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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会で活動するぼっち
44/72

ぼっちと職場体験は関係無い5-9

 坂墓は腐った高校生活を送る中、なにか変化を感じとる…

「はっ…」


 目が覚めたらもう12時だった…。どうやら早希はもう自分の部屋に戻ったらしい。


 なぜか寒いと思ったらコタツの電源が抜かれていた…。あの悪魔!


 どうやら妹は天使でも悪魔でもあるらしい。なにそれかっこいい。


 だれも居ないリビングで再びコタツの電源を入れに行った。


 コタツの電源を入れて、コタツにINした。


 うおおおお、あったかいー!


 感動していたらまた寝てしまった。


「はっ…」


 起きたら2時だった…


 危ない危ない、コタツの中で一夜を過ごすところだった。暖かくても風邪ひくからな。


 コタツの誘惑に負けたら体調が悪なる。つまりコタツはサキュバス系の悪魔だろう…


 眼をこすりながらコタツとさよならして、コタツの電源を切り自分の部屋に向かった。


 自分の部屋に入ってベッドに直行して寝た。


 学校嫌だな…。いつも寝る前に思うことだ。まじ学校潰れねえかな?とかもな。


 縄文時代とか学校無かっただろ。先代の知恵を見習うべきです!よって明日から腰に布だけ巻いた格好をしましょう!…グヒヒ。


  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


「くあー…」


 目が覚めた。どうやらこれは現実のようだ。さっきまで隣にいたミルクちゃん(妄想彼女)がいない…


 …もう一回寝よう。


 ミルクちゃあああああん!今からいくからねええ!


 再び現実を見た…。


「もう7時30分じゃねえか…」


 さようならマイハニー…また夢で会おう。


 制服に先に着替え、階段をおりた。


 眠い…あと26時間は寝れるな。さすが睡眠のプリンス(自称)と呼ばれただけのことはある。


「早希、おはよう」


「おはようお兄ちゃん」


 ジャムパンを食べながら挨拶してきた。


「食いながらしゃべるかよ、行儀悪いぞ」


 んー、とか適当な返事をされた。


 こら、いくら腐ったぼっちなお兄ちゃんだからって言うことはしっかり聞こうね。


 腐ったらお兄ちゃんじゃないな。汚兄ちゃんになっちゃうな…汚い。


 そんなくだらないことを考えながらトーストにバターを塗っていた。


 バタートーストうまいよな、それに砂糖をかけるともっとうまい。


 朝がトーストの日はだいたいバタートーストを食べる。


 だけど2度塗りの日や3度塗りの日などいろいろある。


 バターのコクと砂糖の甘さがマッチしてデリシャァァァァァァァァス!


 フランス人になったつもりで食べた。


 いや、フランスならボォォォォノ!だな。


「お兄ちゃんたまには早起きしなよ」


「俺は夢を見るのが好きなんだよ」


 ちゃっかり青春を過ごしているやつのようなセリフを言ってみた。


 …うわぁ、めっちゃ嫌そうな顔しておりますなぁ。


「お兄ちゃんに夢なんて無いでしょ、何言ってんの?」


 Sな返事をされた。


 しかも呆れてすらない、素だ、素なんだ!俺のギャグを素でスルー(うまい!)したのだ。恐ろしい妹…


「いや、俺も夢の一つくらい見るぞ。今日もミルクちゃんと遊ぶ夢を見たからな」


「へー、すごいねー」


 …最近、”妹の態度がちょっと冷たいんだが”(泣


 もう反抗期なの?の?


 もっと妹とラブラブしたいよぉぉぉぉぉぉ!…グスン。


「じゃあ私学校行くね」


「あ、ああ行ってら」


 妹の冷たい視線に体が身震いする。なに?ポルターガイスト?シバリング?はぁぁあ!体が熱い!熱いぞぉぉぉ!


 …なんてね♪うそぴょーん


 可愛くもない冗談を考えていた。


「…やべっ、俺も行かんといかん」


 時計を見て、急いで準備をした。


 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 駆け込み乗車はおやめくださいとか言うがマジでヤバイ時はだれだって駆け込むのだ!


 授業開始3分前に着いた。


「はぁ、はぁ」


 息が乱れている。…これから学校行く前にギャルゲーやるのはやめよう…


 席に着いて心と精神を落ちつかせた。


 授業も超クールに教科書でラノベを隠しながら読んだ。あれれ?教科書がラノベになってるよー?おかしいなー。


 ごめんねコナン君、これが高校生なんだよ。悪い見本でごめんね。


 つい面白くて”ぷくく”と笑ってしまう時があるが、そういう時はわざと咳をする。


 だが高確率で咳うるせぇと思われるので注意なのだ☆


 午前の授業も終わり、俺は音楽室でベストなプライベートランチを楽しんでいた。


 今日のお昼はほっともっと♪などと鼻歌交じりのルンルン気分でランチタイムをむかえた。


「うぉお」


 唐揚げ弁当の豪華さに思わず声が漏れてしまう。


 唐揚げの味を一口一口味わいながら食べた。


 はっ、もう食べてしまった。唐揚げ弁当は恐ろしいな。


 と思わせつつanother唐揚げ弁当を鞄からそっと取り出した。


 高校男児の食欲を舐めるなよぉぉぉぉぉ!


 ベジタリアンなベジータならきっとそう言うだろうなと心の中でそっと思った。


 ぺろりとanother唐揚げ弁当を食べ終えて食後のレモンティーを飲んだ。


「ふぅー」


 午後からの授業への絶望をこめたため息をしてから音楽室を出た。


 音楽室を出て少し歩くと、


「あっ、先輩」


 いつもはあんなにうざいくらいなのに、今日はどこかテンションが低めだった。


「花子どうした?暗いぞ」


「いや加奈子ですけどぉ」


 よかったぁ、まだこのボケに反応してくれるくらいの元気はあるようだ。


「ちょとありましてね…」


 なにかあったそうな顔をしていたがここは聞かない方が良いだろうと思った。


「そうか…」


 多分なにかがあったのだろう、だがそれは俺には解決出来ないのだろうと思った。


 多分解決ではなくもっと酷いものになるだろうと分かっているからだ。


 だから俺にはこれくらいのことしかできない。


「これでジュースでも買ってこい」


 そう言って160円渡した。


 そう、これが俺にできることだ。


「あっ、ありがとうございます」


 力なく受け取り、そのまま廊下を歩いて行った。


 あいつの暗い顔を見ているとこっちもいい気分では無かった。


 教室に戻り、残りの昼休みをラノベを読んで過ごした。


 …だが、だがあのグループのやつらがうるさすぎて集中してラノベが読めない。


「俺さぁー、最近すげえポケモンにはまってるんだけどよぉ」


「ポケモンはないべー」


 チャラそうなやつの言動をボーっとしてそうなやつがつっこむ。


 それよりポケモンをバカにするな。ぶっ殺すぞ!


 リザードンとかかっこいいだろ?いや、別にかっこよくないな…うん。


 もうポケモンを馬鹿にされるのは嫌なので大音量でポケモン100匹言えるかな?の音楽をイヤホンにながして聴いた。


 ピカチュウ♪なんとか♪なんとか♪なんとか♪なんとか♪イェーイ!


 ピカチュしか分からんかった…

 毎日更新はすごくキツイですが、一度決めたことはやり遂げると言う自分のど根性を見せたいと思います…

 豚骨醤油ラーメン食べたいなぁ…

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