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翌朝3人は町長に旅に出ることを告げて町を後にした。
空は雲一つない晴天。
ヨシキとゼロはバイクに跨った。ジャックは自分のバイクに一人で乗った。
「この町より北に氷の国がある。そこへ向かおう」ヨシキは二人に言った。
「女王に会うのか?」ジャックは言った。
「そうね、一応伝えておいた方がいいわ」ゼロは言った。
3人はバイクを走らせた。
途中峠を越えるがバイクは雪道も平気に走れる仕様だ。
1時間弱走らせて氷の国の城が見えて来た。
「ここは奴らに荒らされてないようだな」ジャックはヨシキに大声で言った。
「ああ、何よりだ」ヨシキは答えた。
門が見えて来た。門の前には守衛が二人立ってる。
一人の守衛の前にバイクを止め、ヨシキは言った。
「女王に会いたい、中へ入れてくれ」
「女王に会いたい?お前らみたいな奴が何の用事だ」守衛は言った。
「お前らって失礼ね。ヨシキを知らないなんて」ゼロは守衛に怒った。
「ヨシキ?あの王様のか?そんなみてくれで信用しろってか?ははは、ダメダメ。帰れ」守衛は3人に向けて持っていた槍を振り回した。
「仕方ない」ヨシキは二人に耳打ちして門の前を離れた。




