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メモリージャッチメント  作者: 紅き鋼
7/10

決意

「何………この写真」



それは白衣を纏ったおそらく男性と女性が並んでいて、顔だけが真っ黒になっていて誰なのか分からない。

かなり不気味な写真が混じっていた。


「なんでこんな写真があるんだ………」


その写真を持ちながら考えていると裏側が気になり裏を見てみると、「忘れてはいけない、思い出せ」

この写真………なにを忘れてはいけないんだろう?



この写真すごく不気味だけど、なんでだろう………心のどこかでモヤモヤする。


そしてオレはその写真だけを抜き取り部屋を出た。



自分の部屋のベットに横たわると、これからの事を考えていた。


マイさん、そういえば覚悟ができたら来い!と言っていた。

覚悟……………オレは考えれば考えるほど意識が遠くなり眠りについた。




目を開けると目の前には兄貴が笑いながら優しく手を振っている姿があった。

オレは思わず走り出した、でも走っても走っても近づく事ができない。


すると、兄貴の足からゆっくりとまるで砂時計のように消えようとしていた。


「待ってくれ!オレを一人にしないでくれ!!」




ハッと目が覚め夢だったと気づく。


「夢か……………兄貴がいなくなるとオレは一人…………」


そんな生活考えられない!このままじゃダメだ!!


オレは決意した!ただ、普通の日常をおくりたい、ウザイ兄貴が隣にいて、いつも会話の絶えないそんな日常。

絶対にイヤだ!!無くしたくない!運命なんかクソくらいだ!



争ってやるよ!!そう心に誓うと思わず笑みが溢れた。

『そうだよな、オレはこうじゃなきゃ。女だけど女らしくとかわからないし、誰に何と言われようとオレはオレだ!!』


窓からは昨日の嵐が嘘かのように日差しが部屋を照らし、オレは南海病院のあの人の所へ行くことにした。


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