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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会で活動するぼっち
69/72

ぼっちの戦いー3

 人間ってのは自己満足な生き物だ。

 そもそも、この世には自己満足しか無い。

 どんなに失敗しようと、自分が満足すればそれでいいし。

 逆に、どんなにいい結果だろうと自分が満足しなければ意味が無い。


 だから俺は自己満足しかしない。


★★★★★★★★


「ふぅー、疲れた」

 いや本当になんで俺はあんなことしたんだ?てかなにがCQCだよ、恥ずかしいわ俺。

 廊下を歩き、生徒会室に向かっていた。今回の騒動というか、揉め事をどう話せばいいのやら。


 しかし、剣道部って意味わからんやつばっかだったな。特に部長とか一回カウンセリング受けた方がいいんじゃねえのか?

 まあ、それを言うと俺も当てはまってしまうんだけどな。


 しかし、いやしかし。しかしのまたしかし。俺は何がしたいんだろうか。生徒会で何をなしたいのだろうか。

 所詮、こんなものは自己満足だと自分でも知っている。けど満足しなければやっていけないのが人生だ。妥協しなければやっていけないのが世界だ。

 なんて考えることもある俺は恥ずかしい。


「帰ったぞぉ」

 疲れた感をだしながら生徒会室のドアを開けた。


「どうだったの?」

 ツインテールを揺らしながら金沢が近寄ってきて聞いてきた。

 ギャルゲーのヒロインだったら攻略してますね、こりゃ。


「分かってもらった」

「……その言い方だといろいろ誤解をまねく可能性があるが…」


 生徒会長である留美☆留美が言ってきた。

 てか留美☆留美より、ルミ☆ルミの方が見栄えがよろしいと俺は思った(小並感)

 

「言葉通りだ。分かってもらったんだよ、少々力ずくで」

「……いやぁ、君にそんな力は無いと思うんだけどなぁ」

「失敬だな、俺はアレだ、着痩せするタイプなんだよ、うん。君たちもダメだな、透視能力の練習が足りないんじゃないのか?」


 もちろん俺は着痩せするタイプでもないし、透視能力も無い。むしろあったら嬉しい。

 まあ、うまくいったな。この報告の方向性を変え、なおかつ笑い話にできた。あっ、一応言っておくと、報告の方向性はダジャレじゃないからな!


「まあ、解決したならそれでいいじゃないですか」

 あ!副会長の山田さん。いたんだ。

 って言う俺はクラスの「いないもの」なんだけどな。俺と接すると人が死ぬんだよなぁ、呪いかな?冗談。


 俺は自分のイスであるパイプイスに座った。あぁ、早く俺だけのイスが欲しいよぉ。予算から見積もってほしいよぉ。

 冬のパイプイスは地獄なんだよな、時間がたったあと座ると尻が冷たくなる。

 いやぁ、冷たい冷たい。


 俺はカバンの中からコーヒーを取り出した。ちなみにこれはさっき買ったもので、まだ温かい。

 俺はそのコーヒーを手でコネコネしながら手を温めた。ちなみに微糖だ。


 コーヒーの缶のフタを開け、一気に飲み干した。

 体の中からポカポカし、目が覚めて行く感じがした。あくまでも感じだ。


「ふぅー、生き返るわぁ」

「あれ坂墓、私のは?」

「いや、なにさも当然のように自分の分もあるのだと勘違いしてんの?中学生男子並に勘違いしてるぞ、手が触れただけで両想いだと勘違いしちゃう奴だよ」

「そんなわけないでしょ!!」


 金沢は顔を真っ赤にして、イスから立ち上がった。

 いやぁ、チビんてをいじるのは楽しいな。


 ……別にいいじゃないか。自己満足でも。それを満足したのなら、それはそれでいいじゃないか。

 ……そんなことを俺は考えた。

この受験生ですので更新とか滅多にしませんが、この作品は嫌いにならないでくださいぃぃぃ!!あと短くてごめんなさい。

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