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【白銀の黒帝:6】全帝とその相棒  作者: 八木恵
4章:全帝と水帝
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魔物の王VS本当のランクX 圧倒

ドミニクが、シュン達の戦いに目を輝かせている頃、シュン達が討伐開始したから1時間経過しており、その時点で2/3の魔物が討伐されていた。


戦況をみて、俺は、みんなに同時念話。

シュン:「コリー、麒麟、玄武、おめぇーらそのまんま魔物な。 全部じゃねーが、2割ほど魔力解放するから気をつけろよ。 特にコリー」

コリー:「了解です。 一番後方にさがります」

麒麟:「承知いたしました」

玄武:「御意」

シュン:「俺は、兵と魔物の王って奴相手にすんから、アーク、リン、大魔王は兵な。 元竜王は、魔物と飛翔系よろしく」

元竜王:「わかったのじゃ」

アーク:「ああ、リンも気をつけろ」

リン:「われ、わかった」

大魔王:「了解じゃ」


念話を終了した俺は、魔力を解放して、魔物の王って奴の所に転移して「俺を楽しませろよ!」とニタリ笑った。

「お主、化け物かぁ!」

と叫び喚いているのは、魔物の王って奴。 俺の魔力で怯えたようで震えている。

というか、異形な姿のお前にいわれたくないが。。と俺は独りごちりってるが、頑張って、楽しませてほしい。


一方、シュンが魔力が解放されたのと同時に砦にいた人間達は次々に気絶していく。 震えて、冷や汗をかかきながらも辛うじて意識があるのは、王、ジョン、ドミニク、ヴィンス、カイルだけでだった。

「こ、これが、これがあの方の本気か!」

「こ国王、いえ、彼が本気を出したら我々はもう気絶しております」と、汗を拭きながらもなんとか意識を保つドミニクだった。


「撤退だ!!」

そう、魔物の王が叫んでいる。 何言ってんだこいつ。

俺は血濡れの手のまま、タバコに火を付けて一服する。


「撤退なんてできねーよ。 もう、ドームは閉じたしな!」

「お主になんであのドームを閉じれる! あれは、我の世界の神がくれたもだぁー」

「俺、本業 魔術師 だからよ。 簡単だったぞ。 それにお前らが来る前に閉じてもいいけどよ、血あびねーとつまんねぇーから全員でるまでまってたわ。」


なんか、驚いて絶叫している、魔物の王って奴。 総取り予定が、次元閉じてたから、ちょっと時間かかっちまったんだよな。 まぁ、どうでもいいが。。 俺は、ニタリと笑って、タバコの火を消した。


「だからよ、楽しもうぜ」

そう言って、俺は、剣を魔物の王って奴に、横振りして首を狙った。


「くそ、この化け物が!! があああ」

と断末魔をあげて、魔物の王の首が飛んだ。

魔物の王の死亡により、逃げ惑う兵たちは、リン、アーク、大魔王、そして途中から参加した俺により呆気なく殲滅される。


他の魔物達の討伐も終わり、残されたのは魔物や兵、魔物の王の死骸が山のように積み重なっている。


「後始末の事考えると、まとめておくのが楽だよなー」

俺や山を眺めながらいい、みんなにエールを配る。 そして、血塗れのままエールをのみ始める6人。


「それなりに、楽しめたけどよ、やっぱ弱かったなー」

「うん、魔界と神獣竜界のやつらのほうが強い」

少し物足りなそうに言う、リンだった。


「シュン、神獣竜界の魔物は、ユグドラシルのマナで活性しちまてるからだ」

「魔界は瘴気で活性かしとるしな」と苦笑いでいう、アークと大魔王だ。

「そうだったのか。 んじゃ、深層のやつらがつまらなくなったら、またユグドラシルに神力ながせばいいのか?」

「そういう事じゃ」と、人化して美味しそうにエールを飲んでいる元竜王がいう。


「血ぃあびたし、帰るか」

もう異物の排除は終わった事だし、この世界に用はないからさっさと帰りたい俺。


「シュン、あっちの後始末どーすんだ」

といって、アークが苦笑しながら人間達のいる砦をさしている。 はぁー、そっちもあったな。。 スルーしようとしたけど。。 溜息が自然とでてしまった。


「リン、この量もやせんか?」

「うーん、ちょっと量おおいな」

「んじゃ、俺がやんわ」

といって合成で闇と炎での魔術で、死骸の山々を燃やし消滅させた。

それから、みんなに洗浄魔法をかけて綺麗にし、「おまえら飲んでろ!」と言って俺はダースのエールをおき、一度面倒だが人間達のいる砦へ転移した。


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