始まりのきっかけ
なかなか進みません。
すみません
自由気ままな一人暮らし。
気がつけば社会人生活も5年目になる。
まだまだ若いつもりでいたけれど。
気がつけば周りの友人達は結婚して、子供もいたり…
焦るつもりはないけれど。
やっぱり、実家に帰れば、親からはちくりと来る一言。
何がしたいのか。
何をしたいのか。
そんなことはさっぱりわからなくて。
「婚活パーティ?」
実家に帰ったタイミングで、父親から渡された一枚のチラシ。
前々から興味はあったけれど。
二の足を踏んでいたイベント。
そろそろ年齢的にも…って感じで。
もちろん一人で行くつもりなんてない。
「友達誘ってみるわ」
「…いまいち…」
婚活パーティでの結論はまさしくその一言に尽きた。
自分自身がやっぱりそこまで結婚に執着して焦ってないって言うことも一つの原因だろうケド。
中途半端な時間に結構食べたので、一緒に言った友人と駅近くの居酒屋へ流れ込んだ。
「確かにね。もうすぐ40になるんですよって言われてどう反応したらいいのよ」
偶然にも案内された席は個室とは言えないまでも、階段を上った中二階のようなスペース。
のんびりとできるスペースに、気心の知れた友達。
「たしかに…」
どちらかというと必死になっているのは男性で。
そして、そんな姿にときめきなんてものを感じられなくて。
結論として、自分が今求めているのは、結婚じゃなくて、恋愛、ときめき。
それは婚活パーティーで…って言うのは無理があった話だ。
「兄ちゃんに連絡してみよっかな」