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カボチャサラダ
いただきます。
芋栗南京は女の食べ物という言葉がある。
しかし、女でも芋栗南京が苦手な者はいるのだ。
甘く粉っぽく、そして一緒に食べる他の食材の全てを己の風味で塗りつぶすその個性の強さはひどく強烈で、だからこそ苦手な人間にとっては鬼門の食べ物であると言える。
そんな自分でも、ごく稀にこれだけは食べたくなる味がある。
それが塩っぱい系カボチャサラダである。
蒸したカボチャを塊の無いようにしっかりと潰し、マヨネーズ、レモン汁、塩コショウで味付けする。
細かく切った後にフライパンでカリカリに焼いたベーコン、ベーコンを焼いたあとの脂で炒めたキノコ、さらに薄切りにして塩揉みしたきゅうりと玉ねぎも加えてよく混ぜるのだ。
器に盛り付けたあとに粉チーズと粗挽きの黒胡椒をたっぷりと振れば完成である。
これがうまい。
どっしりとした味の重さに加えて塩気と辛味が効いているぶん、酒がグイグイと飲めてしまう。
たぶんクラッカーとかにのっけてもうまい。
うまいと思うのだが、つくる端から食べつくしてしまうせいで試せていない。
おそらくトマトをニンニクとオリーブオイルでマリネしたやつとも合いそう。
でも試せていない。 うますぎる。
カボチャ嫌いなのにこれだけは食べるのが止まらない。
不思議である。
ごちそうさまでした。




