2ベンチャーアドベンチャーギルド?
「オアシア、あなたが私と一緒にいるなら、私はあなたに家族のあたたかさを教え続けます……ああ、その前に一緒に暮らすために居住者として登録する必要があります。ゴールドアドベンチャーに行き、旅行の手紙をもらおう」
(オシアちゃん、私が家族のあたたかさを教えてあげるね。でもその前に、住民登録をしなくちゃ。冒険者ギルドで移住許可書をもらおうね)
凶悪少女が不思議な言葉を口にします。……ゴールドアドベンチャーかぁ。参加したらお金がいっぱい貰えそう。ちょっと、行ってみたいかも。
さっきまで泣いていたのにもかかわらず、いつの間にか瞳に浮かぶ涙が少なくなっていき、少しドキドキとした気持ちになってしまう。……涙をいっぱい流したり、急にキゲンがよくなったり、私の精神はおかしくなっちゃったな。もしかして、この身体のせいなのかな?
小さくてプニプニになってしまった自分の左手を見ながら軽くききかんを感じていると、凶悪少女が私の右手をつよく握り目的地についたことを教えてくれた。
「2ベンチャーアドベンチャーギルドです。この国で問題が発生した場合は、ここで申請してアドベンティストギフトを受け取ることができます。それは人口に影響を与え、都市を保護します」
(ここが冒険者ギルドよ。問題が発生したとき、その解決を依頼する場所なの)
2ベンチャーアドベンチャーギルド?
邪悪な少女が指摘したところに、周囲より少し豪華な建物がありました。彼女は、中世の雰囲気を持つその建物に向かって歩きます。……ここが2ベンチャーアドベンチャーギルドなのかな?
「ギンダさん」(ローレさん)
「わかりました。しばらくお待ちください」(少々お待ちください)
凶悪少女は室内をまっすぐ進み、受付であろう女性に何かをお願いする。
……ここが2ベンチャーアドベンチャーギルドかぁ。筋肉のオジサンがたくさんいて室内がちょっと男臭い。右側にテーブルが何個かあり、筋肉質な男性達がそこで雑談していて、左側には壁にたくさんの紙が張ってある。一体何の紙だろう?
「お待たせしました。こちらの書類にご記入ください」
「理解する ……彼の名前はオシア、出身地は別世界、生年は不明……やった、書ける。 ここに行ってもよろしいですか?」
「……そうですね。それならここで手紙を受け取ります」
「オシア・カーン、しばらくここにいますか?」
(こちらの書類にご記入ください)
(分かったわ。彼女の名前はオシアちゃんで、出身地は異世界、いつ生まれたかは分からない……やった、終わったわ。はい、どうぞ)
(ありがとうございます。受け取りますね)
(オシアちゃん、こっちに来てね)
ギンダさんと呼ばれた美しい女性から渡された紙に何かを記入する凶悪少女。書きおえた彼女は私の手を握りギンダさんのところへ持っていく。
……そして、私と向き合ったギンダさんは興奮しながら喋りだす。
「この赤ちゃんは子供です……彼女はかわいいです。ですが、リボンでいっぱいのゆったりとした服を着ています。彼女の髪と顔は美しいです。素晴らしいと思います」
(可愛い!!! 何なんですかっ、この子は! 愛くるしい顔をして、リボンいっぱいの可愛い服なんか着ちゃって! ああ、それに、美しい髪……最高だわ!!!)
ギンダさん? 赤ちゃん扱いは、さすがに悲しくなっちゃうよ。……というかこっちガン見しすぎ。目が怖いよっ。凶悪少女とは別ベクトルの狂気だよ。この世界の女性は恐ろしい生き物なのかもしれない。
「オアシアカーン、このクリスタルボールに触れてください。あなたの正確な状態とラグの情報をチェックします。」
(オシアちゃん、この水晶玉に触れてね。オシアちゃんの情報を調べるよ)
ギンダさんは鮮やかに輝く球を出し、私に触らせようとする。……とてもきれいな球。じっと見ていると吸い込まれてしまいそう。
「このガラス玉はすごいです。 美しさだけでなく、あなたの気持ちにも依存します。 これにより、トレーダーは犯罪者を追跡して警告することができます。」
(この水晶玉は凄いんだから。触った人の気持ちを読み取ることが出来るんだよ)
ガラス球を指さしながら、にこやかな笑顔で輝く球の解説をする凶悪少女。でも、残念ながらその説明じゃ何も理解することができない。……とにかく球に触ってみよう。
ペタッ
冷たくて、つやつやで気持ちいい。
思わず頬を緩めたとき、ギンダさんと邪悪な少女にほほえみの視線を向けられしまう。そして、私を見てほほえみながらギンダさんは口を開く。
「アジアは便利です。 ハ。 あなたは別の世界から来ました。 あなたはおっぱいを持っているでしょう。 アジアがこれからあなたの面倒を見ると信じてください。」
(オシアちゃんは……!?)
(別の世界から、やって来たの? ……前の世界でつらい思いをしてきたのですね。……でももう安心です。アゼアさんがいますから。これから彼女にいっぱい可愛がってもらってね)
ギンダさんは、私が触れている球を見ながらセクハラをしてくる。……結構気にしているのに。
……セクハラ受付め。
「あなたの専門家は……良いです。 オーストラリアは賢い子供たちのように見えます。 ……しかし、あなたは自由なことに苦しんでいたに違いありません。……能力、ああ、彼女は「歌姫」ですか? それはオシアにとって完璧な技術です。 オシアは変な表情で歌う……まあ、そうだね……他の技術はこの水晶玉も効果が読み取ることができないスキルです。さて、スキル名で、危険はないでしょう。注意しないでください」
セクハラ受付がなんか変なことを言いながら一人で勝手に納得している。この水晶玉で私のことを確認しているのかな?
「オーストラリアは今、子供に安全だと思いました。10日間の居住許可を差し上げます。」
「たった10日。10日後にオシアを分割すべきではないのか?」
「コミュニティを本当に信頼できない場合。 永久ライセンスを取得したい場合は、オシアに申請してGランクリーダーとして参加してください。 オシア事業のレベルが「D」に上昇した場合、トレーダーはオシアを維持することを確実にします。」
凶悪少女とセクハラ受付が何かを話し合う。……やっぱり凶悪少女は私を解剖するつもりだったんだ。一瞬で殺してくれればまだましなんだろうけど、彼女の事だからどうせたっぷりと私を痛めつけるのだろう。今のうちに覚悟しておかなきゃ。
「オシアのような美しい少女はハンターになることはできません。 トレーダーは邪悪なモンスターに対処する必要がありますよね? また、短時間でレベルDに到達するには、多くの複雑なアプリケーションが必要ですよね? すごく危ない」
(オシアちゃんみたいな可憐な少女に冒険者をやらせるなんてひどいわ。冒険者は凶悪なモンスターと戦う事もあるよね? しかも短時間でDランクだなんて。かなり無茶する必要があるよ)
「慌てる必要はありません。 私がオセイアに行った要求の1つは、安全上のリスクを最小限に抑えながらギルドマンに簡単な申請をすることでした。 重要なリクエストごとにステータスが上がり、レベルが「F」に達すると有効期限は1か月以上になり、「A」に達すると日付が設定されます。 賞味期限は1年です。 この点で、AIAの「D」」
(大丈夫です。オシアちゃんには安全の保障された簡単な依頼をお願いします。そして、期間に関しても問題ありません。ランクが上がるたびに滞在許可の期間が増えますので、時間的には余裕があります)
二人は怪しげな会話を行っている。私にとって危険なのは、邪悪なモンスターなんかじゃなくて凶悪な少女なんだけど……
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