…………センティーレにて
カイル視点です。旅立ち前夜。
数字付が本編で、………で始まる話は読まなくても問題ありません。
カイルの心境は謎のままのほうがよいという方は飛ばしてください。
今回のグラスベルへの異動、実質的には左遷と考えていいでしょう。私が行かなければ、彼女がどこの馬の骨と二人きりになっていたか、想像するだけで吐き気がします。
客車での雑魚寝の話題が出ても、一人のほほんとしていました。アルメダがいたからかもしれませんが、危機感はどこへ捨ててきたのでしょう。
もしや私は異性と思われていない?
……愕然としたわけではありません。あり得るな、との考えが脳裏をかすめ、鈍った思考回路を再起動させていただけです。
彼女が鈍いのは承知しています。
私の言動が彼女に対するアピールだと思われるのは大変遺憾ですが、これでも多少は気遣っているつもりです。
手伝いを申し出ても自分でやると頑固で可愛げがなく――確かに責任感があり、上司にもきっぱり断りを入れる潔さは悪くはありませんがしかし、そこは素直に「手伝ってください」と言えないのでしょうか。
まったく。結局一人で解決して、それがまたミスのない仕上がりで。
私はいつも話題作りに翻弄されて困ったものです。
やってみたら思いのほか楽しかったので(自分の都合ですみません)
短いですが、時々はさんでいこうと思います。