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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会で活動するぼっち
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生徒会活動編〜ハロウィンパーティー.11

 主人公はクラスで起きた小さな事件でぼっちから嫌われものになる⁉︎

 なぜかさっきから会話がまったく無くなった。なに?パントマイム?


 そんな無言の時間が続いた。…もう全部のクラス回っちゃったよ。まあ、いいや。


「金沢、疲れているだろ。先に生徒会室に戻ってろ」


「そ、そうさせてもらうわ」


 赤くなった顔をこっちに見られないようにそっぽをむいた。熱でもあるのだろうか?


 金沢を先に帰らせた後、審査の結果をまとめていた。


「はあー、疲れた。仕事した感MAXだわ」


 そんな愚痴をこぼしながら、二年の廊下を歩いていた。まあ、愚痴を聞いてくれる人はいないんですけどね。


 自分のクラスを通った時、すごくざわざわ騒いでいた。っと俺が通り過ぎようとした時に。誰かがクラスのドアから飛び出してきた。こら、危ないだろ!


 睨んだら、それはどうやら、ザリア充の木場幸村君じゃ無いか。ヒュー、ヒュー。皆!リア充って本物の銃のことじゃ無いからねー!いや、誰でも知ってるか。


「あっ坂墓君、矢田さん見なかった?」


 すごくあせっているようだった。所々あせをかいていた。それに息づかいがあらい。


 てか矢田ってだれだよ!俺は知らない人と関わるのはやだ!やだ!あっ思い出した。クラスで人気の矢田有紗だったか。俺のイメージだと、気の弱いおしとやかな子って感じだからな。


「いや、見なかったが、何かあったのか?」


「ああ、緊張のせいなのか、どっかに行ってしまったんだ。彼女、重要な役割なのに」


「そうか、そりゃ大変だな」


 俺には関係無いな。だって俺は驚かす側じゃなくて、驚かされる側なのだから。てか、俺に聞いても意味無いことぐらい分かれよ。


「そうだ坂墓君、君も一緒に探してくれないか?」


「は?」


 おいおい俺の手を借りるほどヤバイ状況なのか?猫の手のほうがかわいいぞ!だが、断る理由がないな、それに俺はなぜか頼られると断れない紳士らしい。


「まあ、いいけど」


 二年生の部が始まるまであと15分…それまでにさがさなければいけないのか。…はあ、逃げるとか小学生でもやらねえぞ。まったく。


「じゃあ頼んだよ!」


 そう言って急いで探しに行った。がんはれー。


「まあ、俺も探すか…」


 バカみたいに探しても見つからないからな、頭を使うか。体は大人、中身はぼっち、その名も名探偵坂墓!…ださーい。


 その女子生徒はどこに行ったのか…。まあ、まず考えられるのは女子トイレだな…だがそこに俺が入るのはマズイ、非常にマズイ。


 社会的地位が…俺の人望が…。いや、もともとないな。うん。


 次に思いつくのが…屋上だ。まあ行ってみるか。


 ダッシュで階段を上がって屋上に行ったが、誰もいなかった。ダッシュした意味ねえー。


「はあ、はあ。」


 俺はあまり体力はある方ではない、運動しないからな。だがその分無駄をはぶきたい。


 考えろ、俺!コナン君なら10秒でわかるはずだ。あっこんなところに血痕が‼︎ってな。いや、殺したらマズイな。


 もし俺が学校からでずに、誰とも関わらない場所に行くとしたらそれはどこだ?…そうか!図書館だ!俺も去年図書館にこもっていた。


 ハロウィンパーティーの日は、担当の先生も居なくて、完全なるぼっち空間だ。もしそこにいたら、ぼっちの才能があるな。


 ガラガラ、図書館の扉を開けた。


 俺が扉を開けた瞬間、ビク!っと驚いた人がいた。…やはりここにいたか。矢田とかいう人。


「おい」


「な、なに?」


 体が震えていた。そりゃ知らない男子に急に喋りかけられたらビビるわな。…てか同じクラスだったわ。


「お前のクラスの奴らが探していたぞ。なぜ逃げてきた」


「私は怖いのが苦手なの!あんまり強く断れなくて、やらなきゃいけなくなっちゃったの!」


 泣いている。こういう女は大嫌いだ。泣いて同情を誘おうとする。まあ、俺が社会の厳しさを教えてやるか…多分次の日から嫌なやつ扱いされそうだな。こいつ人気あるみたいだし。


「あっそう。知らんわお前が怖いとか、なんかなんて。そうやっていつものように泣いたら同情してくれると思ったか?」


 こういうやつはここまで追い詰めないと変わらない。いつでも泣けばいいと思うようになる。…だから俺が現実を見せる。こいつのためではない、自分の腹いせのために。


「そ、そんなわけ。」


「そりゃー、かわいいお前が泣けば同情して責められないだらうな。だって他の男子はかわいいお前にデレデレ尻尾を振っているのだから。」


「……」


 話に間を空けて、反論する時間をやったが、無言のままだった。イラつく。


「俺はお前のことなんてどーでもいいと思っている。興味ない。だが、社会はどうだ?社会はお前が泣いても俺と同じように同情しないだろう。多分嫌われるな。今だからお前は同情されるんだ。」


「……」


 泣いて歯を食いしばっていた。悔しいのだろう。さんざん論破されたからな。


「一人は皆のために、皆は一人のためにとか言う言葉がある。俺はそれが大嫌いだ。皆は俺に何もしないからな。その言葉をお前に当てはめると、お前は皆のために迷惑をかける、皆はお前のために我慢する。ってとこか。理不尽だな。お前だけ得している。だからこの言葉は嫌いなんだ。」


 ドン‼︎扉があいた。どうやら、俺の熱弁は終わりのようだ。


「矢田さんいるかい?」


 こっちに気づいたようだ。


「どうしたんだい⁉︎矢田さん!坂墓君、どういうこと?」


「おいおい、まだ泣いてるのか?いいご身分だな。やっと同情されるぞ!」


「坂墓君、その言い方は無いと思うよ。」


「時間が無いぞ、早く行ったらどうだ?」


 あと3分、急いで教室に帰っていった。


「ふぅ、クラスの嫌われ役も悪い気分じゃないな。」


 本当に疲れた。もう帰りたい。妹に癒されたーい‼︎マーイ、シスター!キュアー!もう、妹はプリキュアがあってもいいよな。

 主人公は嫌われ役をする。かっこいい!

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