生徒会活動編〜ハロウィンパーティー.4
主人公は、生徒会メンバーでファミレスに晩飯を食べることに…。何か起こるのか⁈
はあー、生徒会の奴らで晩飯食うことになっちまったな。俺は一人で食う派なのに。
一人で食うとしっかり食事を楽しめるからな、会話するとかあり得ない。行儀が悪すぎるな。
そして俺が一番言いたいのはアレだ‼︎ほら小学校や中学校であっただろ？給食中に面白いことを言って、笑わせようとするやつ！
絶対目立ちたいだけだろ！全然面白いこと言ってないのに爆笑するやつとかもいるしさー。めっちゃ迷惑だ‼︎
食事を楽しむはそういう意味じゃないんだよ！笑って楽しんでどうする！アホか！
まあ、そういうやつへの俺の対応はアレだ、真顔で嫌そうな目で見る。あれはそういうやつらに効果抜群だ‼︎
自分が面白いと思っていることが嫌そうな目で見られてショックなんだろう。ザマア。
まあそんなことがあるわけだが、まあこいつらは騒がないだろう。いや、騒がないで欲しい！
「ふー、それにしても最近寒いわね。」
「ああー、もうすぐ冬だしな。」
「私あったかいもの食べよー。」
「いいですねー。石焼きビビンバとか食べたいです。」
「いや、いくらファミレスでも石焼きビビンバは無いだろ。」
「そうですかねー？じゃあステーキですね、ふふん♪」
いやー、確かにあったかいかもしれないけどある意味違うだろ…。
「まあまあ、着いてメニューを見てから決めよう。」
「だな。」
数分歩いた…
「着いたわね。」
「んー混んでるなー。」
「この時間帯ですからね。しょうがないですよ。」
いやー、副会長さん立派ー！それに比べてこ、い、つ、は！
「えー、こんなに並んでんの？最悪ー！」
騒ぐな！おやつの時間が待てないガキか⁉︎
「騒ぐな、並ばなきゃいけないものは並ばなければならないんだ。」
「ひっどーい。もう知らない！」
「まあまあ、待つのも楽しいものさ。」
おー！瑠美さんおっとなー！このクソガキも見習えよ！
数分待ってやっと席につけた。
「ふうー、退屈だったわ。」
はあー、こいつとはもう食事に行きたく無いな。
全員料理を頼み、来るのを待ってた時…
なんか横の席のやつらに見られいるな。なんなしたか？俺。
あいつは確か前の中学に居たやつだ。俺のクラスの学級委員をやってたやつだな、多分。
会話の内容はある程度予測はつく。「あれー？確かあいつって中学時代に同じクラスだった坂墓じゃね？」「えー？そんなやつ居たか？」「あー、クラスでぼっちだったやつだったな。」「なんだ、クズか。」「でも超美少女といるな、話しかけてみようぜ！」…とーか話しているんだろう。…てか自分でクズかとか考えちゃったよ。
ダメだダメだ、そんなくだらないことを考えていたら食事を楽しめないな。
「わーい！来たー！」
だから騒ぐな‼︎
「皆さんの料理が来ましたね。」
「ああ、うまそうだな。」
「いっただーきまーす！」
幼い子だなー。フードコートの時はあんまりとか言っといてファミレスで騒ぐのかよ。いや、多分たんに腹が減ってるだけだな。ガキが腹が減ってる時は嫌いなものも関係無くガツガツ食べるみたいに。
さて、俺が頼んだのは和風ハンバーグ&チキンステーキだ。うん、ボリュームは十分だな。
「いただきます。」
いくら性格が腐っていても、常識ぐらいはわきまえているつもりだ。
うん！うまい！パリパリとした皮にジューシーな肉‼︎そして溢れる肉汁。….いけないいけない。心の中でグルメリポートするとこだった。
「ファミレスって安いのにうまいんだな。」
「えっ、なに坂墓ファミレス行ったことなかったの？笑える。そりゃ友達いなかったら行く機会なんてないわよね。」
「おいおい、いくら友達がいなくてもファミレスには行かないだけで、外食はするぞ！一人で…。ラーメンとか牛丼を食べに行くな。」
「が、外食を一人で？いつもか？」
「え？外食って一人で行くか、上司の金で行くもんじゃないのか？」
「さみしいやつだな、君わ…」
え？違うの？うそ…そんな。じゃあ今まで俺は勘違いをしていたのか。
「ま、まあそういうのもいいんじゃないか？」
ナイスフォロー！瑠美こと会長さん！そういうのもありだよね！顔が苦笑いなのは見間違いだよね！ね？
「全員食べ終わったか。」
「わったしは、デザート食べる！」
「はいはい、静かにな。」
「うん、私も。」
「うーん、迷うなー。」
副会長さんはもうメニュー見てるよ。早！
「太るぞ、そんなに食べると。」
「……。」
あれ、寒い、なんで？あと殺気も感じる…怖いよ。
「坂墓君？」
「は、はい。」
「デザートは別腹よ。」
いや、そんな怖い笑顔で言われても。
「で、でも太るもんは太…」
「別腹よ。」
「わ、分かりました…。」
え？今の副会長さんだよね？怖い！サバンナのライオンかと思ったわ。狩られるな。
今日も更新終わりました！給食中に笑わせようとするやついますよね(笑)
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