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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会で活動するぼっち
38/72

ぼっちと職場体験は関係無い5-3

 一週間後に職場体験があることが発覚、坂墓は自宅を選択するが…

「あー、眠い」


 朝起きてからの第一声を発した。


 あくびをして目をこすりながら階段を降りた。


 朝は辛い。学校に行かなければいけないからだ…


 サラリーマンなら会社、ニートなら自宅だし車なら車庫だ。


 学校に行くのが楽しいのはリア充くらいだろうと確信していた。


 学校は勉強するだけの場所じゃないとか言うが本当にそうだ。


 学校は社会の現実を見せるところだ。


 別に友情を育むところじゃないし、恋愛をするところでもない。


 社会に適合するためにあるところなのだ。


 俺はそう思っている。


 階段を降りきると、早希が朝飯を用意していた。


「おはよう」


「あっ、お兄ちゃんおはよー」


 軽く挨拶をしてから新聞を広げた。


 もちろんテレビ欄だ。


 よし、今日はこのアニメか…録画しなければ…


「お兄ちゃんご飯できたよー」


「おお、サンキュー」


 今日のメニューはどうやらご飯と味噌汁とさんまらしい。


 和食か…まあ嫌いじゃないな。


 そんな当たり前の事を考えながら温かい味噌汁をすすった。


 日本人で和食嫌いなやついるのか?


 そんなやつは日本人を名乗る資格がないな。今や和食は日本の誇るべき文化だしな。


 まあ文化なんか知らんが和食はうまい。


 俺の日本愛に関心していた。


 いやまあ、日本って言っても愛知が好きなんですけどね。地元だし。


「じゃ、お兄ちゃん行くね」


「おう、いってら」


 嫌な学校に早く行くなんてえらいぞ、妹よ!俺ならねばるな。


 まだ大丈夫、大丈夫とか言って。


 ネバーギブアップだ!俺!


 遅刻ギリギリに行くスリルがあるからな。


 スリル満点のアトラクションだ。登校は。


 さて、俺も行くか、学校と言う名の遊園地に!


 学校が遊園地…だったらいいのにな…


 現実は悲しいよ…。


    ★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆


 学校に着き、ラノベにカバーをつけて読んでいた。


 ラノベを読んでるだけで変態だと言うクソアマがいるからだ。


 ラノベ=変態の解釈はおかしいと思う。まじ頭どうなってんの?


 頭が青春で”パア”になっちゃったのかな?


 青春…恐ろしい…。


 チャイムが鳴って担任の水島莉子先生が入ってきた。


 まあゆるふわ系の先生だ。


 生徒にも教師にも大人気!(俺情報


 教卓の前に立った。


「はい、じゃあ来週の職場体験のことについて決めましょう」


 職場体験…あったなー、そういうのが。


 まじないわー、だり〜わ。今の俺の気持ちを表すとこんな感じだろう。


 そもそも仕事をしなくていいのが学生の特権なのになんで仕事しなければいけないんだ。


 そもそもバイト代くらいだせよ!ただのボランティアじゃねえか。


 あれだな、給料もくれないのに働く意味は無いってことだな。うん、納得。


「じゃあそれぞれ行きたい事業所を書いた紙を提出してください」


 …あっ、書いてないわ。


 現実逃避したくて紙の内容も見なかったな。


 まあ、自宅でいいか…楽だし。


 自宅警備も仕事の内だ。家の大切な財産を守る仕事…かっこいい!


 急いで書いて提出した。


 ふー、セーフ。


 その後なんか話していたが、窓の外を見て”ぼー”としていた。


 ぼーっとするの第一進化の寝るにまでいったようだ。


 ガバッと起きると昼だった…


 だ、誰も起こしてくれなかったのか…泣


 そうですよね、クラスメイトか分からない人なんか起こしたくないですよね。


 昼はもちろん違う場所で食べる。


 前は音楽室で食べていたが今日は生徒会室で食べようと思った。


 多分あいつらは教室でたべているだろ。


 そう思い生徒会室に入ると…


「やあ、坂墓君じゃないか」


 ぴーや。俺の静かなランチタイムには向かない空間が広がっていた。


「お、おう。お前らいつもここで食べているのか?」


「そうよ」


 どうやら生徒会全員集合ー!らしい。


 まだ8時じゃないよ!12時だよ!


 まあ、出て行くのもなんだしここで食べるか…


 そう思い自分の席に座った。


 俺の昼飯は買い弁だ。いつもコンビニで買っている。


 早希に迷惑かけるわけにはいかないからだ。


 晩飯も朝飯も作ってくれているのに大変だろ。


「坂墓ー、あんたのことこれから坂墓っち(さかぼっち)って呼んでいい?」


 あほー!坂墓っちとかどこのぼっちだよ。


 しかも悪意に満ちた顔が怖い。


「やめてくれ!」


「そう…うまいネーミングだと思ったのに」


 がっかりしていた。


 いや、確かにうまかったけどひどいだろ。


 ぼっちとか言っちゃだめだよ。お兄ちゃん泣いちゃうから。


「じゃあ、ぼっち坂墓は?」


「そのまんまじゃねーか」


 もう…やだこの子。


 ツンデレの域を越えようとしてるわ…恐ろしい子…


 食べ終わり席を立った。


「じゃあな」


「ええ、また後で」


 生徒会室から出て、教室に向かった。


 教室に戻るとリア充軍団がベラベラ喋っていた。


 聞きたくなくても耳にはいってくる。


「最近まじ寒くねー?」


「寒いな」


 中身がない。寒いとか体感でわかるだろ?


 なに、お前らTwitterとかで”寒い”ってつぶやいたらリツイートするの?


 寒いなら布団に入れ!


「てか職場体験どこ行くん?」


「楽そうなコンビニだな」


「俺はラジオスタジオに行こうと思う」


 おー、木場君さっすがー。ラジオスタジオは案外肉体労働をしなくても済むかもしれないな!


 それに比べコンビニは商品並べとか地味なのに肉体労働って言う最悪のところだ。


 コンビニのバイトは楽じゃないぞ!気をつけろ。


 もう聞きたくなくなったのでみみにイヤホンでフタをした。


 午後の授業は一応真面目に受けた。


 終わりのチャイムが鳴り、帰ろうとしたら


「坂墓君、ちょっと来て」


 なに?誘惑?いゃっほー。


「はい、なんすか?」


「この紙のことなんだけど…」


 体がプルプル震えていらっしゃる。


 その紙そんな神でした?


「職場体験場所の希望が自宅ってどういうことなのー!」


 顔を赤くして叫んだ。


 かわいい…萌える。


 だが俺にも考えがあるんだ。すいませんとか言わない。


「いや、自宅が職場の人とかいるじゃないですか?内職って言うでしょう。」


「たしかにいるけど…君は将来内職がしたいの?」


「はーい、そうなんですよ〜」


 ふざけて言ってみた。


 まあ、そこは教師としてなんか行って欲しいな。


「なるほどー」


 …アホだ。いや、天然と言うべきだろう。


 納得しちゃだめでしょ。職場が自宅とか職につけなかった人がやることだろ…


「冗談ですよ…めんどくさいんで自宅にしました」


「ふえ?ならだめじゃい。明日しっかり書き直してきてね」


「はい、分かりました」


 天然か…萌える。


 まあ明日はマイホームと書いて提出するか…


 教室を出て生徒会室に向かった。


「よう」


 ドアを開けてあいさつをした。


「あっ坂墓来たのね」


 かわいいツインテール少女にお出迎えされ、イスに座った。


 こいつは黙ってるとかわいいのにな…もったいない。


 もったいないことはやめような!節電、節水、節萌…意味わからんな。


 ここはまだ節美だろ。…意味わからんな。


「坂墓は職場体験どこ行くつもり?」


「俺か?俺は自宅だけど」


 言ったら目をぱちくりさせてこっちを見た。


「はあー?なに言ってんの?アホなの?」


 ひどい!今日のチビんてさんSだよ!


 だがよく考えたらおかしいな。一般的にはだが…


「いや、アホじゃないぞ」


「っそう。まあどうでもいいわ」


 諦められたように言った。


 そして立ち上がり用事があるからと帰った。


 こいつがこんな早く変えるなんてな。


 まあ多分牛乳飲みに行くんだろう。背を伸ばせよ!あと貧乳もどうにかしろよ。


 まな板にでも使うのか?キャンプにぴったりだな。必需品になるぞキャンプの。


「今日の仕事はあるか?」


「ああ、職場体験の書類のまとめだ。生徒が行く事業所をまとめている」


 瑠美が書類を書きながら言った。


 どうやら書類が多いらしい。…手伝うか。


「半分よこせ」


「ああ、ありがとう」


 そう言い書類を受け取った。


 書き進めているとなぜか奈津の様子がおかしく思った。


 もじもじしている。


「どうした」


 気づかれたことに驚きビクッとした。


「実は今日のコミケに行きたくてな…」


 え?なに?コミケ?コミニケーションの略ですか?


 それともケータイコミックスの略ですか?


 謎の言葉に頭が回らなかった。


「コミケ?」


「ああ、同人誌とかがいっぱい売っているところだ」


 あー、腐の世界の話ねー。ビックリしたー。あはは。


 ちょっと僕には難しいかな?うん。


「そうか、ならお前の分の仕事やっとくわ」


「助かる。ありがとう」


 笑顔になり礼を言った。


「ああ」


 そう言うと速攻で教室から出て行った。


 そんな楽しみなのかよ…コミケすげー!


 静かな空間になった。


 あれだな、二人だけはいろいろ気まずいな。


「今日は寒いな」


 やっちまったー。あの中身が無い会話を思い出して真似しちまったよ。


 寒いとか分かりきってるだろー!おれのアホ。


「そうだな…」


 ビミョーな空気になったじゃねえか!


 てか俺でも空気とか分かるんだな。そろそろ気を察知できてもいいんだが…


 な、なんてデカイ気だ!みたいな?


 静まりかえった部屋で、黙々と作業をしていた…

 職場体験…働きたくないでござるな勇気野菜です。新キャラの先生はいかにも天然そうですね。

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