ぼっちとクリスマスは関係無い6-4
坂墓は最初のメールを返信し、次のメールへと手を伸ばす。果たしてどんな内容なのか⁉︎
唐突に冬と考えると、思いつくことは一つしか無い……。そう、SAMUIだ。
もはや冬の風物詩と言ってもいい。……当たり前か。
こんな事言ってたら、夏は暑いだし、春は清々しい、秋はビミョーに寒い……になっちまうじゃんか。
秋ってビミョーに寒いんだよな。やっぱ夏が暑いせいか?熱い風呂入って冷たい風呂に入るとヤバイって言うしな…。
誰だよ、そんなこと言ってんの……。
まあ、とにかく寒い。冬に寒いを抜いたらお正月しか残らねえじゃねえか。
冬休みってなんかはかないな。
はーーい。ここで「あれ?クリスマスは?」とか思ったヤーツ。お前らはリア充だ、喜べ。
そして無意識の内にクリスマスを行事から抹消していたお前達!喜べ、お前らはH.リア充だ!
……つまり非リア……。非弾のアリアだ。喜べよ!
あっ、間違えた、緋弾のアリアだった…。
てことは漢字が違う。……風穴開けるわよ!!
てなわけだ…。あれ?どんなわけ?まあいい、今俺は生徒会室にいる。
パソコンと言うのは一度閉めたら開けにくいものなんだな。……呪具みたい、不思議。
呪具と言えば今、奈津が呪詛的な言葉を漏らしているな。
なに?俺死ぬの?
よく聞きとってみたら、どうやら妄想しているらしい。
さかきば、きばさか、さかきば、きばさか、さかきば、きばさか……など言っている。
少し前の出来事のせいで……。俺は奈津に「開け、夢の扉!」的なことをしてしまったようだ。
どうやら開いた扉は未知の異世界に繋がっているらしい。
使っている言語は同じなのに、意味が全く分からない。実にヒステリー。……ミステリー。
と言うか、さか?もしかして俺?てことはきば、は木場のことか?
てかなんでこいつ木場のこと知ってんの?いや、あいつは有名か。
意味わからんところでヒスってしまうところだったぜ……。
血糖値が上がるのが分かる。分かるんだ。
……お菓子食い過ぎた。やめよ。
俺は無心でお菓子をつまんでいたのに気がつき、その手を止めた。
そしたら瑠美が何かを思いついたように「あっ」と呟いた。
「さっきのお悩みの答えなんだが、その告白が成功したときを考えると良いって言うのはどうかな?」
今までずっとかんがえていたのか……ご苦労様。多分俺なら十分考えた末、Google先生に教えてもらうな。
「まあ、いいんじゃないの?」「いやいや、やっぱりさかきばの方が……」などと瑠美の意見に二人は答えた。
…いや最後のおかしいだろ。
「おお、いいんじゃね?分からんけど」
…と俺も答えておいた。
実際、俺が考えたとしても、答えは最初の通りだ。なんか緊張しない方法なんかをアドバイスしちまう。
この選択は間違っていなかっただろう。
俺は瑠美からパソコンを受け取り、さっき言った通りに文字を打ち込んだ。
送信……っと。俺は送信ボタンを押した。
失敗しろよ、アディオス☆なんて言葉を心に残した。
そのまま今日、最後のお悩み相談メールを確認しようと思い、メールのページを開いた。
あと5件かぁ…明日も頑張ろーー。
と思ったが、一件はやらないとさすがにまずい。現実逃避をやめよう、俺。
現実は逃げるものでは無く、壊すものだと知っている俺は、次のメールを確認した。
リアルクラッシャーーー!
[ペンネーム.腐神なわ、た、し♡]
お悩み『私の教室では、いい感じの二人がいます。しかし、あと少しの一線を超えません。どうしたら超えてくれますか?』
……………………………は?もはやお悩みと呼べるかすら分からない相談きて、俺は死後硬直のように固まってしまったのだった……。
この小説は、案外自分の愚痴を書いたりしてるんですよ。まあ、物語の最初の方なんですけどね。さすがに最近はしっかり考えてますよ内容を。その日の気分で!とか思ってませんから全然!うん!全然気分屋だわ、俺。




