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ハーレム王の夜の生活!?その3 リズ&カミーラ編

「……。」


「……。」


俺達は今、無言で対峙していた。


場所はリズの寝室の前。


そこに立ち塞がるカエラたち護衛衆。


「もう一度だけ言うぞ。邪魔だから退け。」


「同じことを繰り返させるな。姫様に害をなそうとする者を通すわけにはいかぬ。」


「誰がいつリズを害するって言うんだよ。俺はただ、リズと一緒に寝るために来たんだよ。わかったらそこを退け。」


俺が帰らたちを押しのけて通ろうとするが、カエラたちは一歩も引こうとしない。


「騙されないぞ。お前はこれから姫様の、しょ、しょ、処女を奪う気なんだろ?十分傷つける行為じゃないかっ!」


……いや、まぁ、その通りなんだけどね。それを傷つけると言われると……ねぇ?


「とにかく、ここを通りたければ、我らリーゼロッテ様親衛隊四天王を倒してからにしてもらおう!」


「いや、四天王って……3人しかいないじゃん?」


「細かいことはどうでもいいっ、行くぞっ!」


カエラはそう言って斬りかかってくる。


って、それ真剣じゃないか。マジかよ。


俺は仕方なく応戦する。


キィンッ!キィンッ!キィンッ!


金属同士がぶつかる甲高い音がする。


キィンッ!キィンッ!キィンッ!キィンッ!キィンッ!キィンッ!キィンッ!


さすがに正規の訓練を受けた騎士3人相手では分が悪すぎる。


……仕方がない。


電衝撃(スタン)!」


俺はカエラと剣を合わせたタイミングでスタンを放つ。


「なっ、魔法だとっ!」


体中に電撃が走り一瞬硬直するカエラ。


「隙ありってね。」


俺はカエラの腕を取る。


「ドレイン!」


吸い過ぎないように気を付けて、動けなくなる程度までマナを吸収する。


生命エネルギーを吸い取ると、後で何か影響が出るかもしれない。動けなくするだけならマナを吸い取って魔力枯渇を起こせばいい。


魔法が失われて久しい今の時代でも、人間の体内に魔力が内包されていることは広く知られている。だから人間族の使う魔道具は、その体内の魔力を起動キーに使っているのだ。


そして、体内の魔力を使い過ぎると、脱力、眩暈、などを起こして動けなくなる。それが魔力枯渇と呼ばれるものだ。


そして、今、俺の目の前に、魔力枯渇を起こして動けなくなっている3人の女騎士が転がっている。


「クッ、殺せっ!」


「私の身体を弄ぶ気ねっ、ケダモノっ。」


「クッ私の身体を自由にしても、心まで自由にできるとは思わないでよね。」


……口々に俺を罵る3人だが……なぜかその瞳には喜びの色が混じっているように見える。


……うん、気づかない振りをしよう。


俺は三人を縛り上げて、リズの部屋のドアに手をかける。


その時背後からカエラの声が聞こえる。


「ふっはっはっはっは。残念だったな。姫様はすでにお眠りになっている筈だ。あのエルフの秘薬入りのワインを勧めておいたからな。」


ざまぁ、と笑うカエラの前にしゃがみ込み、そのけしからん胸の先を摘まみ捻りながら言ってやる。


「という事は、お前の大事な姫様は、これから何をされても気づかないというわけだ。俺様の好き放題に出来るという事だな。」


「ハッ!まさか、寝ている姫様にあんなことやこんなこと……このケダモノっ!」


「主人に睡眠薬を盛るお前の方がケダモノだよっ!」


俺はカエラの縛り方をお仕置き用に変えてから転がしておく。


後でサキュバスたちを呼んでお仕置きをしてもらうつもりだ。


「さて……と。俺を待っているってことは……。」


俺はゆっくりとドアを開けて部屋の中に入る。


「……ないよなぁ、やっぱり。」


中央にあるベットの上では、薄い夜着に身を包んだリズがすやすやと眠っていた。


初めての夜という事でリズも緊張してたのだろう。気を落ち着けるためにと、勧められたワインを口にして……そして寝てしまったと言ったところか。


流石の俺でも、お互いが初めて同士だというのに片方が寝ている状態で、というのは避けたい。


くぅっ、童貞を捨てるチャンスだというのに、なんでこうなるんだよっ!


俺は腹いせに部屋の外にいる護衛三人たちに大人の玩具(サキュバス製)を仕込んで放置し、適当なところで回収するようにサキュバスたちに告げると、再びリズの寝室に入り、残っていたワインを煽るとリズの隣に潜り込む。


ほどなくして睡魔が襲ってきて、俺を深い眠りへと誘っていった。


翌日、ローナがエルフの薬を用意した元々の原因がカエラたちだという事をクリムに教えてやったら、クリムは三人をサキュバスを引き連れて、屋敷の地下にある秘密の部屋に籠ってしまった。


中で何が行われているのかは……まぁ、想像通りだろう。


だけど、自業自得なので、同情する気はない……というか、徹底的にやってくれ、と願う。



「はぁ……。」


俺はカミーラの部屋の前でため息をつく。


今夜はカミーラとの初夜なのだが……。


「どうせ、今夜も邪魔が入るんだろ?」


俺はドアをノックしようとしていた手を下ろして、カミーラの部屋に背を向ける。


「ちょ、ちょっと、なんで帰っちゃうのよっ!」


いきなりドアが開いて、中からカミーラが飛び出してくる。


「だってさぁ。どうせ、寸前になってお預けになるんだろ?だったらお預けされる前に諦めた方が効率的だと思わないか?」


「だ、だからって、何もせずに諦める何って、主様らしくないではないか。」


そう言いながらカミーラは俺の腕を取って寝室に引っ張り込む。


「でもなぁ……。」


「あまり細かいことは考えない方がいいですよ?何か飲みます?」


「……いや、その飲み物に何か入っているかもしれない。カミーラが入れるとは思わないが、どこで混入しているか……。」


「まぁ、二日続けてですからね。心配するのは分かりますが、これは現地で直接確保してから一切封を開けてないから大丈夫ですよ?」


カミーラは棚の奥から1本の瓶を取り出す。魔界で作られているお酒だそうだ。


「……人間族の体質に合わないってこともある。」


「あ、そうですね、それはあるかも。」 


カミーラは以前の精力剤の事を思い出したのか、それ以上は何も言わずに瓶をしまう。


「じゃぁ……、邪魔が入らないうちに……、ね?」


カミーラがすっと着ていた夜着を脱ぎ、俺に抱き着いてくる。


「……そうだな。」


俺はそっとカミーラを抱きしめ優しくキスをする。


そのあとの俺達に言葉はいらなかった。


カミーラの身体は柔らかく、そして暖かい。


俺の荒々しい動きを柔らかく、優しく受け止めてくれる。


そして、いよいよ………。


「カミーラ……。」


「うん、ソーマ、来て。」


俺はカミーラの中に……。


「もう我慢できませーん!!!」


突然飛び込んでくる影が5つ。それが俺に飛び掛かってくる。


「もう2週間もお食事してないんですよぉ。」


「これ以上は死んじゃいますぅ。」


「それなのにカミーラ様だけ一人でなんてズルい。」


「私達にもご飯を~。」


「ってことで……。」


「「「「「いただきまーす。」」」」」


5つの影……5人のヴァンパイア娘は俺に飛びつき、首に、手に、足にその牙を突き立て、俺の血を吸いつくす。


流石に、腹ペコのヴァンパイア5人に吸血されては、体内の血が一気になくなるのは当たり前で、当然体内の血液が無くなった俺は……その場で息絶えるのだった。



「あぁ、ご主人様ぁ。それだけは、それだけはご勘弁をぉぉ。」


「ダメですぅ。ご主人様には素敵な奥様が……あんっ。酷いことしないで。」


「くぅっ、私は奴隷娘ですぅ。でも、こんな無理矢理はいやぁ。」


「お願いですぅ。やめてくださいぃ。あ、あっ、いやなのに身体がかってにぃぃぃ。」


「……あの、ご主人様、これはどういう事でしょう?」


フリーシャが聞いてくる。


「お、来たか。さぁお前も着替えて、加わってくれ。」


「だから、これは何なのかって聞いているんです。」


「見てわからないか?」


「わかりません。」


俺の目の前にはあられもない姿で縛られている、ほかのメイドさん達がいる。


「これはイメージプレイだよ。本当は嫌なんだけど、ご主人様には逆らえず、いやいやながら従い、凌辱されるメイドさんってやつだよ。」


「……はぁ、ご主人様の趣味に今更とやかく言うつもりはありませんが。」


悪趣味ですね、というフリーシャの呟きを無視して、縛り上げる。


「はぁ……もう好きにしてください。」


「なんだ?自棄になってないか?……ははーん、振られたな?」


「違います、振ったんです。あんなわからずやなんか……。」


「やっと気づいたのか。あのヘタレ男にお前はもったいなさすぎるよ。分かれられてよかったじゃないか。」


俺はフリーシャを優しく抱きしめながら耳元で囁く。


「俺がいるよ。あんな男忘れさせてやる。」


「ご主人様……。」


フリーシャが俺を見上げる。その視線には何やら気まずげな光が宿っている。


「ン、どうした?俺じゃ不満か?」


「いえ、そういう事ではなくて、その、……。」


フリーシャが指さしている。


「ん?俺……じゃなくて後ろ?」


俺はゆっくりと振り返る。


そこには、笑顔で立っている俺の嫁たちがいた。


「ソーマ。楽しそうね?」


「ソーマ、私がいつも言ってることわかってないよね?」


「ソーマ様、浮気ですかぁ?」


「主殿、さすがに、これはちょっと……。」


「あ、いや、あのね、これには深い訳が……。」


「私達と結婚したくせに、初夜を迎える間もなく、メイドに手を出すというのはどういうことですか?」


「いや、俺だってキミタチと……だけどお預けなんて辛いんだよぉぉぉ。」


「だからと言って浮気していいとは言ってませんが?」


アンジェが睨みつけてくる。


「大体、メイドちゃんを可愛がるなら何で呼ばないのよ。」


クリムが、縛られたメイドを弄びながら言う。


「ソーマ様……リズは、リズはいらない子ですかぁ?」


リズが涙をためて訴えてくる。


「主殿……ってお前ら、まだ出てくるなっ。」


カミーラが突然出てきたヴァンパイア娘たちを押しとどめているが、はしゃいでいるヴァンパイア娘たちはクリムと一緒になってメイドさん達を弄んでいる。


「とりあえず、お話の時間が必要よね?」


アンジェの言葉に、俺は黙って頷くことしかできなかった。




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