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プロローグ2

「突然で悪いんだけど、転生してみない?」

あの後、我に帰った俺は困惑しているメ・ガミに話しかけると面白い事を言われた。

「転生っていうと、よくラノベとかで見る、あの転生の事ですよね?でも、あれって神様のミスとかで死んじゃったりとか、普通じゃありえない理由で死んだ人がするやつですよね?本当にあったんだ」

「よくある事ではないけど、時々あったりするよ〜。でも、君はそれとは違う事情でここに来てるんだよ。でも、事情を話すのは転生するか、しないかを選んでからね。たとえ、死んだ後であっても、あんまり神界の事とか教えるのは拙いんだよね〜。どうする?あっ、ちなみに転生する時は記憶を残したままに出来るし、容姿もある程度なら要望どおりに出来るよ。」

なんだと!つまり、俺の憧れの異世界転生が出来るという事か!!エルフに獣耳っ娘とのハーレムとかやっぱり夢だよな〜。それなら、答えはもうきまっている。

「転生したいです!!」

「本当!良かったよ〜 断られたらどうしようと思ってたから〜 そうそう言い忘れてたけど、転生先は地球だからね。」

えっ!異世界じゃないのーー!!俺の期待返してくれよ〜orz

「ちょ、ちょっと!どうしたの急に。えっ、異世界に行くと思ってた、あーごめんね!説明不足だったね。でも、さっき君が言ったみたいにラノベとかにある異世界召喚される事もあったりするから、君に優先的に起こりやすく出来るよ。ただ、召喚されても君が死ぬまでには地球に帰ってきてもらうよ。」

「そんな事出来るんですか!なら大丈夫です。今すぐにでも転生していいくらいです。」

「まあまあ、少し落ち着いて。遅くなったけど、君をここに呼んだ理由を説明するから。まず、この地球のシステムからね。私といっても、他にもいるんだけどね、神様達は地球を滅びさせないようにしなければいけないんだ。地球の寿命で無くなるなら良いんだけど、例えば人間の戦争で生物が生きれない環境になったりしたらダメなんだ。で、地球が滅びる可能性として、1番高かったのが人間だったんだ。だから、私達は人間を調整する事によって、地球を保っているんだ。調整といっても、人間の行動をコントロールするんじゃなくて、人間を構成する時に絶対に欠点を作るだけだよ。身体能力が高いなら勉強が少し苦手、みたいな感じで。でも、その調整をするためにはデータが必要なんだ。」

「データ?それってステータスみたいな感じで力とかを数値化するんですか?」

「そうそう!よく分かったね。それを把握して、人間本体のバランスをとってるんだ。でも魂自体を変える事は出来ないから、ステータスの総合はバラツキが出るけどね。データが必要な理由は分かった?」

「はい。でも何で俺がここに呼ばれたのかまでは」

「そうだよね。君が呼ばれた理由を簡単に言うと、異能を持ってるからなんだよ。」

「異能って超能力みたいな感じの?」

「だいたいあってるよ。透視ができたり、何もせずにコップを浮かしたりできるやつだね。」

「それなら、尚更わかんないですよ。だって俺は異能を持ってないんですから。」

「いや、持ってるよ。君が気づかなかっただけで、今もあるよ?まあ、そう言われてもわかんないだろうから、何で君が異能を持っているのかを説明しよう。まず、100年くらい前に突然変異で1人の少年に異能が現れたんだ。私達も予想外の事で焦ったんだけど、幸いにも異能を持った少年は良い子でね、悪用を全くしなかったんだ。でも、またいつ異能を持った人間が現れるか分からないから、データを取るために私達の方から異能を産まれる前の人間に与えておいたんだ。その中に君が含まれていたんだよ。君以外の異能を持った人達は自分の力に気付いて、データも取れたんだけど、君の分のデータは取れなかったんだ。ここまで言えばわかるよね?何で呼ばれたのか?」

「はい。俺の異能のデータを取るためですよね。でも他の人に与えれば良いんじゃ?」

「また、気付かないっていう可能性があるからね、それに最初から異能に気付いて人生を送る人のデータはあんまり、取れるものじゃないからね。これが、君をここに呼んだ理由だよ。」

「そうだったんですね。それで、俺の異能の能力は?」

「それは、転生してからのお楽しみだよ。転生する前に、君の容姿とか決めておこう。ドンドン言って良いよ〜」

「そうだなー、容姿はあいにくそこまで悪くないと思うからそのままで。転生する場所は絶対に日本の中でお願いします。後は幼馴染がいてくれたら良いかも、あっ、それと妹もいたら嬉しい。まあ、このくらいかな〜」

「えっ、そのくらいでいいの?もっと、金持ちの家に生まれたいとか、主人公補正が欲しいとか、ハーレム作りたいとかないの?」

「主人公補正ってもらえるんですか?」

「まあ、絶対に死なないとかは出来ないけど、トラブルに巻き込まれやすいとか、ちょっとモテやすいとかなら」

「なら良いです。異世界召喚の時は優先的にしてくれるんですよね?」

「うん。異世界から干渉されたら、君の所にいくようにするよ〜」

「十分です。後は転生されるだけですか?」

「そうだよ〜じゃあ、準備は良いかな?そうそう、異能さえ使ってくれれば自由に生きて良いから、データの事とかは気にしないでいいよ〜、よし!準備オーケー!それでは、善き人生を〜」

そうして、天見天馬の2回目の人生は始まったのである。

やっと、本編!ここからは、長くなると思います。でも、その分更新は遅くなると思うけど見守ってください。

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