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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会に入ったぼっち
20/72

生徒会復帰編.10

生徒会に主人公は入るのか⁉︎主人公が出した答えとは…⁉︎

 デデン!ついにこの日がやってまいりましたよー。僕の命日です。…心の。


 俺は学校に行く途中に自分に問いかけた。生徒会に入る気はあるのか?と。でも答えは返って来ない。自分に聞いてるからな。


  帰りに生徒会室によればいいか。まあ、じっくり考えるか。


 じっくり考えているからか、授業も耳に入らず、時間が過ぎるのを早く感じた。


「っべ!もう授業終わったよ。」


 もういやだー!帰りたい!ウギャャーー‼︎‼︎‼︎ 今の感情はアレだな、注射打つ前の小学生の頃のかんじだな。めっちゃ怖いよな。注射って。


 心の決心をつけるか。…よし、決めた。


行くか…。


…ガラガラ


 生徒会室には全員いた。俺以外。


「やあ、坂墓君。決まったかな。答えが。」


「ああ、正直迷った。めちゃくちゃな。」


 ああ、もう布団を転がるぐらい迷った。


「だが決めたよ。」


「お、教えてくれ。」


 最初から分かっていたことだ。こんなことなど、しっかり考えれば良かったのだ。


「俺は生徒会には入らない…。」


「…そうか。君が決めたことなら文句は言わない。」


「ありがとうな、俺なんか誘ってくれて。」


 本当に感謝だ俺にこれから起こるはずのない体験をさせてもらえたんだ。感謝以外の言葉が出ない。


「俺を気づかってくれたんだろ?いつもクラスでぼっちの俺に。でもな、俺はぼっちになりたくてなってるんだ。だからいらん気づかいは不要だ…」


「違う‼︎」


 大きな声が出された。


「私はお前がクラスでどうだからとか言うくだらない理由で誘ったりしてない‼︎」


「言い訳はいいんだ。ぼっちはあまりいい見方はされないだろう。だけど、慣れれば過ごしやすいものだ。」


「違う‼︎私が君を誘った理由は……君が必要だからだ‼︎」


「な⁈」


 予想外だった。まさかこんな事を言われるなんて。俺は必要とされたことが一度も無い。ぼっちだから。


 だからこそその言葉に胸に響いた。


「そうよ、あなたがぼっちなことなんかどうでもいいの。生徒会に必要だから誘っているのよ。」


 ち、チビんて⁉︎…そろそろお前の名前覚えないといけないな…


「ああ、私たちに君は必要だ!」


 ふ、副会長⁉︎…やべこの人も名前わすれた…


「くっ、お、俺は怖いんだ。今の生活を壊すのが。」


「壊れたらそこまでのものなんだろう。だったら壊すと思わず変えると思えばいい!」


 … そうかもしれない。けど俺はヘタレだ。でもヘタレでも生徒会ぐらい入れるはずだ。


 ビビるのなんて俺らしく無いな…


「最初入らないって言ったのに言い負かされたな俺…。決めた。俺生徒会に入るよ。」


「そうか。ありがとう!」


 壊すのではない、変えるのか…。変えるのか. …どうやってかは今後考えるか、めんどくさいし。


「じゃあさっそく仕事だ!」


「な、なに⁉︎仕事だと?しかもこんなに大量に⁉︎」


「た、溜めてたんだ。てへへ。」


 もし、仕事溜まってたから誘ったのなら…こいつらあざといな!


「しょうがない。やるか。」


「あったりまえよ!坂墓!」


「お前はやってなかっただろ仕事!」


 チビんて急に強気だな。いつもか。


「早く終わらせて、早く帰るぞ!アニメ見たいから。」


「おいおい、BLもほどほどにな…。」


「腐腐、聞こえないなぁ。」


 ああ、スイッチ入っちゃた。


 今日から少し変わった俺の生活が始まるのか。まあ、それもそれでありかもしれないな。


「坂墓早くやりなさい!」


 呼び捨てかよチビんて!前言撤回だ!変わらせないぞ!おれのぼっちライフ!


えーと、今回でこの章は終わって次の章に入ります。今回の話はすごく山場でしたね。次回も頑張って書いて行きたいと思います!

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