山に登りたい
マスク登山は一回だけ。
予想通り、苦しかった。
晴れた夏の清涼な空気
青空の下の駐車場
少しの緊張感と
それを上回る高揚感
ジャリッとした足元に
屈んで靴ひもチェック
日焼け止めに帽子
背中のリュックには念の為
レインウェアと非常食
そして山頂で食べる昼食に
水とケトルと小さなコンロ
いざゆかん
蒼天の頂きへ
乾燥した足元の石を踏みしめて
木々の影の中歩く
時々 水たまり 注意
息を乱す最初の30分
山に慣れると肺に届く
少し冷えた葉の出す空気
吸い込む
息を吐く
足を持ち上げる
鳥の声
誰かが真似してる
意外に上手
大きな岩の階段
時々手をついて進む
もう木陰は無い
頂上が見え始める
水分補給と少しのおやつ
小魚だったりチーズだったり
その休憩のたびに
スマホで撮影
今日も蒼い蒼い空を持ち帰る
油断すると足をひねるよ
小石にも注意
汗が首筋を流れて川
日焼け止め塗り直し
ゆずり合いの一本道も終わり
植物の無い開けた場所に到達
疲れた足をもう少し
山の名前と高さの刻まれた石
無事到着
さあ 山頂で ごはん
何度目かで決まるお気に入りの場所
風をよけてコンロに火を
お湯になるのは家より早い
少し膨らんだカップ麺
パリッと開ける
お湯を注いで待つ間
おにぎりもぐもぐ
もう一つはカップ麺のつゆと共に
大きくひと息
眼下に広がる深い緑
その先にあるミニチュアより
小さい街
風が吹く
汗が飛んでいく
帰りの温泉を楽しみに
さあ ゆっくり 下山しよう
ひとときの別世界
蒼い蒼い空の世界
いざゆかん
蒼天の頂きへ




