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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会で活動するぼっち
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ぼっちと職場体験は関係無い5-10

 坂墓は生徒会の仕事で生徒会のホームページを作ることに…⁉︎

 お気に入りの音楽をルンルンで聞いていたら、もう午後の授業が始まるチャイムが鳴った。


 俺は目をこすりながらイヤホンを耳からはずした。


 それにしてもあのグループはうるさい、チャイムが鳴ったのにまだ喋っている。


 もう聞くのもアレだから耳を手でふさいで「あ、あ、あ、あ、」と耳をカポカポふさいだりはなしたりして声が変わるのを楽しんでいた。


 不思議だなぁ。と思いながらラノベを開いて読み始めた。


 先生が入ってきたのでラノベをとじて前を向いた。


 先生が来たらさすがにグループからの喋り声は途絶えた。


 俺は静かに授業を受けていた。ノートをとり、話にも耳をかたむける。


 だがグループからはときどき喋り声が聞こえてきた。


 …妖怪の仕業なのね。そうなのね…。


 全てを妖怪のせいにしようとしていたら授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。


 礼をして、皆それぞれ喋り始めていた。


 俺はもう興味も無いので、イヤホンで音楽を聴きながらラノベをよんだ…


 ふんふんふーん♪と鼻歌を歌うと恥ずかしいので心の中で歌っていた。


   ★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 今日の授業が全て終わり、帰りのSTも終わったので皆それぞれ部活に行ったり、喋ったりしていた。


 俺も彼女達を待たせてはいけないと思い、教室を出た。


 教室を出るときに、木場がこっちを見た。背筋がゾッとしたがこれはホモに目覚めていない証拠だと思い、ホッとした。


 ホッとしたと同時に鞄からホットコーヒーを取り出して、ゴクゴク飲んだ。


 鞄で冷やしていたので、猫舌の俺でもゴクゴク飲めた。


 コーヒーでカフェインをチャージして、「ふぅ、」とため息をついてから、再び生徒会室に向かった。


 廊下を歩いていてもやはり寒い。なのでポケットに手を突っ込んだ。


 寒いもんは寒いと分かりきっていることを考えるのはやめにした。


   ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


 生徒会室について、ドアに手をかけた。


 ゆっくりドアを開けて中に入った。


「…うす」


 軽く挨拶をして奥えと歩いた。


「ああ、坂墓君かこんにちは」


 挨拶を返してきたなのは絶賛腐女子の奈津だった。


 どうやら他の二人はいないらしい。


 それを確認するために周りをキョロキョロしていると


「あの二人なら今職員室ですよ」


 ふっ、と微笑みながら大人びたオーラを放った。…だが腐女子だ。残念!


 どうやらこっちを察してくれて答えてくれたらしい。


 それにしても俺はこいつのことがあまり理解できていない。


 こいつは何か深いものをもっていると思った。それはまるで俺のもっているものに近いような、遠いような…


 まあそれより今はなにかしなければと言う衝動に駆られていた。


 奈津が何をしているのか見てみると、どうやら本を読んでいるようだ。


 カバーがついているので何を読んでいるのかは聞かないようにしよう…


 だが一般常識はあるよだった。いや、普通カバー無しであれな本を読むやつはいないだろうと思ったら…


 鞄からある一冊の本を取り出した。


 カバーはついていない…


 表紙はすごく卑猥だったので思わず顔がひきつってしまった。


 それをごく普通のように取り出してルンルン鼻歌を歌っちゃってるまでである。


 さすがになにか言うしかなかったので


「そういう本はカバーつけるもんだろ…」


 呆れた顔で言ったのに全く聞く耳をもとうとしなかった。


「いやー、カバーなんていらないと思いますよ。その本の魅力を隠してしまう」


 なにを言っているのかがあまり理解できなかったが、カバーを付ける気が無いのは分かった。


「じゃあさっきの本は…」


「あー、さっきの本は参考書だよ」


 逆!逆ですよ!一般的に参考書にブックカバー付ける人なんていませんよ!


 しかも参考書にブックカバー付ける意味はあるのか…


 呆れた顔で見ていたら


「参考書読んでると思われるのが恥ずかしくてな」


 逆!逆ですよ!なんで参考書読んでるのが恥ずかしいの?誇らしいだろ。


 てかアレな小説を堂々読んでる方が恥ずかしいぞ!…疲れた。こいつといると疲れる。


 しかも照れていたので、本気で言っているのかと思いさらに疲れた。


 照れるとこかよ…そこ。


 もう疲れたので、ぐでーと机に顔をふせた。


 うとうと寝そうになっているとドアが開いて


「ふぅー、帰ったわよー」


 どうやら二人が帰ってきたようだった。


 手には書類が乗っている。…これやるのかよ…書類の量にげんなりしていると


「坂墓君、手伝ってくれ」


 瑠美が中に物がたくさん入ったダンボールを重そうに持ちながら言った。


 まあ、か弱い少女にやらせることじゃないなと思い、俺超クール!


 …と自己満に浸りながら


「分かった」


 重そうなダンボールを引き継いで持った。


 思ったより重くて体制を崩しそうになったが、そこは寝る前のヨガ運動のおかげか倒れなかった。


 ヨガで片足バランスとかやるんだよな。あれが結構体にくる。


 健康主義な俺はそんなことで弱音を吐かない。


 むしろ弱音より強音の方が多いくらいだ。


 その上をいくのが愚痴なんだが…


 それはおいといて、どうやら仕事があるパターンみたいなので聞いてみた。


「今日の仕事はなんだ?」


 なぜか母さんに「今日の晩飯なに?」って聞くみたいになってしまったが、そこは心の中でしまっておこう。


 ほかにも兄弟がいるとこだと高確率で「さっきから何回も言ってるでしょ…今日の晩ご飯は鮑と最高級フィレ肉のステーキと本場ズワイガニとウニのクリームパスタよ」って言われるな…


 それはいったいどこの金持ちだ。


 まあ、くどいのは良くないな…うん。


「先生に頼まれてな、生徒会のホームページを作ることになったんだ」


 なぜか声のトーンが下がっていた。


 なぜだろうと聞こうとしたら、答えを金沢が言ってくれた。


「私たちは機械オンチだから、困ったわね…」


 腕をくんで、困ったときのポーズをして一瞬胸が揺れるツインテールに心を奪われるところだった。…ツインテールすげぇ。


 ツインテールに見とれていると奈津があっ、と何か思いついたように席を立った。


「坂墓君ならできるんじゃないですか?」


 どうやら金沢の私たちには俺が含まれていなかったらしい…酷い。酷いわ。


 いわゆる「皆」って言って実は俺以外ってパターンだろ。


 中学の時に皆で打ち上げやるとか言っていたのに俺だけ誘われなかったのだ。


 つまり皆とは全ての人のことではなく特定の人のことを指すらしい。


 中学から変わってないな俺、まあどうでもいいけど。


 昔の思い出をしみじみと思い出していたら


「そうか、坂墓君のことを忘れていた」


「おいおい…」


 瑠美もばっと立ち上がり、ナイスアイディア!みたいなことを言った。


 てか俺はやれる前提なのかよ…。てか瑠美も忘れてたのかよ。もう誰も信じられない!


 …誰も信じたことないけどね(笑


「まあ、機械オンチじゃないが、ホームページを作るのか…期限はどんくらいだ?」


 期限は…明日どすえー!とか言われたら死んでしまう。一番大切なことを手短かに聞いた。


「明…」


 な…もしかして…


「明後日だ」


 よかったー。と心の中でまるで夏休みが実はあと一日だけだと思っていたのが実はあと二日あったときのような感動がおきた。


 夏休みはあと四ヶ月はいるけどな…って夏が終わるか。てへぺろ☆


 もういっそ秋休み作ろうぜ!なんで春、夏、冬は休みがあって秋はないの?ハブなの?秋は嫌われものなの?


 …秋は俺みたいだな。さらに秋が好きになった気がした。


「じゃあ家で作ってこりゃいいのか?」


「いや、皆の意見を取り入れたいからここでまずベースを作りたいと思う」


 …なるほど。僕が作ると手抜きしそうなのが分かっちゃうんですね。


 すいませんねー。僕がアンチ仕事みたいなやつでー。


 心からふてくされていた。


「そうか…」


「じゃあどういうホームページにするか話し合いましょう」


 瑠美がそう言ってまとめると、全員席について話し合いを始めた。


「華やかにしたいわね」


 金沢が言った。…いやいや、ホームページに華やかさを求められてもちょっと…


 華やかにしたってあんま変わらんだろ。見た目しか。


 …いや、見た目は大事だな。ほらイケメンだから許されるとかあるだろ?


 もうクソブスなやつが電車とか乗っていてもめっちゃ嫌な目で見られたりとか…


 人は見た目98%.中身2%で判断されるからなぁ…なに?じゃあ可愛いヒロインが出れば話の内容がくそでもそのアニメをみるの?


 俺ならヒロインが可愛いくて話も面白いアニメをみるな…あらやだ。俺ってよくばり。


 イチゴかイチゴの無いショートケーキかって聞かれたら、イチゴを買ってきて乗せるとか言うタイプだな。


 おっと考えがずれてしまった。


 そのずれた考えを忘れるため、正論を言ってみた。


「華やかさの前に内容じゃないのか?」


「それもそうね…」


 俺の正論に納得したようだ。これを機に人をみた目で判断しない子になろうね金沢さん!


 俺の心の望みは多分届かない。

 今回はどうでしたか?

 表現の文章を増やしてみました!


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