嗤う男と笑う男
霧の中での戦い・・・・・
有利なのかすら分からず・・・・・
連合の旗男ガウズ・グリュエン・・・・
愛馬の白い獣ニャンヌと共に駆ける・・・・・
襲い来る敵、敵、敵・・・・・・
得意の体恤と念術で応戦・・・・
副官の退くべきとの提言を蹴り・・・・・
輝く金髪の黒い瞳の・・・・・
威圧的な白い軍服に身を包む青年は・・・・
「フラシュ」
「ゲヴェーア」
「ハッピーダンス」
光球が青年の後方より生じ・・・・
分裂し・・・・・
広がり火を噴く・・・・
弾を吐き出す・・・・・
バババババババと敵兵は防御するのが背一杯・・・・
ガウズは満足げに笑う・・・・
「フラシュ」
「ドンナー」
輝く右手を掲げ・・・
ニャンヌは飛ぶ・・・・
「ゲブリュル」
撃ちだされる轟音と雷・・・・・・
敵兵は死なず・・・・
だが動けず・・・・・
一番たちが悪い・・・・
放置も出来ないが・・・
救出保護治療と手間である・・・・・
「嫌味なら良いけど♪」
「あれ偽善ですよね?」
ガウズの副官・・・・・
レナはニャンヌに乗り驚く・・・・
直ぐそばにねっとりとした声が・・・・
気配が・・・・・
「遠い」
「声だけ?」
声の主は更に・・・・
「サンダーフォール」
応える女性と兵・・・・・
「了解」
「「「サンダーフォール」」」
霧を切り裂き飛ぶ曲射の雷球・・・・
「な!」
ガウズは理解するが・・・・・
紐が阻む・・・・・
レナを驚かせた声の主が・・・・
指示し其の上で自前で駆け・・・・・・
「フラシュ」
「シルト」
己とニャンヌに光の壁を張る・・・・
敵兵を護るための盾を己に・・・・
雷球は破裂し・・・・
敵兵を焼き殺す・・・・・
「何故だ」
ニャンヌ空中で向きを変え・・・
カエルとガウズは睨みあう・・・・
「貴方がバァーカだからですよ」
「勝てますか?」
「見えませんか?」
「聞こえませんか?」
微かに聞こえる駆けよる音・・・・・
ガウズは目を伏せる・・・・・
レナは部下に・・・・
「逃げなさい」
「だーめですよー」
紐を飛ばす・・・・
黒髪オカッパの・・・・
怖い位綺麗な美少女は・・・・・
刀で切り裂く・・・・
「ワーオ!」
「イッアーイ♪」
「私達で退路を」
「申し訳ありませんが」
「私達敵じゃないですカラ」
ノエルの声・・・・・
赤い騎馬兵隊ダズルグロリーも到着・・・・
「え!」
驚くレナに微笑むノエル・・・・
「お進みください」
「我らダズルグロリーが道を作ります」
ノエルは討つなんてできないと・・・・
元より命を懸けて逃すつもりだった・・・・
「其れがこんな言葉を」
ノエルは微笑む・・・・
他はもう自棄である・・・・
霧は晴れ渡り始める・・・・・
「さて正念場ですねー」
「戻るは出来ません」
「相手が勝てると信じている其のユダンニ」
「付け込みましょう」
「ユーアーオケー♪」
「オーケー!」
「何故かは分からない」
「気に喰わぬ敵だと思うが」
「レナ乗るぞ!」
「はい!」
「ガウズシュトラーセゴウ」
「推して参る」
「「「オオオオオオオオ」」」
咆哮するニャンヌに乗る兵達・・・・
其れを背にカエルは霧の中を駆ける・・・・
霧が晴れる前に盛大な一発をキメル為に・・・・
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