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楽園への聖戦

父に連れられて旅館へと転移した俺は生徒手帳を確認し、クレアさんの名前がなくなっていることに言い表せない不快な感情を抱えたまま、部屋の襖を開ける。


「きゃあー! わーい!!」


その先には畳の上を転がるロゼさんの姿。

転がっていたロゼさんと俺の目が合う。

気まずい空気が流れる。


「………何やってるんですか、ロゼさん?」


「ノ、ノックくらいはしてほしかったかな。」


顔を羞恥に染めてしどろもどろに取り繕うとするロゼさんに苦笑いしつつ、俺は部屋に入った。


「まさかロゼさんがこんな事をするとは。」


「いいじゃない!………マコト君が楽しそうに転がってるのを見て我慢できなかったんだもん。」


もんって………もんって!

顔を背けて恥ずかしそうにする彼女が俺の心臓へ多大なダメージを与える。


「そ、そういえばリリムさんは?」


「リリムならさっき入れ替わりで部屋を出て行ったわよ。」


そうかリリムさんに色々と話したい事があったんだけどな。

編入生の事とか………俺の中にいるもう1人の事とか。


「失礼します。あっ、会長にカラスマさん。ちょうど良かった。」


後ろの襖が開き、生徒会副会長のジャッジが顔をのぞかせる。

その顔は強張り、問題が発生した事を如実に表していた。


「………問題発生です。」


「入りなさい、ジャッジ。話を聞くわ。」


俺とロゼさんは不安を抱きながら彼を部屋に招き入れた。







すっかり日が沈み、火山の方角から漏れる熱が夜空を僅かに赤く染める。


そんな中でも部屋に灯を付けずに話し合う者たちがいた。


「分かっているな?この機を逃せばもう二度来ない。」


「分かってる、俺たちがどれだけこの日のために綿密な計画を立ててきたと思っているんだ。」


「隊長、同士は数十名になります。こちらが部隊の編成表に。」


「ご苦労。中々良いじゃねえか。だが失敗は許されない。最後まで油断するなよ。」


三人組は万が一の事すらないように常に最悪の予想をしながら計画に穴がないかを確認していく。


「よしこれでいいだろう………作戦開始日時はーー」



「貴方達そこを動くなぁ!!」



襖を勢いよく開けられ、灯がともされた部屋内から彼らは手際よく窓から逃げ出そうとする………が!


「えいっ」


「隊長!窓に氷が張り付いて外に出られません!」


「何だと!?くっ!無詠唱魔法の使い手がぁ!!」


ロゼさんによる無詠唱混合魔法によって脱出口を塞がれた男三人。


出入り口は俺とジャッジが塞いでいるため、もう逃げ場はない。


「一体何のようだ?」


「僕達は何もしてないよ?」


「そうだそうだ。」


「一目散に窓から逃げ出そうとした奴らが何言ってるんだ?」


逃げ出す事を諦めて誤魔化しにかかる男達の意見をばっさり切り捨ててロゼさんに視線を送る。


「貴方達はこの旅館の設計図を借り、ある事をしようとしていたわね………そう!貴方達には覗きの容疑がかかっているわ!エルデ君!イワン君!そして生徒会庶務のギル君!」


「何だと!コラァ!」


「僕達は未遂だぞ!」


「未遂でもアウトだろ。」


「そもそもなんで自分達に疑いをかけるんだ!」


そう、問題というのは学園の男子生徒達による集団覗きである。

さっきロゼさんに渡された計画表を見たところご飯を食べてから風呂なのだが、そこで覗きをするとリークが入ったのだ。


「証拠はこれよ!」


「こ、これは俺が生成した、『羽虫型写生』じゃねえか!なんで全部粉々に!?」


「よくここまでバラバラにされてて把握できるな……」


ガルディさんの能力『創造』はクレアさんの『作成』のように材料から作り上げるのではなく、常識の範囲内なら無から有を作り出す事が出来る。


虫でも動物でもリアルな人形でも自在に作れるらしい。


因みに『想像』の能力持ちもいるようでそちらは物理法則完全無視かつ自在に自由に作れるとのこと。


具体的にはアニメとかに出てくる聖剣とか魔剣とか。


「誰だぁ!こんなひでえ真似しやがったのはぁ!」


「ガルディさんよ。」


「あんの野郎ぅぅぅぅぅぅ!!」


さて話を戻そう、虫の目が捉えたものを別の虫が紙に正確に描くことのできる創造物を破壊されて思わず崩れ落ちたエルデは悲痛な叫びを挙げる。


「てな訳で貴方達にはお仕置きとして、皆さんお願いします!」


すると部屋に入って来たのは見たことない、というか見たくなかった道具を持った女性たち。


「だ・ん・な・さ・ま?」


「待てガルディ!その手に持ってる拷問器具は何!?」


「イワン様?私の体じゃ満足出来ないのですか?」


「待つんだ、アルル。落ち着いて緩めた浴衣の帯を締め直すんだ。」


「なーんでギル君はエッチな方向にしか頭が動かないのかなぁ?」


「シエル!?」


俺のファン筆頭でありながら時折、W・S印のお菓子を差し入れてくれるシエルのパートナーがようやく判明した。


ギルと呼ばれた少年はまばゆいばかりの黄色の髪に利発そうな赤の目、少し牙らしきものが見えていることから獣人かもしれない。

そんな彼は迫るシエルから目をそらしている。


「さてと私達はそろそろ宴会会場に行きましょうか。」


「ですね。いや〜楽しみだなあ!どんなのが出るんだろ!」


「待って!見捨てないでっ!今から起きる悲劇を食い止めて!」


鶏の首を絞めたような悲痛な叫びを襖をそっと閉じて遮断し、俺たちは宴会会場へと足を運ぶ。


「やっ………待って!むりぃ!そ、そんなの………やあぁぁぁぁァァァァ!!」







「で?魔眼は回収した?」


「逆に寄越せと言われたのでクレアさんの作戦に移行したんで回収してないです。」


「面倒ね…」


宴会会場は長机を三列に並べて畳の上に座布団を敷く和風式の中央部分にて俺とリリムさん、そして話がよくわかっていないロゼさんが鍋を囲んで話し合っていた。


「魔眼ってアルフレッドにあったものでしょ?それがそのイグニス?って言う人にも宿ってるの?」


「あまり大きな声で言えないから、内密に。ロゼ。」


鍋から立ち昇る湯気に曇った魔眼殺しの眼鏡を外して側に置く。


「魔眼殺し外して大丈夫なんですか?」


「これがなくても制御はできる。付けてる理由は多数の魔眼を宿す以上、万が一の暴走を防ぐのと」


白菜、えのき、ネギ、その上に何かの白身魚がくつくつと音を立てて煮込まれている鍋から大きな魚の部分を彼女は蓮華で掬う。


「父が私にくれた最期の贈り物だから。」


熱いのが苦手なのかふぅーっと息を吹きかけて冷ましながら食べるリリムさんから語られた話の重さに天ぷら擬き(もちろん、これも母が伝えたもの)への箸が止まる。


俺の隣に座っていたロゼさんも魚の出汁がきいている和風スープ(おそらく母が作った味噌汁がもと)を飲むのをやめた。


「どうしたの?別に気にしなくていい」


「もうお腹がいっぱいで………」


「嘘、さっきまで白米を掻き込んでいた。」


ちらっと半分以上減っている茶碗を見てさっきまでの俺に舌打ちをする。


だって仕方ないじゃん!久しぶりの白米だよ!?

こんな熱い地帯に白米がある事に驚きだけど欲求には逆らえないじゃん!


こんな時だけ地球と世界が近くて良かったわ〜食に関しては割と食いなれたものを食えるからだ。


よーし現実から目を背けるのはやめよう。

おっとロゼさんが俺の裾を引っ張ってる。


「マコト君、これからちょっと生徒会で飲むから少し離れるけど無茶しないでね?」


「大丈夫です!」


「私が見とくからいい。」


「ありがとう!リリム!じゃあお願い!」


ロゼさんを見送り、リリムさんに差し出された酒精を注いでもらう。


「何か話、あるんでしょ?」


「よく分かりますね…」


「伊達に他人の顔色見ながら生きてきてない。」


「リリムさんってさらっと辛い体験談混ぜますよね。」


だが相談するにはいい機会だ。

酒も入って周りが騒ぎ出してるからこんな話なんて誰も聞きはしないだろう。


俺は話した。自分の中にいる男について。

リリムさんは黙って果実酒を飲みながら話を聞いてくれた。


「って訳なんすけど………」


「そう………」


リリムさんは残った天ぷらを口に入れて果実酒で飲み込む。


「心配しなくていい。彼は私に言った。魔眼を集め切ったらまた会うと。つまり魔眼が全て揃うまで彼は貴方の体に手を出さないはず。」


「だけどもし出てきたりしたらーー」


「その時はーー私が止める。」


その眼は小さなのが体に似合わないほど達観していてとても頼りになると信じられると心の底からそう思った。


「お願いします。リリムさん。」


「任せて、頼りにしなさい。」


ロゼさんにクレアさんにリリムさん。

どうも俺は年上の強い女性に弱いようだ。







「で?さっきまでリリムさんと帰って来たロゼさんと酒を飲んでた筈なのに何で俺はお前とこんなとこに立ってるんだ?」


「言ってやがれ、こっちの台詞でもあるんだからよォ。」


今、俺は板張りの廊下にクレアさんの弟子を隣に立たせてまるで門番、いや今から起きる騒動のストッパー係に任命されている。


「まさか、エルデの野郎が諦めねえとはなあ。」


「テメェのとこの王子は下半身に脳でもあんのかよォ?」


「それは違う!と強く言えないのが悩みどころだよなぁ。」


そうエルデ率いるフリークラスと下位クラスの男子たちが覗きのために特攻を仕掛けてきたのだ。


今は女風呂の時間、そんな中でSクラスの男女はそこに向かう道に絶対に超えられない壁として立ちはだかっている。


すでにこの旅館は先生方による結界のおかげで旅館に傷はつかないが代わりに警備が出来なくなったために俺たちが駆り出された。


なお、互いに心武器の使用は禁止の誓約が結界にかかっているようで生身の肉体と魔法だけでどうにかしなくてはいけないらしい。


「テメェ………クレアさんの特訓耐えたらしいが何日分だァ?テメェの動きを見た限り、1週間分じゃねえだろォ?」


「クレアさんが言うには半年分。それ以上は種族の壁のせいで体が耐えきれないらしい。でもまぁ人間にしては最高クラスまで育ったって太鼓判押してくれたよ。」


一万時間の法則無視は俺に力を与えてくれたが正直もう二度とやりたくない。


あれ、経験と一緒に疲労、苦痛が一気に来るから何度死にかけたか。


『え~、館内放送、館内放送。D、E、Fクラスが覗きをするために全力疾走している模様。総員持ち場に当たるようにー』


だるそうな父の言葉が結界を通じて耳に入る。

やってられない気持ちはわかるがもうちょい隠すとかしてほしい。


「じゃあ競争しようぜェ………負けた方は相手に何かやらせるって事で。」


「良いぜ?あの時の俺と舐めてたら痛い目、みるぞ?」


あいつは俺から離れるように階段から降りて来る奴らを向かうために上へあがり、俺は女風呂に向かう曲がり角の壁に寄りかかった。


さて、油断せずにいきますかね。







「非常に面倒ですわ、どうして高貴なわたくしがこのような事をしなくてはいけないのでしょう。」


「ですから女王様はそちらで寛ぎを。ここは自分にお任せ下さい。」


「くそっ!なんだこれ!十字架!?」


「気をつけろ!この十字架!時間ごとに分断する場所が変わってやがる!」


壁や床に飾られた十字架、これはヘクセレイの神官、神父、シスターだけが持てるアーティファクトだ。


アーティファクトの説明!

魔力を与えると一定の効果を示す道具だ、以上!


この十字架は十字架同士で結界を張る事ができ、シルビアはそれを用いてマックスが相手できる人数だけを区切って戦わせているのだ。


「迂回しろ!こんな変態に付き合う必要はない!」


「変態とは失礼だな。僕は紳士だ!」


「股間をお盆一枚で隠してるやつなんて紳士とは呼ばないよ!」


エルデが事前に作っていたエルデ人形一号を残してギルは他の所に向かったイワンやエルデ達と合流しようとするために道を引き返していく。


「逃がしません!」


「チッ!こいつ巧みなお盆さばきで大事な部分を隠してやがる!」


「なのに強え!片手なのに止められねえ!これが英雄の子供か!」


無駄に洗練された無駄の無い無駄な裸芸を時折見せながら迫るマックス。


「行けえ!エルデ人形一号!」


ギルの声と同時にエルデ人形が弾けて巨大な粘着網がマックスを捕らえた。


「今だ!全力で逃げろぉ!すぐに破って追いかけて来るぞ!」








「走れえ!いくらかけてもいい!だれか1人だけでも辿り着き、『眼鏡型写生』にその光景を写せぇぇぇぇ!!」


「ぎゃあああああああああああ!?」


「なんだ!報告ーー」


そこでエルデは見た。

数多の色とりどりの魔力の塊を宙に浮かせて腕を組み、仁王立ちする白髪鬼。

その側で眼鏡を外した小さな悪魔。


「ろ、ロゼ?リ、リリム?」


「ここは任せた!!お前ら、勧めえ!!」


「待って!!?」


すぐさまエルデを切り捨てて前に進もうとした男達へ向けて突風が吹き荒れる。


「行かせるわけないでしょ、馬鹿っ」


「ぐっ……」


「……エルデ、どうにかしてくれ」


「ロゼ……通してくれ」


エルデは両手を上げて語り始める。

自分たちの目的を。


「その先には俺達の楽園があるんだ。男ならいつか必ず行きたい場所…男ならいつか必ず目指さなければ行けない場所、男ならいつか必ず幻想を抱く場所。そこへの道をお前は塞いでるんだ……ロゼ!お前はそんな奴だったのか!?俺達の希望を踏みにじるような奴なのか!?頼む……ロゼ」


「そ、それは………」


ロゼがぐらつく。仮にも親族、信じてあげたい気持ちがあるのだろう。

おそらくロゼだけだったらここを通していたかもしれない。


「貴方……その楽園の名を言ってみなさい」


「女子風呂」


「貴方……なんかすごいわね……」


だがリリムがいる。

リリムは凍てつくような氷のごとき視線で彼らを後退させる。


「クソ。このリリムつー壁をどうにかしねぇと」


「なんて壁だ……」


「あぁ、絶壁だぜ……!」


「ぶっ殺すわよ」


魔力省エネモードとはいえ割と気に入っている体型の胸辺りを凝視された上に馬鹿にされたせいで声にどす黒い殺意が乗る。


「エルデ君!考え直しなさい!」


「こんな壁よりやはりあっちの山を越えるか!」


「絶対殺す。」


指先を齧り、滴る血で体へと文字を書き、闇が彼女の体を覆ったかと思うと空色のドレスに身を包んだ悪魔が生まれた。


「ひっ……」


「ロゼ、ここで仕留める。」


「ええ、彼はここで絶対に止めなきゃ!」


じりじりと近寄る2人にエルデは下がるが同志達はエルデの背中を押して下がらせない。


「逃げろ、エルデ!!俺もあとから追いつく!!ここは俺が指揮をとる!」


しかしそこにギルが合流した。


「で、でも!!」


「いいから行くんだ!!お前は俺達の希望なんだよ!!」


「ギ、ギル……」


「……へへ。これが俺の本来の仕事だからな」


「お前ら!エルデを全力で擁護しろ!!」


その言葉に熱く団結する男たちは揃って壁を作り、無詠唱で魔力の底が見えないロゼの魔法を耐え抜く。


「行くしか………ないっ!!」


エルデは彼女達の脇をすり抜けて楽園へと向かう。







「はぁ……はぁ……」


「クッ……」


「その程度じゃあ俺には勝てねえぞォ?」


階段に立ちはだかるはフェルム、ライアの2人。

それに立ち向かうはイワンとその仲間たちだ。


ライアはイワン達の足掻きを書いているだけのようだ。


「イワン!」


「エルデか!!よし………エルデ人形二号、三号!炸裂!」


後ろから走って来るエルデに気づいた彼は従えていたエルデ人形をフェルムへ向けて突撃させる。

それを的確に破壊しようとしたフェルムであるが拳を突き出した瞬間、人形に減り込み、固定された。


「エルデ!この道を進め!!道が僕達が開ける!!」


イワン達男勢が階段をフェルムとともに転がり落ちる。

エルデは犠牲になった彼らのためにも走り続ける。







――どれくらい走っただろうか。ロゼ、リリムという最大の『壁』をギル達がせき止め、イワンがフェルムと戦った。


そしてかつてのライバル同士が俺のためだけに協力した。


「だからーーそこをどけ。マコト。」


「断る。罪を犯そうとするお前を止めるのが俺の役目だ。」


対峙するは親友。

そして英雄の息子。


だがエルデは進む。


「ここで!俺は!!前に進まなきゃいけないんだ!たくさんの夢を、希望を背負っているんだ」


「正気かよ、ガルディさんの体で満足しとけって」


止まれない。

ここは違う。これは違う。

ここはまだ目指すべき場所ではないからだ。


ならば例え心が折れようともーー


「だから!ここで!進まなきゃいけないんだよォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


ーー歩みを止める訳には行かないのだ。


雄叫びとともに大砲のような一撃、お手本並みの綺麗なボディブローが空気を震わせる。


「クレアさんのに比べたら屁でもねえ!」


その拳を手のひらで受け止め、返しの肘をエルデ左腕で止めた。


「まだまだぁ!」


マコトの浮かび上がる膝蹴り、そこから伸びるハイキックも左右に頭を振ってかわし、左フックをマコトのこめかみに叩きつける。


たたらを踏んだマコトの溝へ一撃、足を踏みつけ、踵で膝を曲げさせ、落ちてきた頭へ向けて左肘が直撃。


しかしマコトも負けていない。

股間を蹴り上げ、苦悶に漏らした声ごと肘を絡めて脇腹へ拳を抉りこみ、一瞬、力が抜けたのを見て足を絡めて地面に倒し、腕を固定する。


エルデは足に噛み付き、拘束が緩んだ隙をついて立ち上がる。

釣られて立ち上がったマコトだが迫るエルデに何もしない。


「もらったぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァ!!」





『校内放送、校内放送。女子の入浴時間終了だ。諦めろー』





無情なタイムアップの声とともに渾身の拳の勢いごと背負い投げされ、地面に押し付けられた。


「あ……あぁぁぁあああああああああああああああ…………」


「残念でした。ゲームオーバーだ。」


その晩、彼らは朝まで先生たちと筋トレなどの暑苦しい訓練を行っていた。


こんな感じで波乱にまみれた新歓旅行1日目は幕を下ろす。

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