傍観者 後編
そんな、俺ら男4人のほのぼの時間を邪魔するやつ。
「はぁー。お前ってさ、ほんと、俺らがほのぼのしてると、来るよな」と言って、俺が別の方向を見ていうと、そこには白髪で金色の目をした神々しい容姿の青年がいる。
「いやいや、1,500年ぶりの登場じゃ。もう少し歓迎してくれてもよいじゃないか」としょげならも、俺たちのほうに近づいてくる。
「へー、あれから1,500年ぶりだったのか?」
歓迎はしないが、たまにはと思い俺は仕方なくそいつにエールを投げ渡しておいた。 なんか嬉しそうに受け取っているが、奴の事は無視だ、無視。
「シュンは、魔界を行き来きすると時間軸がずれるな。」というのは大魔王。
「ああ、もう何年生きてんのかも、数えてねーからな、俺は知らん」
そう言って、俺はタバコをふかす。 だってさ、色々行き来きしてると数えるのも面倒になる。 という事で2,000年ぐらい経過した所で、年齢を数えるのをやめた。
「ここの時間軸だと、シュンは6,000年近いんじゃないか、魔界軸だと2,000年だ」
大魔王のその言葉を聞いて、俺って、そんなに生きたのかぁーってなんて思ったが、おいおいそれって。。 俺は、飲んでいたエールを飲み干した。
「アーク! また、おれアークの幼少期見逃したって事か!!」
「ああ、この前お前が魔界に行ってる間だ。 シュン気付いてなかったのか?」と、アークはお腹をかかえて笑っている。
まじ、へこむ。 俺 楽しみにしてたのに、アークの幼少期をみたいのに。。
「またの楽しみだ」といって、俺の頭を優しく撫でてくれるアーク。 温かくて優しい手だ。
「次回の楽しみにする」といって、俺は気を取り直してタバコに火をつけ、エールをのむ事にした。
青年の事を無視し、また談笑を始める男4人。
「おいおい、儂を無視するんじゃない」と不貞腐れている 青年。
「よく言うわ。 どうせ、厄介事だろ。 聞きたくもねーから、無視してんじゃねーか」
しまった、ついいつい、返事してしまった。 が、こいつ無視してもめげずに、ずっと居座るか、聞かないと、勝手に俺を巻き込む。
「まぁ、そうなんじゃが、ほれ、お主、人界も傍観者としての役目があるのに、しておらんから、最近の状況を伝えにきたんじゃ」
「時空の歪みがねぇーし、いいかなって思ってな。 んで、なんか秩序でも乱れてんのか?」
「今の所はな。 儂の娘が、人間贔屓じゃから、介入しておって、今度は自分の部下の天使や聖獣、妖精を召喚させて契約させているぐらいじゃ。 おぬしが、竜以外は召喚させてないからな」
「ふーん、ならいいんじゃねー。 勝手にやってれば、なぁ?」
「「「ああ、こっちに関係ないしな(のじゃ)」」」
「娘の事だ、バカをしなきゃいいが、たまにはお主も傍観者として人間社会にいってくれ」と頬を掻きながら言っている。
「ふーん、めんどー、興味ねぇー。」
「今はそれでいい。 なんかあったら、依頼する」といって消える。
「なんか、嫌な予感すんけど」ボソと呟くと、アークが「ああ、お前、きっと巻き込まれるな」といい、大魔王と元竜王も「「だな」」と言っている。
シュンがどう巻き込まれるのか、巻き込まれないのかはこの時点では誰もしらない。