表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

第三話 初戦闘?

長いですが進みません

只今、フェアと森を歩いております。

でも、森の中は抜けたからね。一応道には出た。

といっても何もないんだけどね。ただ木がうっそうと茂ってるだけだから。

はっきりいって暇です。誰か暇つぶしの方法を教えてください


「なぁ、フェア。景色が単調すぎないか?つまらないんだが」

「森の中ですから仕方がありませんよ、あきらめるしかないですね」

「とはいえ暇だ。なんか面白いことでも起こらないかな?」

「そうですね、モンスターでも出てくると面白いかもしれませんが…」

「…ごめん、フラグたっちゃった気がするんだけど…」


そういった直後

「GOOOO-!」という声が、鳴り響いた。


そうですよね。フラグですよね。わかります。

わかりたくないんですけどね。フラグ立てたのが、自分なのがまた恨めしい。

しょうがないよね。うん、しょうがない。諦めよう、おれの冒険はここで終ってしまった!っていう感じだろ。これ。俗にいう死亡フラグってやつだよね。


そうやって声がする法

「何をおっしゃっておられるのですか?ご主人さま」

「いや、生きた心地しないでしょ。これ」

「ご主人さまは忘れているんですか?私がお守りするといったこと」

「いや、覚えてるよ。覚えてるけど無理でしょ、これ」

「いえ大丈夫です。どうしてかわかりませんが、今ならば全属性が使えるようですので」

「え、何で?確か火とかないと火属性の魔法が使えないのが精霊魔法でしょ?」

「は、はい。そうなのですが…。とにかく今は気にしないでおいてください」

「まぁ、そうだね。つかえて損はないし今はよろしく頼むよ」

「承知しました」

実際に目の前にいるのは熊の形状をしたモンスター、確認してみると名前はワイルドベア

討伐危険度はA,B,C,D,EとあるがD+らしい。あと、スキル持ちのようだ。

スキル名は《拳闘術》というらしい。聞いたことがないがたぶん殴るのであろう。

確かに腕の筋肉がすごそうだ。一応吸収しておくか。使うかはわからないが武術系のスキルがない今、あると便利であろう。

ちなみに技能吸収は発動のための呪文のようなものがない。確かに人前で【汝の力を譲り受ける!《技能吸収》】とか言ってたら捕まるよな。ユニークらしいからかなりヤバいし。


さてと、吸収させていただきます。心で念じればいいらしい。ワイルドベアから《技能吸収》っと。


うん、何も変わらない。自分のスキルが増えたらわからないもんかね。うーん。

まぁ、いいや。フェアが何とかしてくれるだろう。発想がダメ人間な気がするが…

そうこう言っているうちにワイルドベアさんが近づいてきたみたいだね。よろしくフェアさん!

「行きます!【インフェルノ】」

言ってるそばから熊が燃え出してるんですけど、かなり暴れてるんですけど、悶えてるように見えるんですけど。かわいそうじゃね、アレ…

そうして、木に引火してるんですけど。

「フェア、水魔法は使えるか?木が燃えるとヤバい。火事は避けたいんだが…」

「わかりました。申し訳ございません【ウォーターボール】」

その魔法はちゃんと木に当たって消火することができた。


「調子がよかったので、ある程度大きめの魔法を放ったのですが…」

「うん、間違いじゃないんだ。敵は殺さないとだしね。でもあそこまで強力だと毛皮とか焼けちゃってるからさ、多分だけど。森も焼けそうになったしね。あんなに強力なのはもういいかな」

「申し訳ございません…。ですがあんなに強力になったのは今までなかったんです。だからちょうど焼けるか焼けないかぐらいのところで止まるはずだったのですが…」

「なんだと。つまりイレギュラーな大きさで魔法が放てたというわけだな?」

「そういうことになります。多分なのですが、ご主人様は全属性の魔法を使うことが可能ではありませんか?」

「あぁ、言ってなかったか。俺は人間じゃない、半神だよ。さらに言っちゃうと、異世界から来た」

「半神ですか?聞いたことがない種族なのですが…それに異世界から来たってどういうことですか?」

俺はフェアに経緯を話した。

「それでさ、何で全属性フェアはあのとき使えたの?」

「それは、ご主人様の体から漏れ出している魔力を使ったからだと思います。ご主人様が全属性使えるのですべての属性の魔法が放てたということなんだと思います」

「そっか、それは良かった。実際俺の魔法放つときに使う魔力だっけ?それってどれぐらいかフェアはわかるの?スマホじゃ出なくってさ」

「なんとなくならわかりますが、半端ないぐらい大きいです。ただのファイヤーボールに魔力の半分をつぎ込めば、一国滅ぼせるぐらいには強いですね」

「うん、キチガイなぐらいに強いんだね。自重するよ。魔法を撃つのは調節できるようになってからだね」

「そうなってしまうのが現実ですね。申し訳ないです」

「いや、別にフェアは悪くないよ。おっ、スマホがなってる。メールかな?」

そうやってみてみると


新着メールがありますだってさ。

見てみますか

-------------------------------------

From:神

To:鷲頭 蒼汰様

件名:新アプリについて


新作のアプリを作りました。そちらに行く前に入れておきたかったのですが

間に合いませんでした。申し訳ないです。


アプリ名は『モンスター図鑑』です。

モンスターの情報が事細かに載っていますのでぜひわからないモンスターなどが出てきた際は

活用していただければと思います。また、倒しますとボーナスポイントが付く制度も、付け加えました。

このポイントで新たなスキルなどをとることも可能ですので、ぜひ使っていただければと思います。


P.S.

精霊は絶対に秘密を守りますし、嘘をつきません、安全な相棒なので仲良くしてあげてください。

ちなみに、一度つけた名前は変更できません。


-----------------------------------------------


ありがたいアプリだなモンスター図鑑、これでわからないモンスターも怖くないぞ。

あと、ポイント制になったんだな、これもありがたい。これで旅が楽に進みそうだ。




それで、俺達ってなにしにこっち来てたんだっけ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ