ぼっちとカスは紙一重
留美のメールのおかげで生徒会に急いで行った坂墓は、生徒会の会議を始めた。
俺は家から出て急いで学校へ向かった。なぜ急ぐのかと言うと、メールが届いたからだ。
送り主は高橋留美。内容は今すぐ生徒会室に来いってものだった。しかし問題なのは内容ではなく量なのだ。
軽く3桁いっちゃっている。うわぁ、病んでますね、治るかな?
てことだから、俺は急いでいるのだ。ペダルをこぐ回数がどんどん増えていく。
学校に着いて、生徒会室までダッシュで向かった。さっきからメールの通知音しかしていない。ケータイの充電大丈夫かなぁ?
「はぁ、はぁ……。お、遅くなった」
生徒会室のドアを勢いよく開け、息を乱しながら言った。
「あっ、坂墓。ようやく来たのね、てか来ないかと思ったわ」
「うっせぇよ、ちびっ子。人間だれしもがなあ、遅れることがあるんだよ。それを考えると……」
「はいはい、分かった」
どうやら俺はこんなちびっ子にすら話を聞いてもらえないカスらしいカス。
「坂墓くん、早く座ってくれカス」
わぁ、ストレートにカスって言われたカス。てかもうこのカスネタやめようぜ、泣けてくる。
「お、おお。悪いな」
俺はパイプ椅子に座り、カバンを机の上に置いた。副会長さんは一人黙々と本を読んでいらっしゃる、ぼっちかよ(笑)
「今日は会議をしたいと思う。議題は剣道部の部費予算についてだ」
「会長、それはどうゆうことですか?」
金沢が、席を立ち発言した。俺もあんま話の意図が分からない。
「冬休み前、来年度の部費予算の見直しをし、それを公開したんだが、剣道部がどうしても納得できないらしくてな…。そのことについてだ」
ほぉ、そんなことがあったのか。部費予算ねぇ、そりゃどの部活にとっても大切だな。
「ちなみにその予算はどれくらいですか?」
副会長さんも積極的に会議に参加するようだ。さすが意識高い系の集まり生徒会。
「15万円だ」
「え?多いの?少ないの?」
俺は部活というものにほとんど関わってこなかったので、部費というものがどれくらいなのかさっぱりわからないのだ。
「剣道部からしたら少ないそうだ。今年は竹刀を買い替えようとしていたらしく、どうしても予算が足りないらしい」
「学校から追加で出ねぇのか?」
「どうやら学校側は今年、全国大会へと進んだサッカー部の部費が多いため追加は出せないそうだ」
全国大会ねぇ……。俺もカードゲームの全国大会に出たことがあるが、あれは壮絶なる戦いだったなぁ。マッチ戦に一人で出たんだ、忘れたくても忘れられないぜ。
「なら他の部活から少しずつ予算を減らしてみては?」
ちびっ子が発言したことは、ごもっともなことだ。しかし、こんな簡単なことぐらい思いつかないはずがない。つまり、なにか不都合があるのだろう。
「それが今年は全体的に部活予算が少なくてな、他の部活もしぶしぶ承諾してくれている状況なんだ」
なーるほど、予算少ないんだなぁ、へぇ、どーでもいいけど生徒会の予算はいったいどこに消えていってるんだろうなぁ?なんか俺以外の設備がどんどん豪華になっていっている気がする。てか俺だけパイプ椅子。
「なら、剣道部を黙らせるしかないんじゃないのか?」
俺は少し考えたが、やはり打開策は思いつかなかったので、妥協した意見をだした。
「剣道部はあまりいい噂がなくてだなぁ…。最近も揉め事を起こしているらしく」
「あー、つまりびびってんだな」
「坂墓カスくんどうかしたか?」
「すいませんカス」
更新遅くてマジすいません(ーー;)




