ぼっちと出会いは関係無い1-4
生徒会長が、主人公の幼馴染だった⁉︎
よう、オラ地田果、なんか分かんないけどこの部屋の空気が重いな。うん。
どうしようなんか喋った方が良いかな?まあいいや俺には関係ないな、うん、……。
そもそもなんで会長は俺を誘ったんだろう?もしかしてこうなることが分かっていたのか?ならドsだな。
「会長。」
「なんだい?」
「なんで俺なんか誘ったんだ?俺を誘っせいでこんな空気になっちゃったんだが。」
「覚えてないのか?」
「はい?」
昨日の晩飯は覚えているぞ!牛丼だ。
「昔よく遊んだだろ?小さな公園で…」
たしかにそんな記憶があるな…
「もしかしてルミか?」
昔よく遊んだやつだ。いわゆる幼馴染とか呼ばれる部類だろう…
「やっと思い出したか。」
「なんで教えてくれなかったんだ?」
「いや、別に言うことでもないだろ。」
確か中学が別々になって離れたんだ。だが、向こうも驚いただろうな、久しぶりに会ったらこんな腐ったやつになっていたなんて、はっ笑えねぇ。
なんで俺はこうなっちまったんかな……いや、いい、思い出したくも無いことを思い出すところだった。
「こら、会長たち私たちを置いて話さないでください。」
「ああ、悪い、じゃあ今日はひとまず解散にしようか。」
「そうですね。」
ああ良かった、早く帰ろ息苦しわ。まあ俺が息苦しくしたんだけどね。
はぁ、仕事ってやっぱり疲れるなその場の空気って言うかそうゆうの読んじゃうよな、
ヤバイ俺って社会適応力ありすぎじゃないか。いや、そんなことないな…
帰ろうとした時、一人の生徒が走ってきた。
「会長!外でケンカが…」
「なに⁉︎ケンカだと⁉︎」
おいおい、急展開すぎだろ!
もっとほのぼのやろうぜ!
「坂墓君も来てくれ」
「はあ、まあ分かったけど。」
ケンカ…怖いのだ。
「ありがとう。」
「いや、生徒会に入ったからにはやらなきゃな。」
他の役員は、もう帰っていた。
外に出ると二人がケンカをしていた。
「こら、なにをやっているお前ら!」
だが止まらない。
はぁ、まあ俺が止めるか、めんどくさいな。俺は二人のケンカを間に入って止めた。
「原因は?」
「こいつが急に殴って来たんだよ。」
「こいつがぶつかって、謝りもしねぇんだ」
はぁ、こうゆうやつらのケンカの原因ってなんでこんなしょぼいんだろう。
「会長さん、どう解決したらいいですか?」
「君に任せる」
任せるなよ、会長だろ…まあいい。
「おい、お前らなんでそんな低レベルな理由でケンカしたがる?そんなに低脳なのか?」
「は?ぶつかってきたら普通謝るものだろ。」
「どんなけ短気なんだ。普通は殴らない。もしかしてお前ただイライラしていただけなんじゃないか?イライラしていたから小さなことでも怒ってしまう。悪いのはお前じゃないのか?」
「は?そ、そんなわけ…」
「じゃあお前は、常識を知らねえのか?」
「チッ、分かったよ、悪いのは俺だ。悪かった。」
「会長、対処は?」
「ふむ、反省しているみたいだし3日間停学で済むだろう」
この対応は最悪の対応だ。ただすぐに騒ぎが止まる方法。つまり一人だけ責めて、罪を認めさせればいいだけだ。
これも解決はしていない。
また俺は失敗したのだろうか…
騒動が終わって野次馬が帰って行った。
はぁ、怖かった。マジ怖かった。ぼっちが出る幕じゃないだろ。マジやめよっかな。
「疲れた。やっぱり生徒会やるのやめるわ。」
「なにを言っているのかな?もう申込書は出してしまったぞ」
え?なんだって、野々村のようにみみを出した。
「だから君は正式に生徒会のメンバーだ、ああ、やめられないからな。辞めるのは会長が辞める時つまり私が辞める時だ。じゃあまた明日な。」
ニコ、悪魔の笑顔だった。
はあ?マジかよ、ブラック企業じゃねえか。騙しやがった。入ったら抜けられないとかどこの秘密結社だよ、毎日行かなきゃ行けないのか。ぼっちには、キツイぞ…学校行きたくないよー、ああああ、やだやだやだやだ。
諦めようかなもうやらなきゃいけないみたいだし。それにしてもリア充はこんなの笑顔でこなすんだろうな、マジ尊敬するっす。
ぼっちにとって友達がいるだけでもうリア充なのだ、だから付き合っているとリア充なんて間違っているのだ。
ぼっちは、客観的に物事を見られる、それは誰の味方でもないからだ、つまりぼっちは裁判長だ、ヤバイ俺って偉い人だったんだ感激。
そして俺が1番嫌いなことが理想論だ。
リア充は、すぐに理想論を語り押し付けてくる。そしてその理想論に多い言葉が「皆」と言う言葉だ、そもそも皆というのは誰だ?
全員と言う意味なのか?なら俺も含まれているじゃないかwなんで「皆」にこだわるんだ。
ドラクエでも皆大切に!とかいう作戦は無いぞ!
リア充は言う、皆でやるから楽しいんだと、意味がわからない、皆でやるから楽しくないのでは?だってカラオケだってそうじゃん1部屋の値段ではなく、一人の値段を払う。
つまりカラオケに皆で来たら金を絞り取られる、逆説的にカラオケは一人でいくもの、違うのか?
一人ていくと値段同じなのにいっぱい歌えるじゃん、しかも恥ずかしくない、めっちゃいいじゃん!アニソン歌うぜ、とばすぜー。
俺は間違っているのか?
分からない、信じたくない、間違っていると。
上辺だけの関係を築くくらいなら、一人がいい…ただそれだけだ。
主人公に昔何があったのでしょうか、確かに上辺だけの関係なんて入りませんよね。
カラオケは一人で行くもの、違うのですか⁉︎