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ギルド受付嬢左遷物語  作者: 貴遊あきら
グラスベル編
21/40

17, 見知らぬ森で

お久しぶりです。お待たせいたしました!

くすくす、くすくす。密やかな笑い声を聞いた。

頭の中で何重にも増幅する不思議な響きだ。


視界は暗い。まるで常世の世界に迷い込んだように心細く感じる。


「ねえ」と誰かが話しかけてくる。

「おい」と誰かが不機嫌そうな声をかける。

「いいんだよ、眠っていても」誰かが、優しく頭を撫でてくれる。


ふと思い出したのは金髪のあの人。青い目の美しい人。暗闇の中に浮かんだその姿に手を伸ばすと、見る見るうちに距離が開き、やがて見えなくなってしまった。


《あ》















つ、と額に流れ落ちた滴の冷たさに、エリシア・シュレイルは覚醒した。

煩いほどの鳥の声、虫の羽ばたき、木々の囁き。温い風に、湿った草木、濡れた地面。膨大な情報が一気に頭の中に流れ込んできて、一瞬眩暈に襲われる。脳の動きが鈍い。


(ここは…)


ゆっくりと身を起し、辺りを見回す。


そこは森だった。少し前に雨が降ったらしい。

再び差し込み始めた太陽の光に熱せられ、ムッとした空気が漂っていた。


(そうだ…たしか、協会長に…)


覚醒の儀。確かそう言っていたように思う。


(“宙を舞う者”…“契約”)


断片的に覚えているが、これだけではさっぱり意味が分からない。特に前者は何者かさえ不明である。


(鳥、それとも蝶?)


宙を舞う、それはどこか優雅さを彷彿とさせる言葉だ。何かそれに当てはまる者をとらえれば帰れるのだろうか。

それならば、と重い腰を上げる。地面に直接座っていたため、服の背面は恥ずかしいほどにぐっしょりと濡れていた。自然と重苦しいため息がこぼれる。


「とりあえず、動いてみよう…」


その足取りは重い。森を歩く経験などないに等しい。見知らぬそれであるならなおさら、必要以上にびくついてしまう。気を紛らせようと、無理やり思考を切り替えた。



――“宙を舞う者”をとらえよ、エリシア・シュレイル。


――契約を成せ。さすればおぬしの魔力(マナ)は解き放たれようぞ。



確かにあのとき、協会長はそう言った。

混乱するばかりで驚く暇もなかったが、彼女の言うことが事実ならば、自分の中には魔力(マナ)があるらしい。とはいえ、信じるかと問われると即答は難しい。聖力(イルナ)ではなく、魔力(マナ)。今まで生きてきて、そんなこと一度も考えたことがなかった。


「まさか、そんなわけ…」


胸に手を当ててみる。あるかもしれない魔力(マナ)に呼びかけてみたが、何の反応もつかめなかった。結局のところ何の知識もないため、確かめる手立てを思いつくことができないのだ。


「私って…」


目的もなく歩くしかない現状。途方に暮れ、盛大なため息をついた。


思わず頭を抱えその場にしゃがみ込むこと数秒、カサリと木の葉が揺れる音がした。誰かいるのか、そんな期待に顔を上げるが、何の姿も見えない。


帰れるのだろうか。魔物がいたらどうしよう。


「わたし、こんなところで」


たった一人、こんなところで。

最悪のイメージに涙ぐむ。心細さに視界が潤む。


「ふえ…叔母さん、叔父さん…セイ兄、クリス兄、チー兄……アルメダさん、」


ぐずぐずと鼻をすする。迷子になったとき、エリーはいつもこうして誰かの名を呼んだ。成人してからは無暗に泣くことは少なくなったが、一人になると涙のストッパーが簡単に外れてしまう。


「うっ、ぶちょおお…」


ぼたぼたと涙を流し、繰り返し家族や知り合いの名前を呼び続け、顔は色々な液体でぐちゃぐちゃだ。あまりにも泣くことに一生懸命だったために、ふっと頭上にかかった影に気づかなかった。



「なんだよ、なんでそこでオレさまの名前をよばねぇんだ」



突然不機嫌な重々しい声が聞こえて、思わず泣くのをやめた。


最初に視界に入ったのは黒々としたブーツの先。それからそろりと視線を上げると、黒いズボンに黒いジャケットを羽織った青年の姿が見えた。

頭の高い位置でおおざっぱに結んだ黒髪も含め、全身黒ずくめと言っていいだろう。一番上の従兄も長身だが、目の前の彼はその存在感のせいか、実際よりもずっと大きく見えた。むすーっと頬を膨らませ、じろりと険しい目で睨みつけてくる。精悍な顔つきながら、その赤い三白眼のせいで、エリーを震え上がらせるに十分な人相をしていた。


「無茶言っちゃいけないよ。僕らまだ、自己紹介なんてしてないじゃないか」


また別の、宥めるようなその声には聞き覚えがあった。


「あ…、あのときの…」


川辺で美女と一緒に現れた青年が、春の日差しのようなどこかホッとする笑みを湛え、怖い青年の肩を軽く叩く。ゆっくりとエリーの前で膝を折ると、綺麗な白いハンカチを取出し、差し出してきた。

どうぞ、と言いかけたのだろう、口を開いたその時、怖い青年がえらく気分を害したような、唸るような声で訊く。


「あのとき? まさかフィルおまえ、オレさまを差し置いて勝手に」

「いやだな、誤解だよ。意図したわけじゃなく、流れでね――とにかく、酷い顔だから、どうぞ」


後半はエリーに言ったのだろう、酷い顔と言われ有難く受け取ることにした。

怖い青年ははっと我に返ると、忙しくジャケットのポケットを探り始める。だが目当てのものは見つからなかったらしい。妬ましげな視線をフィルと呼ばれた青年に向けた。


「ちっ、ハンカチなんて女々しいもの、オレさまが持ってるはずがねぇだろ」

「でもこうして役に立ったじゃないか。乙女のたしなみなんて考えは古いよ」


乙女のたしなみ、と聞いてエリーは落ち込んだ。朝確かにポケットに入れたはずのハンカチはどこかへ落としてしまったらしい。まあいい。とりあえず直視に耐えられない顔から卒業せねば、と液体を拭い始めた。


「うるせー! 馬鹿にするんじゃねー、フィルのあほう!」

「ん、今なんだか聞き捨てならない言葉が聞こえたような気がしたなあ…!」


噛みつく怖い青年に、若干ムッとしつつ立ちあがり、応戦するフィル青年。


目を閉じると微笑ましい子供の喧嘩のようにも聞こえ、エリーの心細さはどこかへ去っていた。

思わずくすりと漏れた笑い声に、二人の青年は口論をぴたりとやめ、ハンカチに顔を押し付け笑い続けるエリーを見下ろす。


「な、何笑ってるんだよ」


怖い青年の頬は、ブラシでさっと刷いたようにうっすらと赤い。不機嫌そうに言ったものの、その響きはどこか甘かった。付き合い始めのカップルの終わらない電話で、「お、おまえが早く切れよ」と勧めてくる彼氏のようだ。現に、フィル青年はうんざりとした顔をしている。


エリーはようやく顔を拭き終わり、立ち上がった。ハンカチは洗濯してから返したいことを告げると、フィル青年はにっこりと嬉しそうに笑った。それを見て怖い青年が頬を膨らませるのがまた可笑しい。


「お二人は仲良しなんですね」

「仲良し…」


フィル青年が愕然として繰り返し、怖い青年は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていたが、エリーの後方に迫る何かに気づき、さっと身構える。


「ではわたくしたちは更なる仲良しさんになりましょうね…!」


突然背後から抱き着かれ、エリーは「どわっ」と変な声を出して前のめりになった。地面とキスする事態に陥らなかったのは、二人の青年が支えてくれたおかげである。


「シシィ……いきなり飛びついたら危ないじゃないか」

「愛よ」

「何が愛だ。つぅか更なる仲良しさんなんて、オレさまが許さねぇぞ。今すぐ離れろこのアホ女」


怖い青年は額に青筋を立て、唸るように言った。


シシィと呼ばれた女は、しぶしぶといった様子でエリーから身を離す。聞き覚えのある声と名前から予想した通り、おそるおそる振り返ったそこには、モノクロの衣装に身を包んだ美女がいた。風は止んでいるのに、灰色のフレアスカートはふわりと空気をはらみ、はためいている。


「お、お久しぶりです」


期待の籠った水色の瞳で見つめられ、エリーはおずおずとそう挨拶する。

モノクロ美女はうっとりとした表情から一転、花のように笑い、顔を近づけると、その赤い唇をエリーの頬に当てる。ちゅ、というリップ音に、怖い青年は怒りに吠えた。


「シシィ…!」

「落ち着きなよ、レント。――シシィも、いきなりは駄目だよ」

「今度からは予告するわ」

「そういう意味じゃあないね」


にっこり笑顔のまま、フィル青年はげんなりとして言った。


「マーキングして何が悪いのかしら」

「いや、だから開き直らないでね」

「マーキング…。それはつまり、これはオレさまのものだという主張…」


レントと呼ばれた青年が、何やら不穏なことを言い出した。ならば、とエリーに近づき、ぽかんとする彼女の頭をぐいと掴む。顔を寄せ、にんまりと一笑し、その頬を舌でべろりと舐め上げた。


「唾つけてやった。これでエリーはオレさまのもの…!」


予想外の暴挙に、度重なる非日常な出来事も加え、処理できる容量を超えたのだろう――エリーの意識がくらりと遠のく。


「わっ、エリー!」

「エリたんが倒れたわ!」

「うおっ、なんでだ!エリー、ちょ、起きろよ!」


(あれ、なんで名前…知られてるの?)


ブラックアウトする直前、ふとエリーはそんな疑問を抱いた。












ひどく寝心地が悪い。


ゆっくりと浮上する意識の中で、エリーはそう思い、顔を顰める。

ぱちりと目を開けて、驚愕した。


「お、起きたか」


視界いっぱいに怖い――レントと呼ばれた青年の顔。


(叫ばなかった私、えらいぞ…!)


失礼なことを考えつつ、へらりと愛想笑いを返す。恐ろしいことに、エリーは現在レント青年の膝の上に座っている状態だ。寝心地が悪いのは、彼の硬い肩を枕にしていたからだろう。

現状を知って青ざめたエリーとは対照的に、青年はご満悦の表情だ。


「ひ、あ、あのすみません。お、起きます」

「まだ寝ててもいいぞ。オレさまは頑丈だからな」


得意げに言われたところで、それじゃあお言葉に甘えて、と態度を翻す気にはならなかった。


「え、いえ、大丈夫です」


固く辞退するとしょんぼりとされてしまい、若干罪悪感を覚える。だが屈しないぞ…!


「くじ引きで負けたの。エリたん、慰めて」


身体を起し青年から離れるやいなや、傍にいたらしいモノクロ美女がぴったりと抱き着いてきた。


(くじ引き? なんのこと?)


怪訝そうなエリーに、どこから取ってきたのだろう、林檎を一つ差出し、フィル青年が言う。


「“ひざだっこ”の権利を懸けて、くじを引いたんだ。そこでだらしない表情をしている彼が勝者だよ」

「だ、だらしないとはなんだ! オレさまは、服が濡れるのも構わず膝を貸してやって」


立ち上がった彼のズボンは確かに濡れていた。


「煩いわね、乾かせばいいじゃない。恩着せがましいこと」

「んだとこのアホ女!」


いがみ合う二人の間で縮こまりつつ、エリーはおずおずとお礼を言う。


「すみません、あの、ありがとうございました。おかげで…よく眠れました」


少しの嘘はご愛嬌である。


「べ、べつに、お礼を言われるほどじゃ、ねぇけどな」

「エリたんのありがとうを素直に受け取れないなんて、死に値するわ」

「シシィおまえうぜぇ! 大体なんだよ、エリたんって!」

「エリたん。それはつまり愛よ。わたくしの愛の総称。わたくしだけの特別な呼び方なの。レントには許してあげないわ」

「いらねえええええ!」


いつか彼の血管がぷつりと切れやしないだろうか。エリーはとても不安に思う。

エリたんでもエリーでも、呼び方に特にこだわりはないが、そんなことで口論されるのは居心地が悪い。


(ん、名前? そういえば)


「あの、みなさんどうして私の名前を?」


その瞬間、過熱した口論はぴたりと止まり、傍観していたフィル青年も心なしか青ざめた。


「あ……」

「?」

「い、いや、名前、名前か? 何言ってんだよ、さっきそう自己紹介したじゃねぇか」


レント青年は過去をねつ造した。流石のエリーも騙されなかった。


「そ、そういえば僕たちの自己紹介がまだだったね。僕はフィル。彼はレントで、彼女がシシィだよ。よろしくね」

「よ、よろしくお願いします…。ええと、すでにご存じのようですけれど、エリシア・シュレイルと申します」

「さっきも聞いたけどな!」


レントはその設定をゴリ押しするようだ。

残る二人は可哀そうなものを見るような目で彼を見つめた。


「じ、実はね、僕たちは前からエリーのことを知っていたんだ。一方的だったから、レントも言えなかったんだよ」

「そうなんですか」

それならまだ納得できる。ちらとレントを見やると、彼は大仰に頷いて見せた。

「そ、そうだ。センティーレで。お、蜥蜴に、菓子を…その、随分と蜥蜴が好きなんだな。良いことだ。褒めてやる」


なんて偉そう…と思いつつ、エリーは頭に伸ばされた手に特に抵抗することなく撫でられてやった。

蜥蜴は確かに好きだが、そこでどうして褒められるのか。関係性が不明である。


「は、ええと、ありがとうございます?」

「うふふ、それはもう目に入れても痛くないような可愛がり方で、驚いたの」


レントに続き、シシィが感動したように言った。そこでようやく合点がいき、エリーはぽんと拳を叩く。


「なるほど、皆さんも蜥蜴が大好きで、私を同士だと思ってくださったのですね」


蜥蜴が好き=俺たちも好き=褒めてやるぜ、と理解したらしい。


「ど? ああ、そうだね。素敵だなと思ってね」

「そうなんです! 蜥蜴はこの世で一番ラブリーな生き物で、本当にもう、食べちゃいたいくらい愛らしくて、見ているだけで天にも昇れそうな」

「た、食べないでね」

「お、おい、天に昇って戻れなくなるなよ…」

「ラブリーなのはエリたんよ!」


恍惚とするエリーに、三者三様のコメントが返ってきた。


「ま、まあ、そこへ偶然通りかかり…って感じかな。盗み聞きみたいなことをしてごめんね」


蜥蜴たちに何度か自己紹介をしたことがあるため、そのときに名前を知ったのかもしれない。エリーはそう解釈した。

一時はどうなる事かと思ったが、ひょんなところで蜥蜴愛好家たる同士に出会い、すっかり楽観的な思考に支配されている。はたして、この世に彼女以上に“ちょろい”人間はいるのだろうか。


(協会長とルシアーノさんに感謝しなくちゃいけないな)


強引に得体の知れない森に飛ばされ、泣かされたことはすでに遠い昔のことだ。平和な思考で何よりである。


「いえ、いいんです。ところで、みなさんは帰る方法をご存知ですか。もしそうなら、教えていただけるとありがたいんですけれど…」


エリーの質問に、三人は怪訝そうな面持ちとなった。


「帰る…ああ、そういえばそういう状況だったね」


いち早く意図を察したフィルが、得心のいった顔で頷いた。


「状況? 何かややこしいのか?」

「実は、私の中に魔力(マナ)があるとかなんとか、そういう名目で契約の儀式とやらに送り込まれて、鏡を頭に…そして気づいたらこの場に」

「可哀そうに。驚いただろうね」


フィルの優しい声がじんわりと心に響く。はい、としんみりして頷くと、シシィにひしと抱きしめられた。


「エリたん、可愛いわ…!」

「もうおまえは黙っとけよ。そして今すぐ離れろ」


百戦錬磨の冒険者さえ怯えそうな恐ろしい眼差しにも、シシィはぶぅと膨れっ面になるだけだ。ある意味尊敬に値する。


「二人はいつもこんな感じだから放っておいていいよ。それで、他には何か言われた?」

「他に、えっと、“宙を舞う者”をとらえよ、とか契約とか…良くわからないんですけれど」


首をかしげるエリーの言葉に、放置されていたレントが噛みつく。


「“宙を舞う者”だと? エリーに羽虫を勧めるとは、馬鹿やろうどもめ!」

「そうだね、まったく趣味が悪い」


フィルさえ、その優しげな笑みを消し、黒い気配を漂わせている。


「仕方がありませんわ。愚かなる美意識というものよ。でも悲しい。慰めて、エリたん」

「え…?えと、私で良ければ?」


身体を摺り寄せるシシィに、エリーは流されるままに頷く。

レントがカッと目を見開き、射殺しそうな視線で睨みつけるが、シシィはどこ吹く風だ。


「どおりで、こんな鬱陶しい“狩場”に送り込まれたわけだね。まぁようやく会えたわけだし、一概に悪いことばかりだとは言えないけれど。ふーん、どうしようかな」


顎下に手を当てて、考えに耽り出すフィル。


「すでに匂いに惹かれて馬鹿みたいに集まっているからね。適当なのを掴まえて、仕立ててもいい。でもなあ、蓋は完全に開けるべきじゃないよねえ」


具体的な意味を読み取ることはできないが、恐ろしげなことだろうと察することはできた。


「適当に誤魔化せばいいじゃねぇか。すでにエリーはオレさまのものだ」

「僕たちの、だよ」


にーっこりとフィルが訂正する。シシィすっと目を眇め、小さく微笑んだ。


いつの間に自分は彼らのものになったのか。聞いてみたい気もしたが、藪蛇になることは避けたい。いずれまた落ち着いたときにでも聞けばいいと、エリーは現実逃避を決め込んだ。


(僕たちの“同士”だよ、って言いたかったんだろうな。うん)


強引にでもそういう解釈をすれば、心安らかでいられるだろう。平和な思考である。


「ええと、その、私はとにかく、帰ることができればそれでいいので」


暗に、丸投げすることを宣言した。


読了ありがとうございました!

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