プロローグ
「いい人生だったな~って、あれ?何で俺はしゃべれてんの?千代と一緒に死んだはずだから。死後の世界ってしゃべれるものなのか?それにここはどこだ!?」
そこにはただ、真っ白な空間が広がっていた。
確か、俺、天見天馬は妻の千代と最期を遂げたはず、といってもどちらも今日が命日になるだろう、と思っての事だったのでどちらかは生きている可能性もあったのだが…
「……..君 …馬君!天見天馬君!!」
!!!び、びっくりした。いつの間に後ろにいたのだろうか、というより、目の前にいる金髪美女は誰だろうか?
「驚かせちゃった?ごめんごめん。地球の神をやっている、メ・ガミとだよー。天馬君、君にはある事情により、ここ神界にきてもらいました!では、早速本題に
「チョッッッッット待ってください!!色々聞きたい事があるんですが、まず……俺は生きてるんですか?死んでるんですか?それと妻の千代は生きてますか?死んでますか?」
「まず、天馬君、君は亡くなっています。その証拠に、口調は若かったころに戻っているでしょ。そして、千代さんも亡くなっています。ショックかな?」
「…….」
少し整理しよう。ここは神界という場所。多分すごい場所なんだろう。やっぱり俺は死んでいて、千代も死んでいるという事。ちょっと安心した。墓まで一緒という約束は果たせたようだ。千代がこの場にいない事から、メ・ガミの言った事情には関係していないのだろう。そして今まで気づかなかったけど、確かに口調が若くなってる。<俺>とか言うのは30年ぶりくらいな気がするな~そういえば口調が若くなったせいか、記憶がよみがえってくるな。ああ、娘たちは元気にしてるかな、孫を甘やかしすぎてないといいけどな。娘たちは少し抜けてるからな~……」
少しの間だが天馬は自分の世界に入っていった。
「あの~大丈夫?」
その間、メ・ガミは自分の世界に入った天馬に戸惑っていたのである。
初投稿で駄文ですが、見てくれた方ありがとうございます!
段々と長くしていきますので亀更新ですがどうかよろしく!