいちいち愛らしくて、本当に見ているだけであたしはたまらなくなってしまうのだ。
「いやー、今日もありすは可愛いなってさー」
「み、みつねちゃん、歩きにくいよぉ」
ありすの肩に抱きつくと、ありすがちょっと困ったように笑い、隣を歩くひなっちが、ほんの少し羨ましそうに口をすぼめた。あたしはその顔を見上げて、にっと笑う。
ひなっちも、あたしみたいにもっとありすにスキンシップすればいいのに。
あたしと同じぐらい、いや、あたし以上にありすのこと好きなのは見え見えなんだから。
――あたしのこの夢が終わっちゃう前に、ちゃんとはっきりさせてほしいのだ。
夢のような、この気持ち。隣の部屋に住む、小さな同級生。
添島ありすという少女のことを、好きだという今のこの気持ち――。
だけどそれは、あたしにとっては、うたかたの夢のように頼りなくて、儚いものだから。
* * *
自分で言うのも何だけど――あたしという人間は、たぶん色んな分野で、人並み以上の才能に恵まれていた。授業は教科書を一度読めばほぼ理解できたし、体育も美術も音楽も家庭科も、あたしには苦手なことなんて何ひとつなかった。運動会や球技大会では運動部員顔負けの活躍をしたし、絵でも作文でも賞を獲ったし、通知表はいつも全教科最高評価で、あたしにとってはそれが当たり前だった。
天は二物を与えずって言葉があるけど、あたしはたぶん何物にも恵まれていた。ただ、ただひとつだけ――致命的な才能の欠如を除いては。
あたしは、どんなことも長続きしない。1ヶ月かそこらで飽きてしまう。何かを続ける才能が、あたしには完全に欠如している。小学生の頃から飽きっぽい、気まぐれと周囲に言われ続けたあたしは、中学の頃には冷静に、そう自分自身を見極めていた。
何かを続ける根気が、あたしには致命的にない。
どんなことも、ちょっと囓っただけで人並み以上にできるようになるくせに、それだけで満足して飽きてしまって、それ以上を目指す意欲が、あたしにはない。
――だからあたしは、たぶん何をやっても、決して本物にはなれない。
何かを我慢してでも続ければ、持ち前の才能でそれなりのものにはなるかもしれない。でも、それ以上の一流には、あたしは絶対になれない。そのことが、自分だからこそ解ってしまう。
だってあたしは、何かを好きなままでい続けることができないのだ。
そしてそれは、人間関係も同じだった。
物心つく前から、きっとあたしはそうだったのだろう。
誰かと仲良くなると、あたしはその子に対してものすごい勢いで入れ込む。四六時中、何をするにも一緒というぐらいにべたべたとまとわりつく。その子の全部を知りたくなって知ろうとする。――そして、1ヶ月もすると、はっと我に返るのだ。
あたし、なんであの子のこと、あんなに好きだったんだろう?
そうなるともう、失った関心は戻って来ない。嫌いになったわけじゃないから、それ以降も普通に友達として付き合いは続けるけれど、四六時中一緒にいるような濃密な関係には戻らない。代わりにあたしの関心は、別の誰かへと移って、別の誰かにまとわりつきだす。そうして元の友達とは徐々に関係が薄くなって、クラス替えで縁が切れる。
小学校の頃の友達なんて、案外みんなそんなものかもしれないけど、あたしはその入れ込みようと、醒めてからの落差が極端すぎて、小学校の頃は相手を泣かせてしまったことがある。
なんで構ってくれなくなったの、と泣く、親友だった子を見ながら、あたしの心は冷え冷えとしている。自分のことながら酷いと思うけれど、どうしてもその子に数日前まで向けていたはずの気持ちは戻って来ない。どこか、虚無へ吸い込まれたみたいに消えてしまっている。
成長するにつれて、あたしはそんな自分の性格を誤魔化す術を身につけた。関心の醒めた子とも、人並みの友達づきあいを続けられるようになった。だけど、あたしの本質は親友だった子を泣かせた頃から、きっとなにひとつ変わっていない。
あたしは、どうしようもなく、薄情なのだ。
* * *
3時間目。今日の体育は卓球だった。体育館に卓球台を並べて、カコンカコンとピンポン球を打ち合う。ありすは何度やっても打った球がネットに引っかかってしまって「ううー」と呻き、あたしはひなっちとラリーを打ち合いながらそれを眺めて幸せな気分に浸る。
「あー、体育の時間のありすは輪を掛けて可愛いなあー。ねえひなっち」
「……ん」
やっぱりサイズの合ってないジャージで、わたわたと跳んだり走ったりするありすは、それだけでもう可愛いという概念の権化である。ありすの運動神経はお世辞にもいいとは言えないので、ちょっと目を離したらずべしゃと転んでしまいそうな危なっかしさがあって、見ててハラハラするところがまた可愛い。
カコンカコンカコン。ひなっちとのラリーは軽快に続く。ちょっと意地の悪いところに打ってみると、ひなっちは素早く反応してしっかり打ち返してきた。お、やるじゃん。
「ひなっち、卓球得意?」
「……球技の中では。ひとりでやるから気楽……」
「ほほーう。よーしひなっち、あたしと勝負だ! あたしも卓球だったら簡単には負けないぞ」
「いいけど……何か賭けるの?」
「ありすー、今からひなっちと勝負するから勝った方にお昼休みご褒美ちょうだい!」
「えっ、ええー? そんなこといきなり言われても……」
「なんでもいいよー。ほっぺにちゅーとかでも」
「みつね!」
「あっはっはー。よーしひなっち、5点先取一本勝負だ。サーブそっちからでいいよ」
「……」
あたしがピンポン球を投げると、受け取ったひなっちの目の色が変わった。
「……やるからには本気でいくよ」
「おっ、カモーン。ひなっちの本気を見せてもらおう!」
ありすのご褒美がかかっているから真剣勝負である。卓球台を挟んで、あたしとひなっちはマジの顔で向き合う。この勝負、負けられない! レディー、ファイッ!
で、結果。
「ありすー、あーんってやって、あーんって」
「ええー? は、恥ずかしいよ、ここ学食だよ?」
「いいからさー。勝ったあたしにご褒美ちょうだい。ほらほら」
「うう……じゃあ、みつねちゃん、あ、あーん」
「あーん。むぐむぐ……あー、幸せ」
「…………」
学食の日替わり定食のハンバーグを、ありすにあーんしてもらう。いかにも冷凍食品の安っぽいハンバーグも、それだけで天上の美味ってやつ。ほっぺに手を当てて幸せモードのあたしの隣で、敗者のひなっちが醤油ラーメン(大盛り、チャーハンつき)を啜りながらこちらをチラチラ見ている。ふふふ悔しかろう。これが勝者の特権なのだ。
あたしとひなっちの卓球5点先取一本勝負は、4対4で迎えた最後のラリーで、ひなっち渾身のスマッシュが、一瞬固まってしまったあたしのラケットにたまたま当たって跳ね返り、ギリギリでひなっち側の台の角に当たってあたしの勝利。運も実力のうちとはこのことだ。
「ふっふっふー、いいだろーひなっち」
「…………」ずぞぞ。学食のやわいラーメンがひなっちの口の中に消えていく。
「ありす、あたしもあーんしたげる」
「え、い、いいよそんな」
「いいからいいから、はい、あーん」
「うう……あ、あーん」
ありすの食べているB定食(ライス小盛り)のコロッケを切り分けてありすに差し出す。ああ、恥ずかしそうに口を開けるありすが可愛くて全世界に恒久平和が訪れる。
「……………………」ずぞぞぞぞ。
「もう、みつねちゃん……ご褒美って、こんなことでいいの? ジュースぐらいなら……」
「いやいやいや、ありすにあーんしてもらうのはジュース100本分ぐらいの価値があるよー」
「えっ1万円超え!?」
「ありすにあーんしてあげるのでさらに倍!」
「スマホ買えそうな値段になってるよ!?」
「つまり、あたしが毎日ありすにあーんしてもらえば年収700万円!」
「それ絶対理屈がおかしいよ!」
「……………………」もぐもぐもぐもぐ。チャーハンがひなっちの口に消えていく。
「ひなちゃん、どうしたの?」
「…………なんでもない」
ずぞぞぞ、とラーメンの残りを啜ってスープを飲むひなっちに、ありすが小首を傾げる。
悔しそうなひなっちの姿にほくそ笑みながら、あたしは内心でこう考えている。
――大丈夫だよひなっち。そのうちいくらでもあたし抜きでありすとイチャつけるからさ。
だから、今はあたしにありすとイチャつかせてよ。
* * *
地元の北見から札幌に出てきた理由はいくつかある。
まず、やっぱり道内で一番の都会である札幌に行きたかったということ。
学力的にも、そりゃ北見にも一応進学校はあるけど、あたしの学力だったらもっと上を目指せたし、道内で最高レベルの高校があるのはやっぱり札幌だということ。
そして――なんとなく、地元が息苦しくなってきたからだった。
曲がりなりにも10万人都市であり、道内で一番面積の広い市町村である北見で息苦しいとか言ってたら色んな方面から怒られそうだけど、それがあたしの実感だったから仕方ない。
それは結局、考えてみれば自業自得だったのだろう。好きになって入れ込んで、1ヶ月で飽きて放りだしたものが、中学3年までの15年の人生で既に溜まりに溜まっていた。そしてちょっと囓っただけの趣味であり、そして同級生との人間関係である。
中学3年間にもいろんな子を気に入って、そして1ヶ月で飽きるのを繰り返した。小学校の頃の失敗で学習したあたしは、飽きた子ともまるでそんな気配を悟らせずに付き合い続けることができたけれど――結局、それが一番しんどかったのかもしれない。
確かに好きだったのに、どうして好きだったのか思い出せない元親友たち。
あたしがもう飽きてしまっていることに気付かない元親友たち。
その笑顔が重たかった――と言ったら、この人でなし、と怒られるに違いない。軽蔑されても仕方ないと思う。
だけど、どうしてもそうなのだ。中学のときも、この子とならずっと親友でいられるんじゃないかと期待した子が何人かいた。だけどその子たちにも、ひとりの例外もなく、あたしは一ヶ月で飽きてしまった。
だからあたしは、生涯の親友なんて決して作れない。
そんな、根本的に欠陥のある人間なのだ。
だから、北見の人間関係をリセットして、札幌にやってきた。
たぶんここでも、あたしは同じことを繰り返すのだろう。だったら大学は東京なり京都なりに行って、その都度人間関係をリセットしていけばいい。たぶんあたしには、そういう生き方しかできないと思う。
そんなつもりで入居した、ファーリーハイツで。
あたしは、また凝りもせず、好きになってしまう女の子と出会ってしまった。
添島ありすという名前の、青森からやってきた小さな隣人の同級生と。
あの日、ありすがファーリーハイツに引っ越してきて、あたしの部屋を訪ねてきたとき。
もう何度も経験しているから、一目見た瞬間から、自分がこの子を好きになることが解っていた。またやってしまった、と内心で思いつつも、目の前にいる小さくて可愛い女の子に、胸がときめくのをどうしても堪えきれなくなった。
この子と仲良くなりたい。この子のことをもっと知りたい。一緒にいたい。
1ヶ月で終わる熱病だと解っていても、その気持ちを止める術をあたしは持たなかった。
そんな内心を悟らせずに仲良くなることなんて、あたしには朝飯前だった。
不誠実だと思われるだろうか。
1ヶ月で飽きることが解っていて、親友のように振る舞うことを。
あたしもひなっちみたいに、無口で怖そうに見えるような見た目で、コミュ障気味の性格だったら良かったのかもしれない。でも、あたしはこういう性格に生まれついてしまった。誰かを好きになるのを自分でどうしても制御できないし、好きになったら全力で仲良くなりたいと思って、そのために行動してしまう。
そうやってありすにまとわりついて、ありすの一挙手一投足にあたしはときめいている。
好きになることに理由はない。今のあたしの頭のパラメーターは、「添島ありすは世界一かわいい」という価値基準にセットされてしまっているから、どうしようもない。
純真無垢な笑顔も、真剣な困り顔も、拗ねたような上目遣いも、わたわたとした仕草も。
ふわふわのポニーテールも、ぶかぶかの制服からちょこんと出た手も、
40センチの身長差があるひなっちと、親子みたいに並んでいる姿さえ。
今の、熱病の中にいるあたしには、全部が全部、どうしようもないぐらい宝物なのだ。
それが、1ヶ月で色褪せてしまうのだとしても。
1ヶ月しか続かない気持ちなら、せめてその1ヶ月の間だけは、全力でありすのことを好きでいたい。――そう思うのは、傍迷惑なわがままに過ぎないだろうか?
* * *
今日も存分にありすを愛でた。夜、自室で満足して、あたしはベッドに寝転がった。
お昼休みのあーんは特に最高だった。あれだけでしばらく幸せでいられる。拗ねてたひなっちには、明日ジュースでも奢ってあげよう。
――明日、か。
あたしは、部屋の壁に掛けたカレンダーを見やる。
気が付けば、タイムリミットは徐々に近付いてきている。
もう4月も下旬。ありすと出会ってから、3週間以上が経ってしまった。
経験則からすれば、あたしが本気でありすを好きでいられるのは、せいぜいあと十日――。
ベッドの傍らに、東京のガイドブックが転がっている。
ゴールデンウィークの最後の2日。5月5日と6日の、1泊2日の東京旅行。
行き先を決められないのは、その日の自分がどんな気持ちでいるのか、あたしには決してわからないからだ。
ありすと出会ったのが4月1日。魔法が解ける1ヶ月をちょっと過ぎた5月5日に、あたしはまだ、今のようにありすを好きでいられるのだろうか?
好きでいられたらいい、と思う。せめてゴールデンウィークの終わりまでは、この魔法が続くと信じていたい。信じていたいけれど、こればっかりはその日にならないと解らないから。
もし、楽しみにした旅行当日に、魔法が解けてしまったら。
ありすを前にしての今のときめきが、幻のように消え失せてしまっていたら。
――それが怖くて、あたしはゴールデンウィークのことを考えられないのだ。
また1日が終わってしまう。そのことが怖くなる。
ありすを好きでいられる時間が、刻一刻と削り取られていく。
たまらなくなって、あたしはスマホを手に取る。ありすの番号に、電話を掛ける。
『もしもし? みつねちゃん?』
聞こえてきたありすの声に、あたしは泣きたくなるほど安堵する。
ああ、やっぱりあたしはまだ、ありすのことが好きだ。
今日も一日一緒にいたのに、声を聞くだけで、こんなにまたドキドキしている。
「ありすー、今なにしてたー?」
『ん、勉強してた。みつねちゃんは?』
「相変わらず真面目だなー。あたしはヒマを持て余してゴロゴロしてるぞよー。お邪魔しちゃったかしらー?」
『ううん、いいよ、課題もだいたい片付いたし。ていうか、すぐ隣なのに電話する意味あるかな……?』
「いーのいーの。学校で散々顔付き合わせてるんだから、たまには声だけで。ありすは声も可愛いから、ありすの声を独り占めできて耳が幸せだよー」
『ええー? もう、みつねちゃん、またそういうこと言う……』
「そういうことって、どういうことー?」
『だ、だから、わたしのことそうやっておだてて、もー』
「事実を言ってるだけなんだけどなー。ありすが可愛いことは世界の真理だよ!」
『みつねちゃん、そればっかり。みつねちゃんの方がずっと可愛いよ』
――ああ、もう。
そういうことをさらっと言われるだけで、あたしは泣きたくなってしまう。
ありすを、ずっと好きでいたいのに。
高校3年間、ずっとありすを好きでいられたら、きっとすごく幸せなのに。
怖いよ、ありす。ありすを好きじゃなくなってしまう日が来るのが――。
どうしてあたしは、誰かをずっと好きでいられないんだろう?
『……みつねちゃん?』
「ん? ああ、なんでもないよー。それでさー」
その気持ちをぎゅっと押し殺して、あたしは笑って、他愛ない雑談に話を持っていく。
喋る内容なんて何でも良かった。ありすの時間を独り占めできたら、それで。
――ゴールデンウィークが終わったら、ありすはひなっちのものになるだろうから。
ありすに飽きたあたしは、きっとごく普通の友達として、ありすとひなっちの仲良しぶりを冷やかす第三者になってしまうだろうから。
ねえ、ありす。
せめてゴールデンウィークまでは、ありすに恋をしていていいよね?




