分類事典
突然の説明回
〈人族〉
寿命があり、生殖行為によって子孫を残す、人形生物に事を指す。主に、頭が一つ、腕が二本、脚が二本である(なお、腕が四本であったり、脚の代わりに魚の様な尾ビレがついているなどの例外あり)。
外部からの栄養摂取(食事など)が必要な種が多く欠かすと命を落とす事がある。また、肉体の損傷が激しくなると命を落とす種が多い。概ね身体の中心部に《心臓》と言われる弱点を抱えている。
〈精族〉
大抵の種には寿命が無く、また生殖器を持たないものが多い。形状は人型を基本とした不定形である。肉体の約七割が魔素によって構築されており、実体を持たない種が多い。人語を解し、会話が可能である。外部からの栄養摂取を必要としない種が多く、健康や外見が、個体の居る場所の環境に左右される種が多い。また、生態系が魔物に近い為『人語を解する魔物』とみなす考えもあり。
〈鬼族〉
長寿な種が多く、生殖行為によって子孫を残すことが可能。多くの種は一頭二腕二脚で二足歩行。すべての種が実体ある肉体をもつ。種によって知能差が大きい。多くの種が、外部からの栄養摂取を必要とする。 肉体の約三割が魔素である為、傷を負いにくく、治りやすい性質を持つ。また、人族と同じように、《心臓》を持つ種が多い。ただし、《心臓》が弱点となっていない種もある。こちらも、身体の構成物質の魔素量が多い事、及び人語を解さない種などがあることから、『魔物の一種』として見られる事が多い。
〈魔物〉
寿命は不明であり、生殖能力も不明である。姿形も多種多様である。特徴として身体の中央部に《魔核》と呼ばれる魔素の塊を持ち、身体は三〜七割が魔素で構築されている。多くの種は魔素で構築されていない部分として骨、歯、爪、甲殻や鱗などの高硬度部位を持ち、死亡時魔素に還元され消滅する肉体とは違い、その場に残る。
〈竜・龍種〉
ながらく魔物の一種として見なされてきたが、『人語を解し会話が可能なこと』『生殖行為によって子孫を残すこと』『心臓を持つが魔核を持たないこと』などの要因から魔物の分類から外れた。
最低一対の翼を持つ種を竜種と呼び、翼を持たない種を龍種と呼ぶ。腹側の首の付け根部分の中央部に《逆鱗》と呼ばれる鱗を持ち、その真下に《竜玉(龍玉)》と呼ばれる弱点を持つ《竜玉》を砕かれると、命を落とす事は無いが、飛翔能力を失ったり、力の行使が不可能となると言われている。また、生命力に優れ、自己治癒力が高く、《竜玉》を砕かれてもそれは損なわれず、安静にして居れば《竜玉》を再生する種もある。身体を覆う鱗は防御力に秀で、あらゆるものを防ぐ。また、『人語を解さない種』『《竜玉(龍玉)》を持たない種』『生殖器を持たない種』は竜・龍種の枠から外れ、魔物とされている。例:〈翼蜥蜴〉〈鶏蛇〉〈海大蛇〉など
(なお、特例として〈竜人族〉〈龍人族〉などの《竜玉(龍玉)》を持つ〈有鱗人族〉は〈人族〉に、〈炎蜥蜴精竜〉は〈精族〉に分類される。)
※人族は種類が多く、外的特徴の少ない種族を〈普人族〉(例:〈無人族〉〈森人族〉〈地人族〉など)、獣の様な耳、尾、体毛などを持つ種族を〈獣人族〉(例:〈犬獣人族〉〈獅獣人族〉〈鹿獣人族〉など)、鳥のような体毛を持ち、両腕が翼の役割を果たす種族を〈鳥人族〉(例:〈鴉人族〉〈鸚鵡人族〉〈梟人族〉など)、体表に鱗を持ち、尾などを有する種族を〈有鱗人族〉(例:〈竜人族〉〈魚人族〉〈砂蜥蜴人族〉など)と分類分けして呼ぶ事がある。
※一部種族は、自種族の生態系と余りに異なる種族を総称として〈魔物〉と呼ぶ事がある。
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