内緒
私立花ヶ崎学園。
葵「あれ…竜哉くん」
前から歩いてくる時期生徒会長の二宮竜哉。
この学園は男子が3分の2を占める私立お金持ち学園である。女子は2学年で5人。全体で20人ほどであるが、とても強い権力を持っている5人である。
竜哉「葵。久しぶりですね。」
にこりと笑って会釈してくれるこの人は時期生徒会長という肩書きもあるが、女子の半数はこの人のことが好きなのだ。
葵「そうですね。本日は役員会ありましたか?」
竜哉「はい。人数が少ない中でこのようなことをしていただけるのが嬉しい限りですね」
葵「竜哉くんらしくないですね?何か悩み事でもありましたか?」
ううん…と俯いて少し考えた様子の竜哉。
竜哉「やっぱり、敬語はなれないなw」
葵「言うと思ったwたっちゃんはたっちゃんだよね。」
と2人はさっきの敬語だらけのふたりから一気に普通の高校生に戻ったようだった。
未来「あ!葵ー…さん…」
と遠くから走ってくる女子生徒。
未来「葵さん。。今日は役員会はありますか?」
葵「もういいよw私たちもやっぱり堅苦しくてね」
竜哉「だよな。やっぱり4人でいる時は普通でいいんじゃないか?」
葵と未来は納得したように、うん、と頷いた。
竜哉「ってことで、優雅も出てきてさ、話そうぜ?生徒会室にでも行ってさ」
優雅「バレてたんだね。まぁいいや行こう!!」
そう言って4人は生徒会室に向かった。
《城ヶ崎 葵》
・時期副生徒会長 ・成績全校2位 ・綺麗な顔立ちと人格の良さで全校の人気者 ・未来と仲が良い。
《二宮 竜哉》
・時期生徒会長 ・成績全校1位 ・綺麗な顔立ちと人格の良さで全校の人気者 ・優雅と仲が良い。
《喋野 未来》
・次期代議委員会長 ・成績全校3位 ・クールな顔立ち、人格の良さと成績の良さで人気者。葵と仲が良い。
《一宮 優雅》
・次期生活委員会長 ・成績全校5位 ・みんなを巻き込む明るさと成績の良さで人気者。 ・竜哉と仲が良い。
この学校は成績によって生徒会メンバーが決まります。