ぼっちと学校祭は関係無い2-4
ぼっちの事件簿解決!w推理ははっきり言って簡単でしたねw
ふっ、俺はぼぼっちな名探偵の坂墓だ!俺のサイフを盗んだどっかのアホを見つけ出してやる。
だがまあ、俺は犯人分かったんだけどねw
「はーい、犯人が分かりましたー。」
「なに⁉︎坂墓君犯人が分かったのか⁉︎」
いや、さっき言ったよね。
「ええ、まずあなた方の中に犯人がいるのは確定です。」
「ふむ、そうだな。」
生徒会長さん、ぼっちの推理聞いてくれてありがとう、感激。
「そしておかしい所がある。そこは誰も犯人の犯行を見ていないこと。一人だけの犯行だったら団体で行動する必要が無い。逆にバレる可能性が高い。しかし!もし団体が犯人だったら逆に犯行が行いやすいはずなんだ。一人が盗み、周りがその犯行を見られないように隠す!それにより犯行が容易くなる。」
「なるほど、団体での犯行か。」
「ああ、そして心理的にも理由がある。一人での犯行だったら、罪悪感がすごいあるはず。しかし団体だと罪悪感も無くなり自信がでる、やっても皆とやってるから大丈夫だと。」
そして将来こう考えるのだ、青春でバカやったなと、全てが青春の一言で終わるのだ…そんなの俺が許さない。
絶対に、青春を過ごさなかった人として。
「そのバック、なんか大事そうに持ってるな!見せてみろよ。」
「おい!やめろ!」
盗まれたサイフが落ちた。それから調べたら全員のサイフが出てきた。
「証拠が出たな。そもそも楽器を持っていたのは犯行を隠しやすいからだろ!」
「ちっ、ばれたか俺らがやったんだよ。」
はー、反省しないな。本当にこういう奴らは大嫌いだ、自分の間違いに気づかないクソ野郎が、どっかの俺を見ているみたいで…
「お前が居なければばれなかったのによ!」
「へっ、それは悪かったな!俺は誰からも必要とされないからな、俺は居ればよかったなんて言われたことねえよ!」
はあ、皆居て欲しいのは友達と恋人とイケメンと美人だけだよ…
「会長!厳しい処分を期待してるよ。」
本当、殴りかかる所だったぜ。ちっ。
「ああ、解決してくれて感謝する。」
せっかくの文化祭が最悪の気分だ。
まあ、もともと最悪の気分なんだけどな。さらに悪くなった。帰ろ…
俺は帰りながら考えた、自分に足りないものをどう補うか…けど答えは一つしか思いつかなかった。
生徒会に戻るとしか…いや、まだあるはずだ、方法などいくらでも。例えば引きこもるとか?いや、ただのヒッキーになり下がっただけだな、ぼっちから。
家に着いてすぐ俺はベッドに横になった。
「はあ、疲れた。」
つい、サイフを盗られて感情的になってしまったな、いや誰でもサイフ盗まれたら怒るか…。
ふう、今日はステーキ食べるか…
「ただいまーお兄ちゃん!今日の夜ご飯ステーキだよー!」
感激!できる妹を持って嬉しいぞ!さすが兄弟!疲れたらやっぱステーキだよね!
「さすがだ妹!よく俺が食べたいと分かったな!兄弟だからか?」
「はあ⁉︎お兄ちゃんTwitterでステーキ食べたいとかつぶやいてたじゃん!」
「そ、そうだったな」
妹が俺のTwitter見てたのか…恥ずかしい!誰も見てないと思ってメッチャ愚痴つぶやいてたよー。
「はあー、うまかった。ごちそうさま。」
「お兄ちゃんもう寝るの⁉︎」
「ああ、今日は疲れた。」
「へー、歩いただけで疲れたんだ、さすが引きこもり!」
「ひど!ちょと事件があったんだよ。」
妹よ、ビビったぞ。まだお兄ちゃんは引きこもりじゃないぞ!まだぼっちだ。
「ふーん、じゃおやすみ」
「ああ、おやすみ。」
よし!ベッドに直行!おやすみーー!
明日は休みだーヒャッホー!
まあ、家でゴロゴロするだけなんだけどな。
はい、ぼっちは休日にゴロゴロ…まさにどっかの作家病のやつみたいですねw次回主人公の気持ちの変化に注目!




