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【白銀の黒帝:6】全帝とその相棒  作者: 八木恵
0章:プロローグ
1/26

傍観者 前編

【白銀の黒帝】の6作目です。

物語の主人公は、シュンですが、ほとんど登場しない物語です。

ここは、神獣竜界の『深層の森』の中にある、1軒のログハウス。


2階の寝室には、全裸の男女がいる。 

男は、眉目秀麗以上の整った容姿、少し長めのショートで色は綺麗なサラサラの銀髪に瞳の色も綺麗な紫で、年齢は17歳か18歳前後。 女のほうは、可愛いが綺麗系の容姿端麗で、ストレートの長い濃紺の髪は肩から20CMまであり、瞳の色はルビーのように赤い。

そう、男はシュンで、女はリンである。


シュンがリンを抱き寄せ「リン、まだ壊してないか?」というと、リンは「まだ大丈夫」といって、お互い唇を重ね絡みあいベットの軋む音がする。 数時間後、音が静かになる。


寝室の外から、

「シュン、ここに戻って1か月だぞ! 飯作れ!」と大声が聞こえる。 

「アーク、わかったー」と言って、寝ているリンをどかし、私服に着替えて部屋から出るシュンだった。


◇◇◇

シュンは、エールを片手に、外で肉や魚、他野菜などを料理している。


「シュン、リンは?」

そう言って、俺にエールを渡したのは、短髪で燃えるような赤色、ワインレッドの瞳に目鼻が整っているが悪だくみを考えていそうなやんちゃな容姿で、中肉だが無駄なぜい肉は一切なく、しなやかな筋肉がついたややガッチリした体形で、身長は195CMの年齢は20代中頃の青年 アーク。 俺の育ての親だ。


「ヤリすぎた。寝てる」

「おまえは、魔界から帰ってくるといつもだな」と俺の頭を軽くコツンとたたき、俺はニヤリと笑みになった。

「まーな。 あそこの瘴気あびんと、どうしてもな。」といいながら、俺はエールを飲み料理を続けている。


「アーク、出来たぞ」

といって、俺たちは食べ始めると、「お、今日はいつもと違うな」と声がする。


そう言って俺たちの前に現れたのは、濃紺の髪に頭上には15CMほどの2本の角が生えており、瞳の色は金色で切れ長の目、陽褐色で肌、体形は痩躯だががっちりとした細マッチョで身長210CMとなんとも色気のある男 大魔王だ。 


「ほんとうじゃ」

そういって姿を現したのは、黒髪のダンディーな身長210CMの長身痩躯でいかにも執事っぽい紳士 元竜王だった。 ここに来る時は、いつも人化している。


「また、いつものメンバーだな」そういって、彼らにエールとワインを渡した。

「だな、大魔王に元竜王。 いつもの隠居組がきた。」


そんな俺たち男4人は、談笑しながら、俺の料理をつまみに飲んでいる。

俺は、タバコに火をつけて一服し始めた。 料理とアーク産の酒を堪能している隠居組をみて、俺はある事に気付いた。


「大魔王も元竜王も、長生きすぎじゃねー。 魔王が『瘴気の森』管理するようなって、それが年できなくなって、俺が再度、任務請け負い始めて結構経つんだと思うだけどよ。」

「ああ、ここの時間軸でいうと、900年ぐらい前だ。 魔界軸だと300年前だ。」

「ふーん、もうそのぐらい経過してのか。。。魔界の任務を請け負って。。 っていうか、なんでお前ら生きてんだ!」というと、大魔王と元竜王が爆笑し始めた。


いくら、魔王種や竜が長生きだっていっても、長生きすぎるだろ。この隠居組の年齢なんて興味ないから知らないが、俺が生まれる前から軽く数千年は生きているこいつらが、まだ生きているのがおかしい。


「ははは、知っとると思ったんじゃが、あいつのせいで、儂と大魔王と邪竜は、不老にされたんじゃ」


「。。。うん? 不老って? はあああああ、なんでだ?」

「俺も驚いた。 あれだ、きっとシュンの抑えのためじぇねーの」

「「その通りだ(じゃ)」」と声を揃ていう大魔王と元竜王。

「邪竜は、抑えというより、あいつぐらいじゃ。 安定した邪竜はな。 だからじゃ」と補足する元竜王だった。 

「そういう事か、ってー事は、お前らはこれからも暇になるとここに来るってことか?」

「「その通りだ(じゃ)」」と、笑いながら酒をのんでいる大魔王と元竜王。


俺の疑問は、あっという間に解決してしまった。。 あいつめ、余計な事しかしないが、まぁ、こいつらいい奴らだからいいか。

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