ぼっちと出会いは関係無い1-5
生徒会にはいった亀裂は埋まることなく、主人公は生徒会をすぐ抜けることに⁉︎
今日は、学校にいき辛かった。多分噂になってるだろうなー、昨日の喧嘩のこと。
ぼっちは目立つのを好まないのに目立っちゃったよ。
そもそも生徒会に入ってるだけで目立つな。やはり俺には向いてないな。表の仕事は…やはり俺は裏の人間だ。
昔を思い出してイライラした。
ガラガラ
教室に入ると噂されている気だした、多分勘違いだよね。うん、そうだと願いたい。ぼっちは勘違い多いからね。
今日も無事に授業が終わった。気が重いがしょうがないことなので生徒会に行くことにした。
「ちいーす。」
「ああ、来たか。」
並べられた机に俺以外の全員座っていた。
「今日は、少し話があってだな…」
こういうことは、だいたい分かる、言いづらい事なんて一つしか無い。会社で言われるアレだ。
「他のメンバーから意見があってだな…その…意見が合わないから、君が生徒会から抜けて欲しいと…」
多分こいつが言ったんだろうと副会長を見た。すると立ち上がって
「君の意見は、生徒会にふさわしくない、生徒会は前向きに物事を解決すべきだ。だが君は前向きな考えられるとは思えないんだが。」
すると会計のツインテール少女も
「そうね、個人的にはその意見好きだけど、確かに生徒会には向かないわね…」
確かににそうだ。俺は前向きな考えが出来ないし、この考えを変える気も無い。俺はこの考え方が好きだから。
最初から分かっていたんだ。俺には生徒会は向かないと、だがその分期待もしていた、こんな俺でも活躍できるかもと、だがそれはただの自己満足だった、現実は甘くない、分かっていたのにな、はは、
笑えてくるよ自分の甘さに…
「ああ、そうだな俺には向いてなかった。」
瑠美が言った。
「抜けられないとか昨日言ったがそれは君が抜けないようにするための嘘だったんだ、すまない。悪いが生徒会を抜けて欲しい…」
彼女は悲しげにいった。
「ああ、わかった。そもそも昨日言ったことが嘘だってぐらい分かってるよ。」
ああ、分かっていたんだ。だけどそう言ってくれたのが嬉しかったんだ、きっと…
「本当に少しの間だけだけど楽しかったぞ。」
と心にもないことを言って俺は生徒会室を出た。あの空間に亀裂を入れたのは俺だ、しょうがないと自分に言い聞かせた…。
結論は最初から出ていたのだ、俺は前に出てはいけないと、5年前から…
主人公はまだ希望を持っていたのかもしれないが、それを自分で壊してしまった。
主人公に5年前あった事とは⁉︎