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3人は店を出て車に乗り込んだ。
おそらくアンドロイド生産の基地、ロベス中心部の科学アカデミーへ向かった。
「お腹も膨れたし、あとは蹴散らかすだけね」ゼロは陽気になっていた。
「ああ、この旅もそろそろ終着点だ」ヨシキは眉間に皺を寄せてハンドルを握っていた。
「俺はこの戦いが終わったら故郷に帰って、まずは盛大に飲み会がしたいぜ」ジャックは武器を磨いていた。
中心部まではスムーズに行けた。アンドロイドはそこらにいたが、特に攻撃してくるわけでもなかった。
3人の車は科学アカデミーから少し離れたビルの横に止まった。
「ここから歩いて向かう。おそらく警備兵が居るだろうから警戒しておけ」ヨシキが言った。
3人は車のトランクから武器を取り出し、装備を整えた。




