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世界が俺を拒んだとしても  作者: オク野 トラ
ミレライル王国編
9/23

ステータス前編

※ステータスにHP、MPを追加しました。

<翔輝視点>





「召喚したってどういうことだよ!」





「落ち着いてください。まず話を聞いてください。」





「そうだ!みんなひとまずマリンの話を聞こう!





今までずっと黙っていた皇がそう叫んだ。多分王女様が綺麗なお方だったからだろう。しかもいきなり呼び捨てとは…。こいつの女好きには呆れてしまう。





「ありがとうございます。それで今このミレライル王国は"魔王"という存在に攻撃を受けているのですが、勇者の皆さんに"魔王"を倒して貰いたいのです」





何人かが『よっしゃぁぁあ!』と叫んだ。





「ちょっと待ってください、俺達は普通の人間なので"魔王"なんて倒せませんよ」





千隼ならいけるかも知れないが俺達は普通の人間なので無理だ。





「それは大丈夫です。さっき言った通り、皆さんは"勇者"なのです。世界を移動する際普通の人間では負荷がかかり死んでしまうのですが、皆さんの様な特別な耐性を持っていると逆にとてつもない力が手に入るらしいのです。なのでこの世界の人より何倍も強いのですよ。」





「で、でも…」





「良いじゃないか!神田!強い者が弱い者を守るために戦うのは当たり前じゃないか!」





俺の言葉を皇が遮ってきた。





「なあ!みんな!聞けば俺達には特別な力があるらしい!みんなでこの国を守らないか!」





「そうだ!俺達は特別な力があるんだ!魔王なんかに負けるわけがない!」





「やめとこうよぉ!死んじゃうかもしれないんだよぉ!」





「大丈夫だって特別な力があるんだから!」






皇が言った言葉に賛成する者と反対する者が言い合っている。








「おいその特別な力というのはどういう者なのだ?」







俺は聞き慣れた声が聞こえた。




_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _





本当に知らない天井だ。






ここは…地球じゃないのか?






俺が起き上がると近くにベルがあったので一回鳴らしてみた。するとドアが開き綺麗なメイドの服を着た女性が驚いた様な顔をしていた。





「医師の話じゃ一週間は寝込むと言っていたのに…」





「いや、俺は全然大丈夫だぞ?」





「そ、そのようですね。今は皆さん大広間にいらっしゃいます」





「そうか、連れていって貰えるか?」





「わかりました」





そして大広間の前に着くと扉の向こうから言い争う声が聞こえてきた。





『俺達は特別な力があるんだから!』





特別な力か…一体どういう者だろうな。





「おいその特別な力というのはどういう者なのだ?」





扉を開け俺はそう聞くと、一瞬で皆は話を止め、こっちを見た。すると一人がこっちへ走ってきた。





「千隼ぁぁぁあ!」





翔が振り返りながら俺の方へ走ってきた。





「おう、昨日ぶり」





「あ、あの方は昨日の…」


「千隼くん大丈夫だったのね!」


「神楽ぁ昨日はありがとよぉ」


「よかったぁ…よかったよぉ…」




等と様々な声が聞こえたが、親友との再開を楽しんだ。





「心配させんなよ…」





「悪かった悪かった」





「もう傷は大丈夫なのか?」





「あぁほとんど治ったぞ。すげぇなこの()()って奴」





「え?魔法?」





「それを今から話しますから!」





俺達が話していたら王女様がそう言った。





「あぁよく説明してくれ」





「わかりました!では皆さんここに一列に並んでください」





王女?の様な奴が複数の何かの像の前に並べと言ったので俺達は並んだ。先頭は皇だったが偶然じゃないきがする。





「今から皆さんにはこの主神ルバンテス様の像に"ステータス"を与えて貰いたいと思います。この像には《鑑定》の能力があるので手をかざした者の能力を鑑定してくれるのです。」





ほほぅ主神か…





「それでは皇様、像に手をかざして下さい」





「わかった」





皇が手をかざすと薄い光が像から出て、皇の中に溶け込んでいった。





「完全に溶け込んだら、ステータスと言うか念じるかで自分のステータスを見ることができます。他の人に見せるときは、ステータス可視と念じれば、他の人にも見えるようになります。あとで皆さんのステータスは見さして貰いますね。」





そして次々と鑑定が終わっていき遂に俺の番がきた。





像に手をかざすと光がでて俺の中に入ってきた。なんか暖かいものが浸透してくる感じがする。





『ステータス』そう念じると数字や文字が一杯並んでいる表の様なものが出てきた。





俺のステータスはこれだ。





 神楽千隼


年齢 17

性別 男

種族 ERROR

職業 ERROR

Lv  ーーー


HP ーーー/ーーー

MP ーーー/ーーー


STR ーーー

DEX ーーー

VIT ーーー

AGI ーーー

INT ーーー

MMD ーーー


《スキル》

 言語理解。ーーー

《ユニーク》

 ーーー

《剣技》

 ーーー

《魔法》

 ーーー

《称号》

神の神。偉大なる何者か(サムシンググレート)。不死身。




これは…ダメだな…。




さっき記憶と一緒に全て戻ってきたようだ。てか、俺こんな感じだったんだ…。





「この世界ではギルドという協会の冒険者という職業がありまして、常人より強い人がなるのですが、E級が平均100~200程度、D級が200~500、C級が500~2000、だいたいここに騎士団や宮廷魔術師が入ります。そしてB級ここら辺から化け物クラスに強くなり、上位ハンターとも呼ばれますね。2000~50000、これの上位らへんに隊長各が入りますね。次にA級5000~10000以上ですね。ここに近衛騎士が入ります。次にS級これはギルドの人口の0.002%程しかいないと言われています。だいたい10万をやっと超えた辺りでS級最弱と言われています。ここに我らが最強の団長達が入りますね。最後にSS級やEX級など色々言われていますが、過去に二人、現在三人います。過去の二人は勇者様と賢者様ですね、そして現在の三人は一人目がギルド総長、二人目がアルカトラ帝国の皇太子、最後が人類最強と言う二つ名がつく史上最強の人間、名前も出身も何処にいるかも全て分からないけど、私達は彼をこう呼びます。スプレマシィと。」





「ス、スプレマシィか会ってみたいな…」





「やめとけ死ぬぞ翔」





「あ、あのぉガントラス王国の天空の搭の前にスプレマシィが天龍を()()()()()時に使ったとされる、〈神剣イプシブ〉が突き刺さってますよ。その剣は何故か人を強くすると言われていますので旅にでたさいに行かれてみては?」





「「「おぉ!」」」






全員がどよめいた。





「まあそれはさておき皆様方のステータスを確認さして貰いますね」





んーこのステータスどうしようか…




ステータス…悩んだ挙げ句この形に決まりました。

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