ぼっちと学校祭は関係無い2-1
五年前、主人公を変えたこととは⁈
少し昔話をしようか…
五年前、中学に入ったくらいだったか…俺はワクワクしていた。小学校は楽しくて良かった。その上の中学校はどんなに楽しいのだろうと…。
だが、現実はそうではなかった。勉強は大丈夫だった。
だが先生の態度が違う。生徒も勉強などでピリピリしている。そして気がついたここは小学校のようなところでは無いと。
規則も厳しいく、楽しくもない。うんざりした。
そして中学校で初めての文化祭がきた。皆初めての文化祭ではりきっている。だが俺は全くどうでも良かった。そしてある生徒が、「明日は体育祭だ、皆早く集まって練習しようと…」俺はまだ甘かった、だから口に出してしまった。
「おい、それはお前の理想だろ?お前の理想に皆を使うな!皆なんて理想でしかないんだ。やりたいならやる気のあるやつだけでやってろ、俺はごめんだ…」
これだけで十分だった。このせいでクラスに亀裂が入りバラバラになった。クラスの空気も悪くなった。そして俺はぼっちになった…
「嫌なことを思い出しちまったな。俺は甘かった…昔は…」
だが今は違う俺はあんな事を口に出さない。だが思いはする。そして俺は理想に絶対付き合わない。そしたら何かに負けた気がするから…
生徒会から抜けてからまたいつものぼっちライフが始まった。
特に何もなく、何も考えない日常、そうだこれは俺が望んでいたものなんだ。馴れ合いもせず、憎まれもせず。完璧だ、俺ほどの完璧主義者は居ないだろう。
一週間が過ぎた。この学校でも学校祭が始まった。この日は体育祭だった。
中学のようにはりきってはいないが、楽しんでいた。俺以外は…。俺は必殺技を繰り出したその名も「ちょと具合悪いので休んでます。」だ!高校の体育祭の競技なんてほとんど自主的に参加する物ばかりだ、もちろんぼっちの俺は何も出ない。
だけど暑陽射しの中、ずっと座っているのはキツイ、だからテントで休むのだ!
え?何これまじ最強の必殺技じゃん!ツイートツイート♪あっ、俺のフォローワー家族だけだ…ネットでもぼっちとか俺はぼっちの神だな!
テントで休んでいると一人の少女生徒が、体調の悪そうな生徒をかついできた。顔をみたら、あっやば、生徒会長じゃん。顔合わせずら!
寝たふり寝たふり♪
「あっ、坂墓君じゃないか!競技には出ないのか?」
おいなにきやすく話しかけてんだよ!なに前の気にしてないの?それとも俺が気にしすぎなのか?て言うか競技に出ないのか?ってテントで休んでるのに聞くか普通。
「あっ体調が悪いので…」
察しろよな…
「そうなのか?ただサボってるだけに見えたのだが…私の勘違いか。」
くっ、鋭い。
「でわ私は、生徒会の仕事があるからじゃあな坂墓君。」
「はい。頑張ってください。」
俺の分まで頑張れよ!なんちゃって☆あの人以外に鋭いな、いや、俺の演技がまだまだなのか⁉︎鍛えなきゃ、はっきり言って意味ないな…。
俺は今年の学校祭も隅っこで終えるのか、素晴らしいな、このまま生徒会続けてたら俺は死んでたな。頑張り過ぎ病で。
良かったー。って俺はウソッ■かよ、だけど小学校の頃は児童会とかやってたな。
小学校の時友達いたな俺、でも中学の時皆クラスバラバラになったんだっけ。そして俺はどこからどこまでが友達なのか分からなくなった。
喋ると友達なのか?遊ぶと友達なのか?友達ってなんなのか?多分この世の謎だな…。
友達…良いのは響きだけだな。
生徒会を見て、また俺はふりだしに戻った気がした…。
主人公は、生徒会を辞めてどう感じたのか?そして学校祭、何か起こる予感!