生徒会復帰編.4
生徒会メンバーがショッピングモールに集まった⁉︎さあ主人公のはどう対応する⁉︎
はあー、生徒会メンバー全員揃っちまったやん。気まずいな、マジで。
「会長！私たちと遊びませんか？」
おいおい、帰るって言ったよね？しかも私たちって俺も含まれてないよね？信じてるよ！
「うん、今は私も暇だしいいぞ！」
えー、帰りたい！やだやだやだ！帰るー！
「じゃあもう昼だしフードコートでご飯を食べましょう。」
「いいわね。」
スタスタ
「あれ？坂墓君早く！」
え？俺もかよ⁉︎やっぱり俺もだったのか。それよりさっきの太鼓の達人のことだれかツッコミしろよ！
誰もツッコミしねぇー。じゃあねえ、俺がするよ。
「おいお前、さっきの太鼓の達人なんだ？」
「坂墓君、君は聞いてはいけないことを聞いているんだぞ！」
「え？」
「ん？さっき私なんかやってたか？んー？分かんないな？私があんなオタクだというのか？」
うわーめっちゃ怖い！オタクだと思われたくないのね、分かったよ！すいません。
「いや、なんでもないです、すいません！」
「ああ、分かったらいいんだ。」
怖い！だから誰もツッコミしなかったんだな。最初から教えろよ！
「着いたな、何を皆食べる？」
「あー、俺はスガキヤラーメン食べるわ。」
「はあー？スガキヤラーメン？」
おい！スガキヤラーメンバカにすんなよ！麺大盛りにして食べるのが俺流なんだよ！
そして、あの美味しさであのコストパフォーマンス、フードコートの王様だろ！
それをバカにしやがって許さんぞ！チビんて！
「悪いか？好きなんだよ。」
我慢我慢。
「あっそー、私は高級ズワイガニのパルメザンチーズパスタにするわ。」
はいー？フードコートにそんな高級なものが…あったよ、びっくりだわ、しかも3000円とか金持ちだな。
「私はステーキかな。」
「私はカツ丼が食べたいな。」
それぞれ買って席に座った。
「いただきまーす。」
うん、さすがスガキヤラーメン、うまい！
「んー、このパスタ微妙だわ、パスタの茹で加減がダメね。」
うぜー！3000円払って文句言うのかよ、お嬢様か？チビんてさんよ！
「おい、ステーキでかいな。」
「ああ、ステーキはたくさん食べられる、別腹だな。」
おいおい副会長さんそれはスイーツに言う言葉ですよ…会長さんは、普通だな。素晴らしい！
「全員食べ終わったな。どこに行こうか？」
「そうね、私は服がみたいわ。」
おーい！それはダメだループに入ってしまう。
一度入ったらなかなか抜けられないループに、服を、見たら次の店を見て「あー、安い！なんて言って延々に続くんた。そういうのは女子と行ってくれ。
「あー、俺は本が見たい。」
頼む本屋いこうぜ！ループは嫌だ！
「うん、私も本屋に行きたいな。」
会長ー！さっすがー！ごめ、昔会ったとか前言ってたけど名前忘れたわ(笑
「しょうがないわね、今日は本屋に付き合うわ。」
次は無いぞ！絶対！
あ！「妹が可愛すぎる」の最新刊だ！ラッキー！
「さ、坂墓君はこういうのが好きなのか…」
「か、会長⁈」
「会長はやめてくれ。瑠美だ！」
あーそうそう、瑠美だ瑠美。忘れてたゴメーンてへぺろ。
「そうだな、瑠美なんだ？」
「坂墓君は妹がす、好きなのか？」
「い、いやそういう話が好きなだけだぞ。」
うん、そうだ。そうに違いないはず！
「そうか、私はこれを買おうと思う。」
は？哲学のすすめ？難しい本だな。
「そうか、読めるのか？」
「ああ、今勉強してるんだ。」
「へー、頑張れよ。」
「ああ。」
俺は頑張れと言う言葉が嫌いだ。なぜかというと、それはどこか他人行儀だかだ。自分に関係あったら頑張ろうと言う、関係無いからこそ頑張れと言えるのだ。
頑張れには期待も込められている時もある、その頑張れはいいのだ。だが、嫉妬の含まれた頑張れは言われない方がましだ、相手の才能に嫉妬して頑張れしか言えない…。
だから俺は頑張れが嫌いだ。
はい、今回は少し長めです。主人公のラブコメ展開には驚かされますね。さて、僕の今の願いは台風で学校がなくなることです(笑
