生徒会活動編〜ハロウィンパーティー.2
主人公はお化け屋敷コンテストに金沢…チビんてと回ることに。そして主人公は帰って微笑ましい妹との会話。
ふぅ、ハロウィンパーティーか…。どうせお化け屋敷コンテストとか高校生が作るものだから怖く無いだろうな。
俺はホラーとかは苦手じゃ無い。俺が苦手なのは人と接することだからな。ほら、人ってなに考えてるか分からないじゃん?もしかしたら急にナイフで刺されるかもしれないじゃん。….無いな、普通。
「じゃあお化け屋敷コンテストに誰がどこのクラスを回るのか決めましょうか。」
「まず会長は3年生を回るのは確定ですね。では、私は2年生を回ることにしましょう。坂墓君と金沢さんは1年生を回ってもらいます。」
へー、1年生を回るのか…ん?俺はチビんてと回るのか⁉︎うわー、なんか嫌だ。てか名前金沢だったんだ。そろそろ覚えた方がいいな。いや、チビんてがピッタリだ。チビ+ツインテール=チビんて。
うん、俺って天才的なネーミングセンスだな。…今更か。
「えー、私坂墓と回るのー?」
うぉい!それはこっちのセリフだ!しかも頭を抱えながら言うな!傷ついたゃっただろ、俺のハートが…。もうライフポイント800しかないよ。もうダイレクトアタックはよしてくれ。
「分かったぞ、お前怖がってるところを見られたくないんだろ。」
「は?そ、そんなわけないじゃん!いいわ!あんたと回ってあげる。」
顔を赤くしながら言った。
もーう、強がちゃって(笑)ツンデレだな。でももし泣かれたりしたら困るな。俺が幼女を襲っているみたいに思われるな。
…グヒヒ。いけないいけないよだれが。俺には妹と言う心に決めた存在が。
「そうか、回るか。」
「じゃあコスプレコンテストのことについては今日はもう遅いですし、明日決めましょうか。」
「分かった。じゃあ帰るわ。」
バックを持って扉から出た。
「ああ!お疲れ様。」
お疲れ様か…。そんなこと言われたの久しぶりだな。…あれ?いつ言われたっけそんなこと。言われたこと無いわ。悲し。
ふうー。帰りにコンビニでご褒美のコーヒーゼリーを買ってくか!
うーん、250円の最高級コーヒーゼリーか、200円の大容量コーヒーゼリー。どっちを買おうか…。質か量か。迷うー!
うぎゃああああ!迷う。
ああ!もう両方買う!
よくあるよなコンビニとかでなに買うか迷って10分ぐらいたってたとか。
「ただいまー!」
「あっ、お兄ちゃんお帰り!最近帰りが遅いけどなにやってるの?」
うーん、まあ妹は家族だし話すか生徒会のことを。
「俺、最近生徒会に入ったんだ。もうすぐハロウィンイベントがあるから帰るの遅くなるわ。」
「お、お兄ちゃんが生徒会⁉︎うはははははは…ひひひ、あ、ありえない。うはははは。」
えー、めっちゃ失礼!妹なのに。
「おかしいか?俺案外容姿はかっこいい方だと思うんだが。」
「あははは、よ、容姿はいいかもしれないけど、な、中身が腐ってるから。うふふ。」
「はいはい、そうだな。」
「はー、腹痛い。」
妹に馬鹿にされた。もうライフポイント0だわ…。コーヒーゼリーで回復しなきゃ。
「あ!お兄ちゃんコーヒーゼリー買ったの⁉︎きがきくー!」
ばっかやろー‼︎俺のだよ‼︎
「もーらい。」
「うおーい!俺のだ!」
俺は勢いよく飛びついた。
「うお⁈」
体勢を崩した。
…手に何か柔らかいものの感触がした。
「お、お兄ちゃん…」
うわー、プルプル震えてる。激おこだな。
「妹の胸触る変態な兄がいるかー!」
半泣きでさけんだ。
「いやー、悪い悪い。でも成長したな。嬉しいぞお兄ちゃん!」
「ば、馬鹿ー!」
ペシ!大きい音が響いた。
「いってえー!」
「お詫びとしてこのコーヒーゼリーもらうから。」
「はあー、しょうがないな。」
せっかくの俺の楽しみを…まあ一個あるからいいか。それにしても良い感触だったな…もう一回触りたいぐらいだ。だめだ。次は通報される!
コーヒーゼリー食べよ。高級な方が残ったな。
ふむ。このなめらかな食感にコーヒーのコク、そしてミルクとマッチしている。う、うまい‼︎
一人で感動していた。…さみしい。
今回の話はどうでしたか⁇主人公が食べたのはコーヒーゼリー。美味しいですよねコーヒーゼリー(笑)食べたい。




