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傷ついた先

「ッ」


「っ」


 2度目の激突は、勇の左フックと俺の右ストレート。


 拳と拳がぶつかり合い、次の瞬間、勇の指の付け根の皮が剥げ、指の股から血が弾ける。


 そもそも肉体が違う。いくら鍛えていようとも肉体の強度で種族の壁は超えられない。


 指先に感じる火傷にも似た痛苦が勇を襲い、出血による目眩に浮かされ右目を押さえる。


 そこで俺は鍛え上げられた筋肉から勇の脇腹を蹴り出し、


「ッッ!!」


「多少喧嘩慣れしてるみたいだけどな……まだ練度が低い!」


 立ち上がり、曲がりかけた鼻の穴に指を突っ込み鼻息を飛ばすようにして溜まった鼻血を噴き出して、渇いた口呼吸から取り戻した酸素を味わわせる間も無く


「こちとら今まで転生者と渡り合うために鍛えてきたんだよ!!」


 眩む世界から帰って来ない勇の頭をサッカーボールに見立てたようにボレーシュートのように蹴り飛ばし、再び勇が地面に転がされる。


 ただの魔族の肉体は人体を弾け飛ばせるほどの威力こそないが、人を蹴り殺すには十分な破壊力はある。


「うごっ……」


「まったくおかしいよな…こんだけやってんのに、勝てない相手だっているんだからよ!!」


 呼吸を整えた俺が走り出す。転がされた勇はまな板の鯉も同じだった。

 俺は助走をつけ、サッカーのような動きから勇を蹴り上げんと――


「ああ……」


「!!?」


「全くだよ、お前らみたいなのと渡り合うためにアスリート並みの肉体を作ったのに、誰も褒めてはくれないんだからな!!」


 うずくまる勇が、倒れ込んだ際に握り締めた手のひら大の石の破片を俺、目掛けて投げつけた。

 それに一瞬、俺が判断し、怯む事なく直走から逸れた形で避けると


「こんだけすげえ力持ってんのに……!!」


 投げた瓦礫より一回り小さい破片を握り込みながら勇は既に立ち直っていた。

 走り込んで来る俺に目掛け、握り締めた破片が割れるほど強く固めた右拳が


「なんで誰も認めねえんだよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」


「……っは!!」


 勇の鳩尾をそのまま背骨ごとぶち破るような渾身のかち上げ。咄嗟に差し出した掌を伝って胃の内容物が、全て口から噴き出しそうになる。


 そんな俺を――勇は充血した右目で見下ろした。


「……何でだ?」


 勇の呻く呼吸、悶え苦しむ表情、強く握る拳。

 大地に根を張ったような体幹の強さを発揮する勇を見ながら、俺は叫ぶ。


「何でお前はそれだけの力があるのに、誰かの意思を継ぐ信念もあるのに、どうしてこんな事をしてるんだ!? 」


「――依頼だよ!!」


 勇が蹴り上げた泥が俺の顔にぶつけられ、目が塞がった。 そこで勇は右膝を突き、左足で立ち、振り向き様で振るった警棒の横薙ぎが俺の顔面を打ち据えた。


「……ッッ!!」


「旦那は死んだ!代わりに俺がアイツらまとめなきゃならねえんだ!!“奴ら”に取り入るしか俺に道はねえ!!」


 蹈鞴を踏んだ俺の腹部に靴底から叩き込むような前蹴りが放たれ、身体がコの字に曲がるほどの衝撃が襲う。


 しかし勇は手を緩めない。攻撃を休めない。目を切らない。


「どうやら石はもうなくても良いみたいだが、逃げちまえば、奴らに殺されるかもしれねえ……!! なら、お前らの誰かを1人くらい殺しておけば………テメェの女とかな!」


 その言葉に――


「もう一度……言ってみろお前えぇェェェェェ!!」


 闇夜を切り裂く稲光と共に目を見開いた俺の眼差しが


「――――!?」


 勇の顎目掛けて下からかち上げるような音と共に石頭で打ち抜いた。




 *




『――私に、人の親になる資格なんてないわ』


 燦々と降り注ぐ陽射しの中、木漏れ日に手を翳しながらクレアさんが目を細めて見送る先には、幸せな光景……子供を連れた若い夫婦。


 それを並んでベンチに腰掛けていた俺も共に見やっていた。そんなクレアさんの言葉に耳を澄まして。


『……どうしてそんな事言うんですか?』


『――思うの。仮に私とまーくんが将来結婚して、子供が出来たとするじゃない?』


『ええ』


『……その子供を抱くには、私の手は血に汚れ過ぎてる。それに子供だって可哀想だからよ』


『………………』


『父親は不殺の英雄、母親は殺人の英雄だなんて知れば……自分は英雄の子供だって胸を張って言えるのかしら』


 クレアさんは遠い眼差しで秋空を見上げる。


 その横顔がひどく美しく、そして物悲しく、俺はともすればクレアさんの細い身体が折れそうになるほど抱き締めたくなる衝動に駆られた。


『これ以外の生き方が見つからなかったなんて綺麗事は言わないわ。私は仕事として、報酬をもらって人を殺してきたの。戦争とはいえ………相手の人生も何もなく』


 そうでもしなきゃ人なんて殺せない、とクレアさんは足元に落ちた虫に集る蟻の群れを見下ろしていた。


『人を殺すと、自分の中の何かが取り返しのつかない壊れ方をするの。殺せば殺すほど狂って行って、その血塗られた部分がどんどん大きくなって行って――』


 そうやって、人間は怪物になるのと締めくくった。

 人間として壊れた人間は、怪物としてしか生きられなくなると。そして


『――貴方は、絶対に人を殺さないで』


『………………』


『貴方は、私みたいにならないで』


 その言葉の重みに、俺は正解ではない答えも不完全なイエスも返せなかった。


 俺も人を殺したが、俺の中で生きていることを踏まえれば彼女の中ではその定義には入らないようだ。


 だからといって、これから先出来ないと確約できない。何故なら、少なくとも後1人は俺の手で終わらせなきゃいけないからだ。


 そんな事を考える俺に、クレアさんは飲みかけのチョコミルクを差し出して来た。


『私は、そのままの貴方が好きだからね』


 チョコミルクは酷く甘かった。




 *




「がああああああああああああああああああああッッ!?」


「ふ、ざ、け、んな、ボケ!!!」


 仰け反る勇に、俺は更に胸倉を掴んで頭突きを1発、2発と叩きつけて、踏み出した左足から担ぐように振りかぶった右拳が思い切り振り抜かれる。


「人を殺す事がどんだけ重てえもん背負う事になるか……お前は自分の頭で考えた事が一度でもあんのかよ!!?」


 俺は知っている。人を殺した人間がどれだけ重い十字架を背負わなくてはならないかを。

 自分も、そしてクレアという、分かちがたい半身を通して知っている。誰よりも。


「依頼依頼って、宿題こなすみたいな感覚で、物でも金でも釣り合わない天秤に生き死に乗せてんじゃねぇぇぇぇ!!」


「宿題だよ……やりたくもねえもんに変わりはねえってとこがよォォォォォ!!」


 俺の左拳をかいくぐって交差し放たれた勇のクロスカウンター、それは俺の顔面に突き刺さる前に掌に納めて、振り払う。


「宿題とでも思わなきゃやってらんねえよ!!」


 それにより液状化した泥土が砂を噛み、再び両者の間合いが開く。


「学校行かなくなった後の方が宿題山積みだぜ!補習も追試も取り返しもつかねえ!!なあそうだろ!?」


 紫色に腫れ上がった拳、青黒い痣と赤黒い傷にまみれた勇はただ心をぶちまける。


「旦那は死んだんだよ!このクソッタレな世界の、クソッタレな英雄たちに殺されたんだ!!」


「――旦那?」


「ああそうだ!ガラにもねえ正義の味方みてえな真似して死にやがった!!この世界そのものに殺されたんだよォォォ!!! お前らが殺した猛はよォォォォォ!」


 勇が警棒を振りかぶって突っ込んで来る。あまりにも救いようのない雄叫びを上げて――


「――俺は」


「ごっ……!?」


 それに合わせて叩き込んだ俺の膝蹴りが、勇の下腹部を強かに打ち据えた。


「俺は……そいつを知ってるぞ!!」


 崩れかけた勇を、更なる横蹴りで首が曲がりそうな勢いのまま薙ぎ倒す。


「ぐふっ!?」


「――エルデから聞いた。お前の仲間はこの国を救う為に裏切った事で一宮に始末されたって」


(あのクソ野朗が……旦那を!?)


「お前はそいつの仲間なんだろうが!!」


「……ああ、仲間だよ」


「だったら何でこんな事すんだ!? 何だってその仲間の顔に泥塗るような真似しやがんだ!!」


 そして勇は奥歯が砕けんばかりに食い縛ってノロノロと立ち上がる。その名を他人の口から語られる事に行き場のない怒りさえ覚えているようで。


「――仲間だったさ!!」


「!?」


 ボディアーマーを纏った両脚がトップスピードに一気に乗り、俺の背後へと回り込む。


 そして両手指を組み合わせて二つの拳を一つにして、鉄槌を振り下ろすように俺の後頭部を殴り倒した。


「げっ、がっ、ばっ……!」


「俺達のリーダーで、俺の親友だった!もういねえ!!」


 勇は苦しみながら、振り下ろした拳を回避し、肘鉄を入れ替えして離れる。


「わかってんだよ!!わかってんだそんなもん!!!けどなあ、泥食ってでも俺が前に進まなきゃ、旦那のした事は無様な犬死にで終わっちまうだろうが!!」




 *




『お兄ちゃーん!こっちこっちー』


『……うっ……うむ』


『ククク……見ろよアレ』


『まるっきり親子だなあれ』


 あれはこの間だった。コブつきでナンパもへったくれもねえのにやたらホットドッグやらかき氷持たされた俺と優、旦那に姉御を引っ張り回すシャルロットの5人で収穫祭を回ったのは。


『肩車して?』


『……そ、それは……絵里に』


『お兄ちゃん……嫌なの?』


『……い、勇』


『あーやべ俺ジュース買い忘れてたわ!ひとっ走り行ってくる!』


『わ、私急に持病の癪が!!』


『……後で覚えていろ』


『お兄ちゃんはーやーくー!!』


 あん時もそうだったな。傍目から見てわかるくらいしどろもどろになってやがんの。いかつい顔して。


 あんまり面白くって3人を遠くから優と見てたっけな。ニヤニヤしながらさ。


『食うよりあいつら見てる方が面白いな』


『まあな……複雑だが』


『たまにはいいじゃねえか。湿っぽい路地裏抜け出してお天道さんの当たる場所に繰り出したって』


『眩しいな……』


『ああ』


 笑顔が弾けて、光が溢れて、風を受けて、そこは太陽みたいに暖かな光景。


 旦那も照れくさそうにぶきっちょに笑ってた。みんな笑ってたんだ。


 今ならわかる。旦那、あんたが命懸けでも守りたかったもんが


 もう戻れないあの日が

 あの太陽みたいな微笑みが

 そこで馬鹿笑いしてた俺ら


 あんたは、こんなありふれた世界を守る、ちっぽけなヒーローになりたかったんだって――




 *




「――いねえだろうが」


「………」


「ヒーローなんて……どこにもいねえじゃねえかァァァ!!」


「……はぁっ!」


 瞬間、繰り出した勇のショルダータックルが俺を押しやる。瓦礫の山を押しのける勢いで猪突し、俺を校舎の壁面と自分の肉体で挟み込む。


「お前みたいに………悲劇の中心に割り込んで! 全部を丸くおさめてやれたらどれだけ良かったと思ってんだ! お前みたいなヒーローが何処にでもいるわけないんだって! 俺は………俺はァァァァ!!」


 そして勇は片手で机を頭上まで高々と持ち上げ、俺の体目掛けて、天井から床面に叩きつける。


「チッ!!」


「今だって誰か助けに来てくれるどころか仲間は全員逃げ出したんだ!あんな馬鹿共引っ張ってこのザマだ!!」


 ビジネスデスクが真っ二つに割れるほどの威力で叩きつけられて、額が切れて血が滲む。


 しかし、雄叫びを上げる勇にはそれさえ見えず、

 勇は砕け散ったビジネスデスクの包丁大の破片を自分の流血も厭わず握り締め、俺の太ももに振り下ろし、突き立てた。


「うぐぁああああああああ!!」


「ガラでもねえリーダー、やりたくもねえ宿題、全部ケツ回されて尻拭いやらされて!駄賃目当てのガキの使いで良いように利用されて!!」


 状況は殴り合いから潰し合いに移行していた。

 現実への絶望が勇という世界への怒りの炎へ油となって注がれる。


「なんで俺がこんな事しなくちゃいけねえんだよォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」


 ボディアーマーの破壊力を上乗せされた鉄板入りブーツが俺を壁へと猫の子を放り投げるように叩きつける。


「ならーーお前は誰かに手を差し伸べたのか!」


「なっ……!?」


「……ないよな。だから今もお前の仲間は助けに来ない!」


 左の拳を思い切り勇の顔面と頭部に叩きつける。

 血の登りきった勇の脳天気から噴き出さんばかりの勢いで。


「ぐうう、ぐぅぅぅううう……!!」


「一度だって他人に手を差し伸べた事もないお前が、自分が困った時だけ助けられるのが当たり前みたいな顔するなよ!! お前の泥沼に………あいつが守りたかった少女を巻き込むんじゃねえ!」


「ふざけろ!!」


 出足を勇が飛びつく。いくら俺が蹴りつけても勇は決して掴んだ足首を離さない。それどころか


「そうやって……!!」


 俺の片足を右腕の脇の下に抱え込み、伸ばした左手で顔面を鷲掴みにしようとするので、体のバネを使い、片足で飛び、側頭部に蹴撃を叩き込む。


 頭が割れるような痛みに思わず手を離した勇から距離をとる。既に勇は頭から肩口にかけて真っ赤に染まっていた。


「そうやって弱者を助けようとして、ヒーローになろうとした旦那が死んだつってんだろうがァァァァァァァ!!」


「その旦那の顔に、沈みかけてる泥沼の泥塗ってんのはお前自身だってなんでわかんねえんだよォォォォォォ!!」


 勇がイヤというほどの体重を乗せた拳を、怒りを乗せた肘を、雄叫びを乗せた蹴りを放つ。 それを全て、防ぎ、かわし、いなしていく。


「なら、お前はどうしてその旦那って奴の代わりにリーダーになろうとした?」


「………それは」


「――答えられる訳、ないよな」


 俺は鼻から流れ出す血を、口内に入り込んだ砂利ごと吐き捨てる。


「上手く行かなきゃ他人が悪い、仲間が悪い、世界が悪い、心武器が悪い、弱者が悪い、旦那が悪い、そのくせ自分が追い詰められたら俺がヒーロー呼ばわり? ふざけるな!」


「黙れ……」


「俺はお前を倒しに来た正義の味方なんかじゃねえ!俺はただ落ちる星を止めに来ただけだ!!与えられた結果だけにふてくされて“世界”が悪いとか言ってんじゃねえ! そんなんだから依頼、依頼ってまた他人から流されるまま人殺しが出来んだろうが自覚もなく!」


「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」



 *



 わかってる。俺だって本当はわかってる。俺が何しようが旦那の居なくなった世界は変わらねえ。


 俺達がいた世界はなくなっちまった。俺達の『世界』は『過去』になっちまった。世界は俺達に関係なく回る。何事もなかったように廻って行く。


 なあ旦那。俺はこうする以外どうすりゃ良かったんだ? 出来ねえよ。ただ諦めて、あんたを忘れて、何事もなかったようになんて生きられねえ。


 あんたが守ろうとしたこのクソッタレな世界に、俺はいる。俺はまだここにいる。


 俺達があんたを忘れない。このぶっ壊れた世界の誰があんたを忘れても、頭吹き飛ばされて死んでも、心臓撃ち抜かれて死んでも、心に宿んのが思い出だ。


 俺達があんたを忘れねえ。どうせ俺は頭悪い。だから都合のいい事しか覚えてられえ。それでいい。


 無様な結末を前のめりでやってやる。止まらないだけなら俺でも出来る。だから旦那、あんたにぶん殴られて怒られんのはそっちに行くまで待っててくれよ。


 勝手に俺達を置いて先逝っちまったんだ。それくらいいいだろ?


「決着をつけるぞ、最強(マコト)ぉぉぉぉぉぉ!」



 *



 もし俺が生まれついてのヒーローなら、母さんを、霞を守ることが出来たかもしれない。


 けどそうはならなかったんだ。だから、俺は今ここにいる。今度こそ、守りたいと思える人を守れるように。


 俺がただの善人なら、自分を人殺しだって言う貴方さえ許せなくなってしまう。

 俺が悪人だったら、貴方のして来た事も仕方無いの一言で済ませてしまう。


 善人で助けられないなら、悪人で救えないなら、俺は貴方の気持ちを守る『守護者』で十分だ。


 もう2度と目の前で何も出来ず、失う悲劇を繰り返したくないって後悔が俺の中に根付いてるから、俺は貴方の重さも闇も罪も全部抱えて引きずりあげてやるって腹を括れた。


 クレアさん、貴女は『人間は都合良く生まれ変われない』って言うけど……


 俺は信じてる。『人間は生き直す事が出来る』って信じてる。


 俺がこの世界に来て、真っ当に生きることが出来たように。


「白黒つけようか、最弱(イサム)ぅぅぅぅぅぅ!」




 *




 その瞬間、2人が弾かれたように動き出した


 マコトが最後の力を込めた拳を振るい

 イサムが全ての力を振り絞った拳を奮う


 2人が己の全てを乗せた拳と共に向き直る。


「――!!」


 マコトの右腕とイサムの右腕が交差した瞬間


「……!!」


 イサムの右拳とマコトの右拳が交錯した刹那


「「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!」」


 二人の拳に優劣は、強弱は、勝敗は、全くと言っていいほど差がなかった。


 ただ結末としてーー


 マコトはーー砕けた星を見た。

 イサムはーー沈んで泥を見た。


「負けたのはお前だ………」


「………ああ、勝ったのはお前だ」


 傷だらけの2人の男の決着がついた。

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