第一話 森の中にて
更新が遅くてごめんなさい
更に言っちゃうと、かなり短いです
5/22フェアの主人公の呼び方をマスターからご主人様に変更
再び俺が目をさましてみたら森の中であった。
まあテンプレだなテンプレ。
だがおかしいところがある。
何がって?
俺の右手にスマホがあるのだよ。
それも地球で使っていたやつだよ、まあいいや起動してみると、見たこと無いアプリがたくさんあるよ、やったね!…
うん、おかしいと思うんだよね。
異世界なんだよね。
違う世界なんだよね。
それなのにスマホって何?
絶対に間違ってるよ…
そんなことを突っ込んでいたら通話が来たよ。誰だろう。
ディスプレイには神だってさ。
もういいよ…
まあ、出ないとね。
「もしもし」
「もしもし、繋がってよかったです。神です」
「わかってますからいいですよ。それで何なんですかこのスマホ」
「さっきそっちの世界に送った時にまだポイントが残っていたじゃないですか、それを使った特典ですよ」
「あー、ありがとうございます。それで何ができるんですかこのスマホ」
「さし上げたスキルの使い方や、地図、相手の能力がわかるカメラや、モンスター召喚の鍵としてお使いいただけますよ」
「それはそれは、ありがとうございます」
「それでは失礼致しますね。何かあればどうぞ連絡してください。こちらからかけることもあるかもしれませんがそちらの世界での
使命などは特にありませんので楽しく生きてくださいね」
「はい、では失礼します」
そして神様との通話が切れた。
かなり魔改造されてるらしいな、このスマホ。
ま、さっさと自分のステータスでも見るかなと思い画面を見るとめちゃくちゃタップしたいアプリがあるんだけど
その名も
妖精召喚だってさ。
なんか燃えないか。だって妖精だよ。妖精。
夢があるじゃんか。
でもなんか危険なのとか出てきたら出てきたで怖いけど…ええい、ままよ!
そうして出てきたのは、薄い羽を広げた手乗りサイズの可愛らしい女の子だった。
「お呼びでしょうか、ご主人様」
うん、なんとなくだけど嬉しいね。
予想はしてたけど嬉しいね。
「うん、呼んだよ。早速だけど君の名前は?」
「決まっていません。なのでご主人様につけていただければと」
「何がいいかな。うーん…!フェア、フェアにしよう」
「ありがとうございますご主人様、これから私のことはフェアとお呼びください」
「オッケー、それで、フェアは街がどっちにあるとかわかるの?」
「それについてはわかりませんが、西の方に人の気配があります、そちらの方にいけば人と出会えるかもしれませんね」
「そう、じゃあ西に向かうかな」
そうして俺は、西へと向かった。