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【白銀の黒帝:6】全帝とその相棒  作者: 八木恵
2章:王都編
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国王との謁見

帝任命の謁見の日。

総帝ローブにフードを深く被り顔が露呈されないように歩くジョンに連れられて初めて王宮に来ているヴィンスとカイル。

ヴィンスの着ているローブは、濃紺に金色の刺繍がはいっており、裏地は金色である。

そして、カイルの着ているローブは、淡い紺のローブ裏地は水色である。 正直、カイル的には、ヴィンスのローブは派手で、自分のが落ち着いておりましだと思っているが、ヴィンスは派手好きなため自身のローブをかなり気に入っていた。 カイル的にはイタイのだが、仕返しされるため突っ込まず黙っている。


謁見の間にはいると、3人は王の前で片膝をついて跪いて頭を深く下げる。

謁見の間には、5大貴族の当主、魔道国家の王、3大公や他上流貴族と騎士団、竜騎士団と魔王師団の団長・副団長など数多くの来賓が集まっていた。 


王が「楽にせい」という言葉で、3人とも頭を上げる。

それに国王が満足し、「これより、新たに2名のものを帝の職に任命する。 まずは水帝、前へ」というと、カイルが「御意」といい、一度立ち上がり王の玉座の前でまた片膝をついて跪いくのだった。


王が「先の功績と過去の実績を認め、帝の地位を渡す。 この者の地位は、水帝とする」と宣言すると、カイルは「ははぁ。 ありがたき幸せ!」と頭を下げる。 王が、「今後とも王国のために尽力するように」というと、カイルが「御意」という。


そして、同じようにヴィンスも呼ばれ、王が「先の功績と過去の実績を認め、帝の地位を渡す。 この者の地位は、全帝とする」と宣言すると、ヴィンスは「ありがたき幸せ」と頭を下げる。 

王が、「今後とも王国のために尽力するように」というと、ヴィンスが「御意」という。 

すると王が満足したのか「全帝の地位は、久方ぶりの地位じゃ。 そのため、全帝には1代限りじゃが、男爵の地位も授ける」と宣言し、ヴィンスも向上心があるため迷いもせず「ははっ。 ありがたき幸せ」といって貰い受けのだった。


その後は、来賓とのガーデンパーティとなり、あらたな帝の誕生と彼らとの繋がりをもちたい貴族たちとの挨拶である。 1週間におよぶマナーの特訓により、そつなく切り抜けるのヴィンスとカイル。 ヴィンスは、もとから対面的には社交的なので、貴族ともうまく打ち解けていたが、カイルは精神的にへきへきしていたのだった。


尚、ジョンはまさか王が貴族の爵位を渡すとは思っておらず、そしてヴィンスが受けてしまったため、内々的に動くのであった。 王より王都の居住など用意されたが、ヴィンスが成人するまでジョンが預かる事にし、派遣される執事等従者は断り、また男爵としての貴族の責務についても成人するまでは何もさせないとし裏で王と調整するのであった。。。 ジョンの心の中では、さっそく面倒毎をと愚痴るのであった。 


その後の初の帝会議は、顔合わせのため特に問題なく終わるのだった。。

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