夏休みの図書部 part3
第三章。
これを書き始めたのがもう、およそ一か月前となります・・・。
今まで自分はなにをしていたのでしょうか。こんな僕の作品を読んでくれている方々に改めて感謝致します。
今回で修正も終了しました。早ければ明日、遅ければ今週にも四章に手をつけ始めたいと思います。のんたらしてたら「夏」というテーマが過ぎ去ってしまいましたね・・・。今月の気温は10月上旬の気温のようで。急に寒さが増し、風邪をひく、なんてことがあるかもしれませんので体調管理気をつけましょう!
第三章
今日はいよいよ、夏休み出かける件の最終決定日だ。
そのため、僕は今とてもわくわくしている。行く場所が山ということになり、初めての体験というものにも興味がある。
学校に向かう道中、珍しく僕は本を見ないで風景を楽しんでいた。僕の学校は田舎と都会の半端な感じなところにある。そのため、後ろを向けば山。少し行けば都会に似た景色が見える。なんだかパッとしないが僕はこの景色が気に入っている。自然と人間が作った景色が同じ場所にある。それがいいのだ。しかも今日は晴天。山に雲がかかっていないのは久しぶりだ。ちょっと前までは梅雨が猛威をふるっていたのでこの景色を見るのは一カ月ぶりだった。
信号待ち。ここで、いつも先輩と出会う。
「おはよーやまのぞちゃーん!今日はいい天気ねー」
ほら来た。相変わらず元気がいい。希先輩は今日の天気と負けないくらいの笑顔で言う。
「おはようございます。本当に今日はいい天気ですね。珍しく山に雲がかかっていません」
「ほんとだー。やまのぞちゃん、観察力とかいいほうなの?」
「いえ、そんなことはないと思いますよ」
今日はいい天気で、先輩も機嫌がいい。最高の一日だ。
午後の授業が終わった。
一日の授業は月曜日以外、殆ど六時間目まである。しかも、僕の大嫌いな数学が最後の時間にあるともう憂鬱で仕方がなかった。そして、その憂鬱な日が今日だった。朝は景色が良すぎてそんなこと気にしてなかったのだが、学校に来て気づいた。幸い、忘れ物がなかったのでよかったが。
「あー疲れた」
僕が机に突っ伏していると左斜め前の席から声が飛んできた。
「疲れたじゃないの。ほら、早く立って掃除の準備しないと先輩に怒られちゃうよ。早く!」
その声の主は「柊菜月」
僕にとって唯一の保育園からの幼馴染だ。当時、近所ということもありかなり良く遊んでいた。しかし、今は菜月が遠くに引っ越してしまい、学校区外にはいかないものの、僕の家から徒歩はきつい場所になってしまった。それ以外にも、近年になって「女子と一緒に遊ぶ」というのが恥ずかしくなって最近はそんなに顔を、会わせなかったのだが・・・。中学に入ってまた同じクラスになったのだ。
久々の会話は少し照れくさかったが幼少期から話しているとなるとさすがになれもあるのだろう。そんなに動揺はしなかった。
「あーわかったよ。菜月、よく授業中寝ないでいられるな」
「いや、それ普通だよ?授業中寝たら本当に怒られるよ」
二度目の忠告が飛ぶ。それと同時に、菜月が本当に僕のことを心配していることがうっすらわかった。
「わかった。次からは気をつけるよ。なるべく寝ないように」
「あのさ。ひとつ聞いていい?」
「なんだ?」
「さっきから、わかったって何回言ってるの?本当はわかってないんでしょ?」
「そんなことないよ」
「ふーん。知らない」
怒らせちゃったかな・・・。少し心配になったが多分、大丈夫だろう。
掃除・・・早く終わらないかな。いや、終わらそうか。
早く部活に行きたいな。こんなこと、最初は思わなかったのに。人って変わるのかな。
そんなことを思って僕は掃除を始めた。
ただいま、修正中です。pcが最近調子が悪いので途切れ途切れになってしまっています。すみません。一週間後くらいには完全な作品にする予定ですのでよろしくお願いいたします。また、ただいま「図書部!」とは別の作品を作成しております。次は恋愛小説にしようかなと。そちらは完成→投稿は二週間以上先になってしまうと思いますが、一応予告しておきますw
※2015/08/10(月) 11:28 タイトル修正
※2015/08/24(月) 23:21 全文修正(中途半端です)
※2015/08/29(土) 02:27 全文修正(24日の文からの繋ぎ。今回も中途半端になっています…)
※2015/09/06(日) 23:30 一部修正 三章完結です。次回は四章となります。長々と伸ばしてしまい、申し訳ございませんでした。