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1話

週一と言ったなあれは嘘だ(`・ω・´)キリッ

「さてと、よく分からん感じになっちゃったけど、とりあえず完成したし、寝るか!」


俺はさっきまで使っていたペンを勉強机の上のペン立てに突っ込んだあと、伸びをしながらそう言った。


え?俺が誰かだって?しょうが無い、じゃあ少しだけ自己紹介を。

俺は神無月(カンナヅキ) 離都(リツ)

先日高校を卒業して、明日から大学生になるぴっちぴちの18歳の好青年だ。

身長は172cmと可もなく不可もなく、体重はひ・み・つ。

理工学部のある大学への入学が決まっている。将来はエンジニア的なの希望だ。

小中高と学校の成績は全体的に中の中、得意科目は理数系で苦手科目は社会系と外国語。まあ苦手科目に関しては叔父さんにめいっぱい教えこまれたから今ではそこそこにできる。

特技は家事全般で運動も可もなく不可もなくって感じ。

中学は剣道部で万年補欠選挙。毎度もう少しで選抜って所で負けていた。50人くらい居る部活だったが一応上から数えた方が早かった。

高校はアーチェリー部があったので面白そうだと入ったが、ここでも万年補欠選挙。顧問には、「来年は出れるだろう」と3年間言われた。

決して出来ない訳では無いが、特別に上手いという訳では無いし、勝負強さも無い。そして勝利への執着が足りない。とは中高の顧問談だ。全くの別人なのに全く同じことを言われた。

趣味は4半年に一度、無料でやってる乗馬クラブに行くこと。

上手に乗れたらかっこいいじゃん?


家族に関しては、世界一、いや宇宙一可愛い二つ下の妹が一人。名前は珠沙華(スズカ)。身長は163だったか?体重は教えてもらえない。

髪は黒髪ロングのストレートで、昔はよく二つ結びにしていたが最近もっぱら下ろしている。前髪も伸ばしていてヘアピンなどで横にとめている。

時折邪魔そうにしているので「切らないのか?」と聞くんだが「お兄はロング派なんでしょ?」と返してくる。

そりゃあ兄としては自分好みの髪型にしてくれるのは嬉しくないことはないのだが・・・。

いつまでも俺基準じゃなくて、そろそろ自分のしたい髪型とかにしていいものだと思うが・・・。

俺好みと言えば服装もそうだ。昔テレビ見ながら「ああ言うひらひらしてる感じの服いいよな」とか「やはりロングスカートだろう」とか言ってたら、そう言う感じの服を多く着るようになった。

年頃の子がみだりに肌を出さないには良い事だが、今時の子に取り残されそうで兄は少し心配だ。

部活のない日ももっぱら家に居たし、「学校に友だちはいるか?」と聞いても「いるよ?なんで?」とかえってくるのだが、遊びに行くとかしないあたり、ハブられてたりしないか心配だ。

夜遊びが多くなったり、金髪に染めたり、奇抜な格好になって朝帰りばかりになったりするよりはよっぽどマシだが、年頃の女の子としての生活を楽しめているのか・・・。

しばらく前に聞いた時は「遊びには誘われたりはするけど・・・。クラスの子達と遊びに行くのってなんか気が乗らなくて・・・。女の子同士だけならいいんだけど・・・。」という感じだった。

浮いた話も聞かないので、一度「彼氏とかはいるのか?」と聞いたら「お兄は?」と聞かれて「俺は居ない。」って返したんだが、「そっか。私もいないよ♪」と楽しそうに答えた。

あれは隠しているのかなんなのか・・・。

と言うより俺に彼女がいないのが楽しいとは我が妹ながら性格が悪い。

家族の贔屓目を抜きにしても可愛い奴だし、彼氏のひとりでもいそうなものだが。くそう。俺の珠沙華に手を出すとはいい度胸じゃねぇか。クソ野郎だったら不能にしてやる。


おっと、少し珠沙華の話が長すぎたので話をもどそう。

両親は6年前、俺が小学6年生の頃に事故で他界している。

その影響で、当時住んでいた家を出て、母方の叔父さん家族の所に居候させて貰っていたので、叔父さん家族が第二の家族みたいな感じだ。

因みに叔父さん家族は叔父さんが弁護士をやっていて、叔母さんは近所のスーパーのパートをしていた。叔父さんの給料は結構いいから叔母さんは働かなくてもいい筈なんだが、「人は働かないとダメになる。」「人は多くの人と接すれば接するだけ成長するとか何とか言って働いていた。

よく廃棄予定の食品なんかを半額以下で買い叩いてきていたみたいだからもしかしたらそっちが目的だったのかも。

それと叔父さん家族には娘が一人だけいる。年齢は17歳で俺の1個下で珠沙華の1個上。

正直俺は地味にいじめられていたためあまり得意では無いので説明は珠沙華を溺愛していたこと以外は割愛する。

両親が亡くなって、塞ぎ込みがちだった俺達兄妹に根気強く話しかけ、励まし、前を向かせてくれた叔父さん家族には頭が上がらない思いだ。

叔父さん達のお陰で、「合法的に他人に八つ当たり出来る」と言う理由から入った剣道部も途中から楽しめたし、今では元気でイケメン(当社比)な好青年になっている。

妹の珠沙華も初めは引きこもりそうにもなってたけど、俺が元気になる頃には昔の笑顔を取り戻していた。

あの時は俺より年下なのに本当に凄いと思った。

そんな珠沙華だが、あいつも中学で剣道部に入って、個人で県大会まで行ったらしい。次で関東大会って所でその年の全国大会優勝者と当たってしまい、惜しくも負けてしまっていたが、俺よりはよっぽど強かった。高校でも剣道部を続けるのかとも思ったが、何故か特に剣道部が強い訳でも無い俺のいる高校に入ってきて、しかも吹奏楽部に入部していた。その時色々聞いたが、なんでも中学の頃の吹奏楽部とチアリーディング部がやっていた応援を見て、憧れてたらしい。それと「お兄と同じ部活なのもいいけど・・・」とか「お兄の応援はあたしが・・・」とかボソボソ言ってたけど半分くらい聞き取れなかった。ので、「じゃあ俺が今年大会出れたら応援よろしく!」って言ったらめっちゃ嬉しそうに「うん!あたしも練習頑張るからお兄も頑張ってね!」と言われた。

数ヶ月後にやっぱり補欠だったと伝えた時の残念そうな顔が忘れられない。

因みに、珠沙華は今では1年生の身でありながらパートリーダーになっているらしい。楽器はフルートだったはずだ。選択理由が「リード代、弦代がかからないから」と「マウスピースで唇を腫れさせないため」とか何とか言ってたけど後者のは金管楽器勢に喧嘩を売っていると思う。


まあそんな感じで叔父さんの家にお世話になっていた俺だが、大学進学を機にこの家に帰ってきた訳である。

二階建てのマイホームは父と母が俺の誕生祝いに購入した家だ。

い別に俺個人用の家と言う訳では無く、「お金も溜まったし、子供も出来たし、いい機会だから一軒家買うか!」という感じで買ったらしい。

まるで日常系のアニメや漫画に出てきそうなテンプレの二階建ての家だ。

正直一人暮らしするには広すぎるが、思い出の詰まった家をいつまでもほったらかしておきたくなかったので、帰ってくる事に決めたのである。


さて、ナイスガイな俺の事をいつまでも話していたい所だが、明日は入学式だし、遅刻や居眠りしない為にも、俺は先に寝るぜ。


まあこんな感じの俺の一人称で進む日常モノのお話だと思ってくれ。

些か文章作成のセンスがないのはほうっておいてくれ。自分でもわかってる。

時々今回みたいに色々説明すると思うがだれずに楽しんでいってくれ。

じゃあ、おやすみなさ〜い。


追記

ちなみに、進学とかも含めて結構お金のかかることが多いものだが、学費などは両親の遺産から出さしてもらって、部活や趣味などはバイトをやりながら賄ったり、防具などは、下がりを頂いたりしてやりくりしたのであしからず。

誤字脱字などございましたらご報告お願いします。

2話は来週かなと・・・。

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