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ぼっちな俺とラブコメは関係無い  作者: 窓野水斗
生徒会に入ったぼっち
10/72

ぼっちと学校祭は関係無い2-4

ぼっちの事件簿解決!w推理ははっきり言って簡単でしたねw

 ふっ、俺はぼぼっちな名探偵の坂墓だ!俺のサイフを盗んだどっかのアホを見つけ出してやる。


 だがまあ、俺は犯人分かったんだけどねw


「はーい、犯人が分かりましたー。」


「なに⁉︎坂墓君犯人が分かったのか⁉︎」


 いや、さっき言ったよね。


「ええ、まずあなた方の中に犯人がいるのは確定です。」


「ふむ、そうだな。」


 生徒会長さん、ぼっちの推理聞いてくれてありがとう、感激。


「そしておかしい所がある。そこは誰も犯人の犯行を見ていないこと。一人だけの犯行だったら団体で行動する必要が無い。逆にバレる可能性が高い。しかし!もし団体が犯人だったら逆に犯行が行いやすいはずなんだ。一人が盗み、周りがその犯行を見られないように隠す!それにより犯行が容易くなる。」


「なるほど、団体での犯行か。」


「ああ、そして心理的にも理由がある。一人での犯行だったら、罪悪感がすごいあるはず。しかし団体だと罪悪感も無くなり自信がでる、やっても皆とやってるから大丈夫だと。」


 そして将来こう考えるのだ、青春でバカやったなと、全てが青春の一言で終わるのだ…そんなの俺が許さない。


 絶対に、青春を過ごさなかった人として。


「そのバック、なんか大事そうに持ってるな!見せてみろよ。」


「おい!やめろ!」


 盗まれたサイフが落ちた。それから調べたら全員のサイフが出てきた。


「証拠が出たな。そもそも楽器を持っていたのは犯行を隠しやすいからだろ!」


「ちっ、ばれたか俺らがやったんだよ。」


 はー、反省しないな。本当にこういう奴らは大嫌いだ、自分の間違いに気づかないクソ野郎が、どっかの俺を見ているみたいで…


「お前が居なければばれなかったのによ!」


「へっ、それは悪かったな!俺は誰からも必要とされないからな、俺は居ればよかったなんて言われたことねえよ!」


 はあ、皆居て欲しいのは友達と恋人とイケメンと美人だけだよ…


「会長!厳しい処分を期待してるよ。」


 本当、殴りかかる所だったぜ。ちっ。


「ああ、解決してくれて感謝する。」


 せっかくの文化祭が最悪の気分だ。


 まあ、もともと最悪の気分なんだけどな。さらに悪くなった。帰ろ…


 俺は帰りながら考えた、自分に足りないものをどう補うか…けど答えは一つしか思いつかなかった。


 生徒会に戻るとしか…いや、まだあるはずだ、方法などいくらでも。例えば引きこもるとか?いや、ただのヒッキーになり下がっただけだな、ぼっちから。


 家に着いてすぐ俺はベッドに横になった。


「はあ、疲れた。」


 つい、サイフを盗られて感情的になってしまったな、いや誰でもサイフ盗まれたら怒るか…。


 ふう、今日はステーキ食べるか…


「ただいまーお兄ちゃん!今日の夜ご飯ステーキだよー!」


 感激!できる妹を持って嬉しいぞ!さすが兄弟!疲れたらやっぱステーキだよね!


「さすがだ妹!よく俺が食べたいと分かったな!兄弟だからか?」


「はあ⁉︎お兄ちゃんTwitterでステーキ食べたいとかつぶやいてたじゃん!」


「そ、そうだったな」


 妹が俺のTwitter見てたのか…恥ずかしい!誰も見てないと思ってメッチャ愚痴つぶやいてたよー。


「はあー、うまかった。ごちそうさま。」


「お兄ちゃんもう寝るの⁉︎」


「ああ、今日は疲れた。」


「へー、歩いただけで疲れたんだ、さすが引きこもり!」


「ひど!ちょと事件があったんだよ。」


 妹よ、ビビったぞ。まだお兄ちゃんは引きこもりじゃないぞ!まだぼっちだ。


「ふーん、じゃおやすみ」


「ああ、おやすみ。」


 よし!ベッドに直行!おやすみーー!

明日は休みだーヒャッホー!


 まあ、家でゴロゴロするだけなんだけどな。

はい、ぼっちは休日にゴロゴロ…まさにどっかの作家病のやつみたいですねw次回主人公の気持ちの変化に注目!

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