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プロローグ1


『先週から続く連続通り魔事件ですが、今だに犯人は見つかっておらず、現在逃走中との情報が入っております。傷口から見て犯人は刀による犯行とのことです。近隣の住民の皆さんは、夜間などは外出を控え、学校などでは集団下校などすることを警察などが推奨しています。』



朝のニュース番組の女性アナウンサーの声が聞こえた。




「最近いろいろと物騒ねぇ」




俺の母はそういった。




「行ってきます」




俺はそう言い家を出た。



_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _




俺はちゃんと歩いて登校したことは小学生の頃から一度もない。だいたいが足を動かして見せるだけで実際は少しだけ()()()()()。こっちの方が速いし疲れないのだ。


俺の名前は神楽千隼(かぐらちはや)という。神楽という変わった名前だけど小学生から中学生の間とかは『かっこいい名前だね』と言われた。やっぱ名前がかっこいいって言われるって嬉しいね。



登校中に後ろから二人、接近してくる。気づかれていないと思っているようだが全然わかる。ここはちゃんと驚いてやろう。




「わぁ!!」




「おぉびっくりした。いやー驚いた。」




「何その棒読みの感情がこもってないびっくりの仕方」




「毎回失敗するなー君何かしてるかな?」




「いや、びっくりしたんだよ?ほんとだよ?多分」




「はいはい。もういいです。」




おかしいちゃんと驚いたふりをしたはずなのに、コツは少し肩をビクっとさせることだ。



この二人とは中学生からの付き合いだ。


「何その…」と言ってる気が強い方が大橋也菜(おおはしせな)という、陸上部のエースだ。最高タイムは11.34と全国に行っているらしい。俺には速いかはわからない。


感づいてやがる方おっとり系女子らしい前田夏希(まえだなつき)というバスケ部のキャプテンだ。俺もどうやってこんなのがキャプテンになれたのだ?っと思ってバスケ部の人に聞くと、『コートに入ると性格が変わる』と言われた。今度見てみたいものだ。




「あれ?また翔いないんだね」




「あいつ生徒会だからだろ」




「そか」




十五分ほど歩き、学校についた。


俺はなぜか学校に入ると能力が使えないくなる。


中学生を少し過ぎた頃からなぜか超能力のような力が使えた。でも、その頃から、そういう系の漫画やラノベなどを読み漁っていたため、誰にも言うことはなかった。


ん?中二病だって?なにそれ美味しいの?



そんなこと考えてると後ろから声がかかった。




「よぉ遅かったな」




振り向くと身長185cmくらいのさわやか系イケメンがいた。朝は太陽がこいつの見方をして輝いている。これがイケメンと凡人?キモメン?の差だと、毎日痛感する。車に顔の表面だけ引かれればいいのに。車の免許とったらやってやりたいものだ。



「おいこら、お前なんかひどいこと考えただろ。背筋がゾッとしたぞ。」



こいつの名前は神田翔輝(かんだしょうき)小五の時に転校してきてそれからの仲だ。一応親友…。

まあ、こいつはこの学校でとてもモテている整った顔のさわやか系イケメンがモテないはずがない。まあ俺が知る限りとてもモテるやつはこいつか同じクラスのあいつくらいだ。こいつはバスケ部のキャプテン兼エース的な立場で相当人望が厚く頭も良いので生徒会選挙で副会長になった。応募用紙は俺が無理矢理入れた。




「なんのこと?俺にはわからないな」




「そうですかい」




「あ、翔おはよー」




「翔君おはようございます」




「おう、おはよう」




いつもどうりに挨拶をかわし、教室に向かっている途中に何人かの女子が話していた

そのなかの一人と目が合いすぐ反らした。




「ん?どーした?」




「いや、別に」




彼女の名前は矢野未来(やのみく)。この高校でトップを争う美少女…と俺は思っている。也菜や夏希もとてもモテているが俺はあまり何とも思わなかった。


一~二ヶ月ほど前に俺は矢野に告る…というよりずっと前から好きだったということを言った。小三の頃からずっと好きだった思いを伝えたんだ。まあ、矢野は好きじゃないだろうなと思っていたので、好きな人を聞いてみたら『奏斗と付き合ってるんだ』と言われ『彼氏がいるから他の男子とあんまり話したくない、ごめんね』とも言われてしまった。流石の俺でも二日は立ち直れなかった。だからそれからずっと話しておらず、とても気まずいのだ。




俺達四人は同じクラスだ。多分他の奴らにも俺達は仲良し四人組と思われていることだろう。




「結構ギリギリでついたな、これは也菜のせいだ。多分」




後頭部を貫通するような目線が飛んできた…。




「いや、やっぱこれは翔のせいだ」




お、笑顔になった。これでよし。




「何で俺なんだよ」




「イケメンだから」




「いやいやそれはお前だr…」




「おはよう!大橋さん!前田さん!」




翔が何か言いかけたが話を遮られてしまった。


俺は嫌いな人がほぼいない、でも嫌いな人は相当嫌いなタイプだ。そのなかでもぶっちぎりでトップな奴がこいつ。皇聖義(すめらぎせいぎ)だ。まずアイドル系のイケメンに名前の通り正義感が半端ない。そして重度の女好きだ。だからいつも近くに美少女のジャンルに入るであろう女子が5~6人いる。そしてそこに也菜と夏希も入れようとしている。どっちかが好きなのだろう。それでなぜか俺を敵視していて何かと邪魔をしてくる。だからこいつが無関心レベルで嫌いだ。




「お、おはよう」




「皇君おはようございます」




なんか皇の鼻の下がとても伸びている。也菜が結構引いているので助けとこう。俺はとても良い笑顔を作ると。




「皇君おはよう!良い天気だね!それじゃ!」




と言い4人で立ち去ろうとした。なぜか周りで見ていた女子が何人か倒れた。大丈夫だろうか。




「どこに行くきだい?」




「廊下かなー」




「教室でみんなで話そう!」




「いや、いいよ。じゃ!」




「じゃぁせめて大橋さん達だけでm…」




「あ、先生来たよ。早く座ったら?」




と、翔が言ってくれたナイス!




こっちを少し睨みながら皇は席についた。






「じゃあHRを始める」



ここまではいつもとほとんど変わらなかった。



「最近この辺りで連続通り魔事件が多発している」



俺達は皆これからもいつも通りの授業が始まり、



「皆くれぐれも帰り道や夜間など気をつけて行動するように」



学校が終わると家に帰ると、誰もがそう思っていた。



「えぇじゃあ解さn…」



『パリィィィィン』



酷い音が教室に響いた。

今回から遂に本編!

とてもひどい文章ですがなにとぞ暖かい目で見てやってください。

さて、最後に鳴った音の正体とは一体何なのか、異世界転移はいつするのか、

タグ詐欺にはならないように頑張ります!

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