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10話

滑り込み今日!

あれ、活動欄見て!

隔週にする予定だからよろしく!

あと若干今までのとことなる点は「伝承と事実は異なる事が多い」と言う事です。

デュネルフィアと並んで歩きながら、雑談を交わす。


「そういえば、どうしてリツェームドは〈子喰い〉に追われてたの?」


「え?なんでって・・・。なんて説明したらいいのか・・・。なんか、突然目の前に現れた的な?」


「えっと、森の中を歩いてたの?」


異世界から来たら目の前にいました。なんて答えられるはずもなく曖昧な回答になってしまう為、デュネルフィアは小首を傾げながら聞いてくる。


「いや、普通に草原だけど?」


「って言う事はさっきいた場所の近くだよね?やっぱり報告にあった通りだ・・・。なんでこの時期に・・・。それにやっぱり村もないこっちの方にでるっていうのもおかしい・・・。」


何か悩んでいる様で話し掛けづらい・・・。

でも話しかけないと話し進まないし・・・。


「えっと、その〈子喰い〉?って言うのはどう言うモンスターなの

?」


「やっぱり魔素の流れに・・・って、え?もんすた?っていうのは?」


ん?モンスターが通じない?


「あー、モンスターは忘れていいや。じゃあ魔物か?そう、〈子喰い〉ってどんな魔物なの?」


「え?えっと?忘れていいのね?それで〈子喰い〉がどう言う魔物か、ね。結構有名だけど、知らないの?」


「う、うん。ほら、俺、田舎に住んでたから、うん。怖い魔物が沢山いるって聞いてもどれがどんなのとか全然知らなくて!」


「うーん、普通どんな村でも〈子喰い〉の危険性は教えると思うんだけど・・・。まあいいか。じゃあ〈子喰い〉の説明だけど・・・。」


説明を聞く限りどうやら〈子喰い〉とやらは見たまんま凶悪熊さんだった様だ。一般的に魔物とされているが厳密には凶悪動物らしい。違いが分からん。常識っぽく語ってるから聞けないし、街の本でも読もう。

大きなもので人の背丈の5倍ほどになるらしい。どうやら冬は冬眠するらしく、晩秋と初春に腹を満たすため人里に降りてきては子どもを狙って食す所から名前が付いたらしい。普通は子どもしか食わず、理由は子どもは微精霊なる者に愛されている者が多く、肉と同時に、微精霊とその周りの魔素を摂取することにより、冬眠の準備及び、肉体の再生をはかるらしい。それ以外の時期にも大怪我をした際など人里近くまで来て子どもを食べようとするらしい。かなり凶暴で力も強い為、毎回必ず防衛線が築かれるが被害は防ぎ切れていならしい。

何それ怖い。


「あれ?でもそんな強いのをあっさり倒してなかったでしたっけ?」


そう、彼女はそんな強いやつを一刀のもとに切り捨てていた気が・・・。


「それは私の等級は56だからね!20そこらの〈子喰い〉に負けたりしないんだから!」


等級?レベル的なやつか?


「って言いたいところなんだけど・・・。なんかいつもより弱っていたみたいで・・・。凶暴化してるなら普段より力が増してるはずなんだけど。」


そう言いながらひとしきり悩んでいるみたいだが、この世界の等級とやらや、モンスターの強さがわからない俺には何にも言えない。


「まあ、たまたま弱っていたんじゃない?」


「うーん、そうなのかなぁ?」


まだ悩んでいる彼女に俺は気になっている事を問いかけて見る。


「そういえば、魔法?みたいなの使ってたよね?あれってやっぱり魔法?剣が緑に光ってたりしたし!」


聞いている間にわくわくが抑え切れなくなって若干詰め寄りながら聞いてしまったため、デュネルフィアが引いているが今はそれどころじゃない!

魔法だよ魔法!やっぱり異世界って言ったら剣と魔法がテンプレだよね!

俺も使えないだろうか魔法!

こう、無詠唱で岩の砲弾飛ばすとか、魔法で作った銃で撃つとか、魔法の糸で敵を切り裂いたり!

あー夢が広がりングだぜ!

予習は充分。小説は某なろうサイトで沢山読んだ。

練習はした事ないけどきっといける!

でもこの世界も魔力の出口みたいなのがあるとしたら俺も使ってないから錆び付いちゃって使い物にならないのだろうか?

いやそんなはずは無いなうん。

せっかくの異世界でそれなんてやさぐれる。

超強力な他の力でも無いとやってらん無い。

そうか!ワンチャン俺も死に戻りの力か!?

いや、だとしてもどうやって確認しろと!?

ここはやっぱりテンプレ通り超強大な魔力量による一方的殲滅の方がいいな。

どうかそっちルートでありますように!


「え、う、うん。魔法だけど・・・。もしかして初めて見た?」


「ああ!聞くのも見るのも初めてだよもちろん!」


ダメだ興奮しすぎてかなり言動がおかしいけどこれが抑えられるかってんだよ!

日本にいた時あれ程憧れた!『突然ギャルゲーのようなモテ期が到来する』と同じくらい憧れた現実逃避のひとつ!


「それじゃ簡単に説明するね?」


って、あ・・・。

俺、何やってんだ。いや、何喜んでんだ?

異世界?そりゃあ現実の辛さや暇潰しの一つとして憧れはしたけど、それでも、そんな事は出来ないって、珠沙華がいるから異世界なんかいってられないって思ってたのに・・・。

確かに叔父さんの家に預けて来たから大丈夫だとは思うけど、それでも・・・。

あいつには俺が最後の一人の肉親。親戚じゃない兄妹・・・。

帰らないと!


「でね?魔法って言うのは生まれついての才覚が重要で、」


「な、なあデュネルフィア!」


「え!?はい?!」


説明してくれている所をぶった切ってデュネルフィアに問い掛ける。


「なあ、話変えて悪いんだが、さっき言ってた勇者って最後どうなったか知ってるか!?」


「え?え??えっと確か・・・。魔獣王を倒した後、光に包まれて天に登って言ったとか・・・。確かそんな感じだったと思うわ。」


なるほどやはりミッション系の転移か。何かやって欲しくて転移させ、そのミッションがクリアされれば元の世界に帰れると・・・。


「じゃあ話がまた変わるけど、今世界を苦しめてる悪っているのか?」


そう、問題はここだ。何を倒せばミッションクリア扱いになるのか・・・。

これが分からないと帰れない。


「そうね・・・。そういう話になると、〈魔王〉がそれにあたるかしら?」


キターーーーーーー!!テンプレルート確定!って事は魔王を倒せば元の世界に・・・!


「よしじゃあちょっと魔王しばきに行ってくる」


「え!?ちょっと何言ってるの!?無理に決まってるじゃない!」


「無理だとしてもやらなくちゃいけないんだ!」


日本に一人残してしまった珠沙華がいる限り俺は日本に戻らなくてはいけない。

いや待てよ?


「なあ!じゃあ、こう、勇者を呼んだ国っていけるのか?」


そう、ダメ元ではあるが、異世界から勇者を呼べる国に送還の方法もあるかも知れない。大抵の作品ではありはしないんだが、若しかしたらというのがある。


「えっと、《ブムロッサ》?行けないことはないと思うけど・・・。」


「頼む!連れて行ってくれ!」


俺は土下座をかました。困った時は土下座だ。土下座に限る。


「え?ええ!?そんなふうに頼み込まれても・・・。何で行きたいのか教えてもらわないと・・・。それにこれから行く《リーリス》にも一応支部教会はあるから、教国に用があるなら一回よってみたらどうかな?」


そこではたと気が付いた。何やってんだ俺!自分が焦ってるからって今日知り合った人に迷惑かけすぎだろ!しかもほって置いてもいい所をわざわざ街まで案内してくれるっていうのに!


「え、あ、ああ。そうだな。悪い。さっきまで熊に襲われたせいで忘れてた大事な事を思い出して・・・。取り乱してすまなかった・・・。」


「う、ううん。確かにちょっとびっくりしたけど、なにか凄く大切な事なんでしょ?じゃあ少し急ごう。途中一泊しないとだけど急げば幌宿まで行けそうだから!」


デュネルフィアは気を使ってそう言ってくれたが、気まずさから俺は返事しか出来ず、しかし気持ちははやってしまう。そんな悪循環に陥り、その幌宿とやらがある所まで、少し重苦しい空気で進む事となった。

主人公情緒不安定過ぎない?

病気?

急展開すぎるし主人公がとっ散らかってるから私ついていけないんだけど。


と言うことで、誤字脱字意味不明な点しかないと思いますが何かございましたら感想ください。

意味不明に関しては私の方でも若干意味不明な点沢山あるので具体的にどことか言ってもらえると分かりやすくて助かります。

よろしくお願いします。

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