プロローグ
プロローグ
???【ん…ここはどこ?】
朱侑【あっ!起きた!】
???【え?っだ、誰?】
見たことのない景色と見たことのない格好をした少女に驚いている。
朱侑【皆〜この子起きたよ〜】
白飛【良かったです。起きられたんですね】
目の前にいる白髪の男は安堵しているようだがわたしには何が何だかわからないままだ。
???【え?え?】
白飛【朱侑様、起きたら1番に説明をして下さいと言いましたよね?この方すごく混乱されてますよ。】
目の前にいる白髪の男は橙色の髪をした少女に対し、呆れた様子で話している。
朱侑【あっ!そんなこと言ってたね〜忘れてたよ】
あははと笑いながら謝っている。
朱侑【ねぇ、君。ここがどこだかわかる?】
???【えっと…】
辺りを見渡してみるが全く分からない。
朱侑【うん!分からなそうだね!それじゃあ、簡単に教えるね?】
朱侑【白飛!よろしく!!】
白髪の男に向かって呼びかけている。
白飛【え?私ですか?】
朱侑【うん!うちじゃ説明出来ないし!よろしくね!】
白飛【はぁ、分かりました。】
白髪の男がこっちを向いてきて
白飛【私は白飛と申します。貴方のお名前はなんでしょうか?】
???【私は…分からないです。ごめんなさい…】
白飛【分からないのですか…それでは思い出すまで呼び名を付けさせていただきますね。】
白飛【それではですね…】
勝手に名前を付けられようとしている。
白飛【では!貴方の呼び名は柚蘭でどうでしょう?】
???【柚蘭…良いです!その名前で呼んでください!】
白飛【ありがとうございます。】
柚蘭【えっと、それでここは何処なんですか?】
白飛【ここは貴方の住んでいた世界とは別の世界です。そして、今いる場所は管理者たちが集まる場所になります。】
白飛【今から貴方には5つの世界を回ってもらいどこの世界に住むのかを決めてもらいます。】
柚蘭【え?別の世界??】
突然出てきた別の世界という単語や管理者、5つの世界など意味のわからない言葉に混乱する。
白飛【それでは、まずは1つ目の世界に行ってもらいます。】
白飛と名乗った男は柚蘭の言葉に耳を傾けずに話を進める。
そして、青色のゲートのようなものが出たと思ったら吸い込まれていく。
柚蘭【え、ええええええ!】
ここから柚蘭の物語が始まる…