第六話 街へと続く道
お久しぶりです
待っていてくださった方はお久しぶりです。
久しぶりに投稿させていただきます。
出来れば読んでいって下さい。
そして、歩くこと約1時間ぐらい、街というか城壁が見えてきた。門とか見えるからこれがフェアが見つけた街だと思う。というか、熱源感知でサーチしててよく城壁の外からわかったな。
あと、ずっと歩いてる間ティアが頭の上に乗ってたから重みで少し首が辛いのだがまぁ、これもあるあるだとおもって諦めよう。抱いて歩くのもなんか変だしね。もっとかわいい女の子とかなら抱いて歩くのも許されるのかもしれないけど。
あ、この道中でちゃんとした身なりに変えておかないといけないな。この格好だと、完璧に異世界人で疑われる次元だ。
今まで言っていなかったが、今の格好はジーパンにTシャツ、パーカーといった出で立ちだ。これはこれで動きやすくはあるのだが、こちらの世界とは合致しないであろう。
でも、どんな格好であれば疑われないのかも判らない。創造で作れるにしても、ちゃんとしたイメージがなければ、アイテムとして使えるわけではないからしっかりと考えなければならないな…
結論、自分はスキルを創ることにした。門の前には人がいるだろっていう打算的な考えから遠くのモノを見るスキルを創ることにしたのだった。
できたスキルは《鷹の目》というものになった。名前も付けれたので中二臭くなってしまったような気もするが、このスキルは認識しにくい魔法の鷹を創りだしてそれと視野をリンクさせるといったものだ。しょっぱなに創るスキルではないかもしれないが、優秀なスキルになりそうだと思う。また、これによって、スキルや魔法で生物をかたどったものを創ることは創造のスキル違反になることはないという事も分かった。
そして、門の側の人達を見ることにした。創りだした鷹はかなりの距離を飛べるようで、街の中まで見ることができた。その中でも少しだけお金に余裕がありそうな人の服のデザインをコピーしてそれを着ることにした。勿論中の素材などは現代仕様ですごくサラサラである。
ひと通り終わらせてから、門の方へと歩いて行った。中に入るための方法を知らないんだが…
こういうのって門番の人とかに街に入るためにお金を払ったりしないといけないというのがテンプレなわけだが、ここはどうなんだろうか。行ってみて確認するのもありか…
門の近くまで行ってみたら…
「新しく街に入ってこられる人達ですか?失礼ですが、身分を証明できるようなものをお持ちですか?持っていらっしゃらなければこちらの方へどうぞ」と、別の入口を紹介された。
窓口の方へはいってみると、やさ面のイケメンがいた。
まぁ、やさ面のイケメンはただのイケメンの人だったとだけ、書き記しておく。俺にそういう趣味はないからね。結果としてお金はかからなかった。だが、仮届けというものを発行されている。これである程度のところまで入ることが可能となるが、この街のみでの届けであることから、ちゃんとギルドなどに登録しなければならないということも説明された。
「まぁ、街の中に入ってみれば西洋ファンタジーな街だなこりゃ。予想はしてたが…」
「ファンタジーですか?言っている意味がわかりませんが、美味しそうな匂いがいっぱいします」
「それにしても周りの視線が痛いな…俺なんかしたっけ?」
「それはティアを頭に載せたままだからではないでしょうか。ドラゴンは希少ですし」
「それもそうか、それはおいておいて、さっさとギルドに向かうか。登録しないと俺らの身分もあやふやになってしまうしな」
「それもそうですね。それにしてもギルドの場所はわかっているんですか?」
「それはさっきの門番に聞いておいた。ギルドの登録も無料らしい」
「そうですか、じゃあさっさと行きましょうか」
「そうだな」「ぴぃ!」