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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会で活動するぼっち
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生徒会活動編ハロウィンパーティー.14

 ハロウィンパーティー編完結!

 主人公は騒がしいパーティーを完全に終える。

 お腹がいっぱいになったので、俺もデザートタイムに入ることにした。


 アイス、プリンを頼み、コーヒーにガムシロップを大量に入れたものを持ってきた。


 なんでここにはカフェオレがないんだ、子供がのめないだろー。


 オレンジアイスを食べて幸せな気分を味わっていると…


「そういえばさぁ、坂墓がなんかやらかしたらしいよ」


 爆笑、とまではいかないが笑われた。


「ちょ、おま…」


 止める前に瑠美が


「ほー、それは気になるな」


 気にするなよ。戦闘力は俺5だからな。銃を持って…


「クラスの女子をぼろくそに論破したらしいよー」


 クスクス笑ながら言った。


 こら、人が犯した過ちを馬鹿にしてはいけないよ!もう!激おこぷんぷん丸。


「ほー、さぞかしクラスメイトに嫌われただろうなー」


 うん、間違ってない。正解だ。


「ああ、アンチ坂墓活動は活発だったぞ」


 嫌な笑顔を添えた。


 アンチ坂墓活動…デモじゃないからね!そこんとこよろしく!


「そうか、君は他人を助けたんだな…リスクも問わずに」


 瑠美が悲しそうな顔と真面目な顔を混ぜたような顔をした。


 だが、俺はそんな褒められるようなことはしてない。むしろ嫌われることをした。


 もっと別の助け方もあったはずだ。俺がぼっちじゃなかったら。


「助けてなんかねえよ、ただの自己満だ。腹が立ったからやった…ただそれだけだ」


 腹が立った…それが一番の理由だろう…


「そうか…」


 彼女はそう静かに告げた。


「じゃあ残り時間はりきってデザートをたべるぞ!」


 先ほどのシリアス展開がぶち壊しだ。


 だが他の二人は立ち上がり、「よし!」とかなんか言っていた。


「おい、そんな食べると太…」


「べ、つ、ば、ら…!」


 バイキングコーナーに向かおうとしていたのを急にこっちを向いて、睨んできた。


「ひっ、い、いってらー…」


 怖すぎて一瞬「ひっ」とかビビっちゃったじゃんか。しゃっくりかよ…


 三人がバイキングに行っている間、俺は静かに甘ったるいコーヒーをのんでいた。やべっガムシロップ入れすぎた…


 打ち上げ…と言う肩書きだが、多分これは打ち上げじゃない。そう思った。


 ほら、打ち上げってもっと騒がしいイメージがあるじゃん?


 前に行ったファミレスと同じようなものだしな…


 友達と外食…その方がしっくりくるな。


 いや、仕事の上司か…同い年だけど仕事を始めたのは先だ。


 そしてふと周りに視線を向けていると、他に来ていた学校の人達からガン見されていたようだ。


 そしてコソコソ聞こえる。「あの人だれ?」「さあ?生徒会の人達と一緒にいたからな、新メンバーなんじゃない?」とか聞こえた。


 正解ー!僕は新メンバーですよ!だから知らなくても当然ですよー!


 ふと違う席に耳をかたむけると、どうやらこれもうちの学校の生徒達らしい。


 耳をすませる。まるで野々村氏のように!


 うん、男子が騒がしいのは分かった。


 話の内容はこうだ。「おい、ジュース入れてきたぞ」「あっ、ありがと」と一口飲み「マズっ、おま…なに入れたんだよー」「ははは、烏龍茶とコーラ」…と


 本当にどこにでもありそうな話だった。あれだろ?女子を笑わせたいんだろ?頑張れ!


 あと烏龍茶をおもちゃにするな。烏龍茶は美味いからな。コーラは知らん…


 くだらない会話を聞いていたらどうやらバイキングしてきたようだ。


 もう帰りたいよー。バイバイキーン


 大量に盛られたフルーツやミニケーキを見て吐き気に襲われた。


「よく食えるな….」


 もう大量に、しかも豪華に盛られていた。まるで出前の寿司のよう。


「まあね」


 金沢が答えた。いや、お前に聞いてねえよ。そもそも肉全然食ってないんだから食べれるだろ。


 だからバストが小さいんだ。貧乳!


 俺は特にやることもないので、コーヒーを飲みながらバックから本を取り出し、読み始めた。


 10分くらいしたらどうやら食べ終わったようだ。お腹いっぱいそうにしていた。


「じゃ帰るか」


「そうね」


 レジに行って会計を済ました。


 ああ、妹の顔を早く見たい!=帰りたいってことだ。


 料金は3000円、まあまあの値段だ。たがまあ手頃とも言えるだろう。


 財布にもまだ4000円ある。帰りに本屋で本買ってくか…


「じゃあ明日は休みだから、明後日ね!」


 副会長の旦那がいった。いやーさすがです旦那!


「明日休みだったわね。」


 それに続きちびっ子ツインテールが


「じゃあまたね!」


 最後に瑠美が。


「ああ」


 そう軽く返事をして、それぞれの帰り道に行った。


 妹にもう帰るのメールをし、季節の変わり目の寒さをあじわっていた。


 本屋に立ち寄り数冊買ってから帰った。


 それにしても寒い。一枚上着を着ていても寒さが襲ってくる。


 寒さは貫通タイプかよ〜。


 やはり寒いのでコンビニで熱々の肉まんを買った。


 肉まん美味い!最高!


 ハフハフしながら立ち食いをし、家に着いた。


「ただいまー…」


 帰ったのは8時半ごろだった。妹はもう風呂に入っていて、リビングでテレビを見ていた。


「お帰りー」


 軽い返事をされ、そのまま俺は風呂に入った。


 焼肉に行った後の服めっちゃ臭いよな。あの煙の臭い。


「ふぅーー」


 風呂の中で大きなため息をつきながら今日のことを考えていた。


 なぜ俺はあの時腹が立ったのか…きっと許せなかったんだろう。青春をなめきっていることを。


 関わらなくてもよかった。体が…口が勝手に動いていた。思ったことを全て…ペラペラと。


 ヒーローも頭より先に体が動くと言う。つまり俺にはヒーローの素質があるのだろう…うん無いな。


 風呂から出たら、どっと疲れがでてきた。


「寝るか…」


 そう独り言を言い、自分の部屋に向かった。あっ、もちろん妹とのおやすみは忘れてないからな!


 ベッドに寝転がり、スマホのアプリをしていたらどうやら寝てしまったようだ。


 俺はこのまま変わらないのだろうか。周りが過ごしている時間は俺にはないのだろうか、まだその難問の答えは出ていない。


 そうして俺のハロウィンパーティーが完全に終わった…


 ハロウィンパーティー編終わりましたー、ふぅ(^。^)新しい章を作るのを頑張りますのでお楽しみに‼︎

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